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2009年3月 6日 (金)

第二日目吉野~脳天大神

蔵王堂の脇に脳天大神(のうてんおおかみ)という変わった名前の道案内がありました。名前に惹かれて、興味半分で行ってみたのですが、後で考えますと導かれたような気がしました。

亮潤さんの著作「人生生涯小僧のこころ」の中に、真夜中の11:25に起きて、階段を降り、滝に打たれ、身を清め、身繕いしてから千日回峰行の48km往復に出かけたというくだりがありましたので、どういうところかと探していてなかなか見つかりませんでした。ところが脳天神社に向かって長い階段を下るうちに、探している場所はここではないかという確信が湧いてきました。

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暫く歩きますと修験道の祖「役行者(えんのぎょうじゃ)」の像がありました。役行者は幼名「役小角」といい、小さい頃から修行の道に入り、修験道を開き、吉野山を修行の場とした開祖です。

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役行者の像の先に階段がありました。500段の階段で、まるで滝壺か地獄に落ちてゆくような感じでした。この階段は「参道階段」でした。亮潤さんはこの階段を千日回峰行に出かける前に下り、身を清めて再び上り、それから往復48kmの修行に出かけたのですから、ただただ驚きです。私たちはこの階段の上り下りだけで一仕事したという気がしました。

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階段を下ると脳天大神の本殿がありました。脳天大神は頭から上の守護神だということでしたので、ボケ防止でお守りを買いました。このお守りは澄んだ音が出る鈴のようなものでしたので、四国遍路のような山奥を歩く時の熊よけにちょうどいいようです。

http://tencoo.fc2web.com/jinja/xnoten.htm

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本殿の下に回り込みますと、暗い石室があり滝から清冽な水が引かれ、水音が響いていました。亮潤さんは、きっとここで身を清めたのだろうと思いました。後ほど蔵王堂に戻り、通りかかった若い修行僧に訪ねますとやはりここで身体を清めたとのことでした。真夜中に起き、真っ暗闇の中、ここで一人水を打たれている姿を想像しただけで・・・絶句。

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身を清めた後、亮潤さんは「参籠所」で山伏姿に着替えて、500段の階段を上がり、蔵王堂に祈願して修行の道に出かけたのでしょう。亮潤さんを地元の方が生き仏と言っている理由の一端がわかりました。しばし感慨に耽った後、私たちも500段の階段を上って戻りましたが、不思議なことに少しも疲れは感じませんでした。

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