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2009年12月29日 (火)

さらばモルディブ・ヴァドゥ追悼記8~帰国

思う存分ダイビングをし、のんびりと潮風に吹かれ、クリスマスを過ごすうちに帰国の日がやってきました。いつも又来年も来ますと心に誓って島にさよならを言ったものでしたが。

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滞在の日程は自由ですから、毎日島を離れる人がいて、毎日やってくる人がいます。私も多くの人を見送りましたが、ついに見送られる日がやってきました。現地スタッフや日本人のダイビングインストラクターに見送られて島を離れました。

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見送りの皆さんがいつまでも手を振ってくれました。船が島から遠ざかるにつれて一層寂しさが募りました。

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ヴァドゥから首都のマーレまではドーニーという独特の船に揺られて45分くらいでした。

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飛行場のあるモルディブの首都マーレは海抜0mに限りなく近く、海上都市のような趣です。地球温暖化による水位の上昇による水没が心配されています。来たときには真夜中だったためどのような街か全くわからなかったのですが、昼間にみるとモスクなどもあり、回教徒の国であることを改めて認識しました。

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この時に島を離れたのは3人で、マーレからコロンボまでは小型飛行機で移動しました。ここからはジャンボ機で一路成田に向かいました。自分の荷物は飛行場の片隅で確認チェックし、自分で所定の場所まで運ぶというのが印象的でした。

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飛行機で一緒だった、日本に出稼ぎに来たスリランカ人をエクスプレスの駅まで案内して、楽しかった楽園生活が終わりました。

このモルディブ追悼記も終わりました。かつての楽園生活を振り返ってみるとやはり素晴らしいパラダイスであったことを強く再認識しました。このパラダイスが今はないという現実は現実として受け入れなければならないとも言い聞かせています。改めてまた楽園探しをしようという気持ちはあるのですが、心身共にかつて程アクティブではなくなっている現実も実感している今日この頃です。だからこそ身体も気持ちも動くうちに精一杯楽園探しにチャレンジしてみようかなとも思っています。

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2009年12月22日 (火)

さらばモルディブ・ヴァドゥ追悼記7~南の島のクリスマス

南の島のクリスマスというのは最初はぴんときませんでした。クリスマスといえば、一面の銀世界に樅の木があって、気温は寒くても点滅するイルミネーションを見て温かい気持ちになるというものでした。もともとクリスマスというのはキリスト教の行事であり、イスラム国家のモルディブでのクリスマスというのは不思議な感じがしました。

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南の島にイルミネーションだけが飾られていてとてもシンプルでしたが、一生懸命私達を楽しませようと現地スタッフが飾り付けをしてくれました。決して華美ではありませんでしたが、樹々に蛍が群れているような灯りと、天空の星と、気持ちいい海風と、小さな波の音が妙にマッチしていました。

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いつもは比較的質素な食事も、この日ばかりはスタッフが腕をふるってくれてご馳走やデザートを準備してくれました。

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肌の色が浅黒く、彫りの深い顔に黒い瞳が輝いている現地スタッフが一生懸命サンタ役を買って出てくれ盛り上げてくれました。このカップルはこの年たまたま一緒に来ましたが、クリスマスを楽しんだあと、翌日帰国しました。

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島に上陸してから帰るまで食事のテーブルは決まっていて、またウェイターも決まっていますので朝食も夕食も私の場合は一人でのんびりととりましたが、クリスマスの時期は賑やかになるように適当に他の人と同じテーブルになるように組み合わせてくれたり、あるいは一緒に潜って仲良くなったグループとは自然と一緒のテーブルを囲むことも度々でした。この時は、福岡から来た教員の3人組と一緒になりました。

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2009年12月20日 (日)

さらばモルディブ・ヴァドゥ追悼記6~水上コテージ

ヴァドゥの最大のウリは何といっても水上コテージです。ここを訪れる人の半分は新婚さんやカップルで、彼等の最大の目的は水上コテージに泊まることのようでした。残りの半分は私のようなダイバーです。

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白いビーチに朝陽を受けた水上コテージでまた新しい1日が始まります。人生の中で最も心地よい眠りはこの水上コテージで体験しました。

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各コテージへは板張りの渡り廊下が通じています。足下には透明な海や様々な魚を眺めることができます。

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日本では寒さに震えている時期に、暑い日陽射しと涼しい風、ゆっくりと流れる時間は至福の一時です。

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室内はとてもシンプルです。ワンルームにソファー、ライティングデスク、2つのベッド、バスタブとトイレがあり、部屋の中央にはガラス張りになっていて部屋の中からいつでも海中を眺めることができます。ダイビングをしていないときは、昼寝をしたり本を読んだり、この部屋で多くの時間を過ごしました。

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ベランダから海を見ているだけでも飽きませんでした。陽射しは強いのですが、湿度が少なく空気は乾燥していますし、たえず涼しい海風が吹いていましたので、とても心地よく感じました。

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目の前には水平線と小さな島が見え、青い海、青空や白い雲、さざ波のような波の音、涼しい風を受けて1年の疲れを癒しました。

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スコールのカーテンの向こうには夕陽が見えて、また一日の終わりがやってきました。小さな波の音が少し大きくなったように感じる時間です。時間の感覚がまったくなくなり、お酒を飲みながら暮れてゆく地平線を見ているとたっぷりと昼寝をしていてもまた眠たくなったものです。この素晴らしい楽園が無くなるなんて・・・。

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2009年12月16日 (水)

さらばモルディブ・ヴァドゥ追悼記5~ハットバー

ここでは時間がゆっくりと流れていて、ダイビングの時間以外はシュノーケリングを1時間くらいして、就寝までの10時間は何もしないで海を眺めてのんびりとしました。とても贅沢な時間を過ごしました。

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白砂のビーチから海に少しだけはり出した帽子型の建物は、ヴァドゥの名物ハットバーです。

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何と自宅から数分の処に住んでいるという新婚さんと一緒になり、旦那とツーショット。

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一日2回のダイビングを終えて、夕食までの時間は夕陽をみながら一杯やるのも楽しみでした。かなり売上に貢献しました。

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さらばモルディブ・ヴァドゥ追悼記4~シュノーケリング

ダイビングで潜ると血中に窒素が溜まり体には大きな負担となりますので、潜る深さと時間や潜った深度や時間により次に潜るまでにどの程度の休憩(間隔)をとらなければならないかが決められています。例えば水深15mなら100分、30mなら25分潜れます。また2時間の休憩をとらなければならないなどといったルールがありますので、大体1日に2回くらいしか潜れません。どうしても深いところを潜りますので、一日で実際に水中にいる時間は多くて1時間くらいです。準備の時間やダイビングポイントまでの移動時間を含めても合計3~4時間くらいがダイビングの時間で、逆に10時間くらいが残りの時間となります。ヴァドゥは島一周5分で、海以外何もないところですので、いくらでも自由時間があります。そこで潜水タンクを使わない、水中メガネとフィンだけで潜れるシュノーケリングをすることになります。

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ヴァドゥはダイビングスポットもいいところがたくさんありますが、水上コテージからそのままシュノーケリングできるのも大きな魅力です。

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カメや様々な魚が目の前を泳いでいて、シュノーケリングスポットとしても一級です。

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まるで水族館の中を泳いでいるようでした。

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かなり深いところでしかお目にかかれない珍しい魚にもお目にかかることができました。

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2009年12月 9日 (水)

さらばモルディブ・ヴァドゥ追悼記3~ダイビング

世界中には素晴らしいダイビングスポットがたくさんあります。その中でも透明度ばかりではなく海の美しさではモルディブと沖縄は傑出しているのではないかと思っています。ヴァドゥは別名「ダイビングパラダイス」ともいわれ、ダイバーにとってはまさに天国です。私もここに通う目的の大半はダイビングでした。

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ダイビングは楽しいレジャーですが、空気のない海中を酸素タンクを背負って動き回りますのでかなり危険が伴います。最も怖いのが空気がなくなるエアー切れ、潮に流されてグループからはぐれてしまうこと、足がつったりめまいや失神などの身体の不調、岩や珊瑚や危険な魚などの攻撃によるケガなど様々な危険があります。このような危険に対処するために必ず2人でペアを組み、その相棒をバディといいます。一人でいっても必ず初対面の誰かとペアを組みます。いわばバディは命を支えあう同士ですので、一度一緒に潜るとすぐにうち解けます。

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スズメウオの大群と一緒になって泳ぎました。空中遊泳のダイビングの醍醐味が味わえる瞬間でした。

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ギンガメアジは集団でゆっくり移動する習性があります。じっとしているとこの群に取り囲まれることもありました。怖いような嬉しいような・・・じっとしているといつの間にか離れていきます。

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コバンザメは何にでも口を寄せてくっついてきました。潜水タンクにもくっつき、ウェットスーツの上からでもくっつかれると気持ち悪く感じました。

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魚の王様ナポレオンフィッシュです。この魚に出会えるとラッキーといって一緒に潜った仲間と夜お酒を飲みながら盛り上がりました。

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あまり出会いたくない魚もいました。口には何か獲物のしっぽが残されていました。

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助け合うのはバディだけではなく、一緒に潜ったグループ全体で楽しみ、気をつけあい、支えあいますので、見知らない人同士でも1回潜るとすっかり仲良くなります。この時は同じ系列の横浜と東京のスポーツクラブに所属している人達と一緒で、帰国してからも交流を深めました。

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2009年12月 7日 (月)

さらばモルディブ・ヴァドゥ追悼記2~いざモルディブへ

モルディブには、いつも一人旅でした。ルートはシンガポール航空でシンガポール空港経由か、エアランカ航空でコロンボ空港を経由するかどちらかです。モルディブの首都マーレまでは成田から12時間くらいかかって、真夜中に到着します。

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シンガポール空港は、大きくてきれいで、クリスマス時期も近いために、何となく華やかな雰囲気でした。

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モルディブには、1年間の自分へのご褒美で、いつも12月の20日頃に日本を出発し、クリスマスをはさんで1週間くらい滞在していましたので、日本人が年末・年始で日本を脱出する前の時期でもあり、大体飛行機は空いていました。空港ではトランジットの時間が4時間近くもあり、モルディブに行く人は少ないために搭乗口周辺は閑散としていました。

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マーレからはドーニーという独特の小舟に乗り換えて真夜中の真っ暗な海を小1時間走って、ようやくヴァドゥ・リゾートアイランドに到着です。質素なフロントでチェックインをしたときには夜中の1時くらいでした。結局この年(1995年)日本からこの日上陸したのは新婚さん2組と私の計5人でした。

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波の音で眠りに入り、波の音で目覚めると目の前には真っ青な海と空が広がっていて、何回通っても、フーゥと身体の力が抜け、今年も来ることができたという感謝の気持ちと、感動が湧き上がってきました。もうこの楽園がないかと思うと残念です。こういうのを「失楽園」というのでしょうか。

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2009年12月 6日 (日)

さらばモルディブ・ヴァドゥ追悼記1~最後の楽園をしのんで

50歳代の10年間はダイビングにのめり込み、その大半のエネルギーはモルディブのヴァドゥ.アイランドリゾートに注ぎ込みました。モルディブ諸島はインド洋の宝石といわれ、何百という小島でなりたっています。その小島は一つ一つがリゾートで、中でもヴァドゥは最も小さいリゾートです。何とその楽園の経営者が代わり、高級化されてしまいました。今年こそ10年ぶりに行こうと思っていた矢先に、自分にとっての最後の楽園が消失してしまいました。未練がましいのですが、過去のアルバムを引っ張り出し、ヴァドゥを追悼することとしました。

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今年のクリスマスは南の島でと楽しみにしていた矢先に、ダイビング雑誌の特集を見てガックリ、頭の中が真っ白になりました。インターネットで調べてみると「アダーラン・プレステージ・ヴァドゥ」という名前で待望?のリニューアルオープンとありました。他のどこにでもあるリゾートと同じようになってしまいました。

http://4travel.jp/traveler/mychiyo/album/10324060/

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ヴァドゥは、島一周5分の小さなリゾートで、シンボルといえる水上コテージ以外何もありませんが、素朴、アットホーム、温かいもてなしが特徴で、私にとっては最後の楽園でした。

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島の玄関である港も、船着場といった方がピッタリする程シンプルです。

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料理も本場スリランカのヘルシーなメニューが中心で、中には質素すぎて物足りないという人もいました。

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