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2012年3月14日 (水)

ヒマラヤへ 低酸素トレーニング

今回のヒマラヤ行きにあたって、呼吸器系の主治医から4,000m迄というイエローカードが出されているのですが、実際に4,000m以上の低酸素状態でどうなるかのテストとトレーニングを兼ねて三浦雄一郎さんがやっているミウラ・ベースキャンプへ行ってきました。

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ミウラ・ベースキャンプは昨年の3月に続いて2回目で、ここでは高地登山者のための診断やトレーニングを行っています。あるTV番組の女性タレントがキリマンジャロ(5,895m)やアコンカグア(6,962m)にトライしましたが、タレントやスタッフ全員がここで事前トレーニングや宿泊体験をしたそうです。

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一昨日(3/124,000m4,500m、昨日(3/135,000m5,500mのテストとトレーニングを行ってきました。部屋の上部の数値表示11.3%は高度5,200mくらいの酸素濃度で、標高0mでは20.9%ですので地上の空気の約54%の薄さということになります。この酸素濃度の状態で安静にしていると10分くらいで体内の血中酸素濃度は70以下になり、唇は紫色になり、瞼が重くなったり、頭がボーッとします。この状態が長く続くと高山病になります。

ここでのトレーニングは、安静20分、ウオーキング30分、階段(ステップ)の上下30分のメニューを安静状態と深呼吸状態を5分づつ繰り返すというものです。深呼吸が正しい呼吸法かどうかやきちんと酸素が体内に取り込めているかなどのテストが行われました。今回のツアーの手配をお願いしたヒマラヤ観光開発の高橋さんも私の肺気腫を心配して駆けつけていただきましたが、最高5,500mでも特に問題はなさそうということになりました。ホッとしましたが、実際には気圧が異なりますし、体調や寒さなどいろいろの条件が加わりますので油断はできませんが、まるでダメということでもなさそうですので、行けるところまで行ってみようと思っています。

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2012年3月11日 (日)

ヒマラヤへ ラウンド・アンナプルナ

出発の日が近づくにつれ日々不安が大きくなりますが、予定通り3/15(木)にヒマラヤに向けて出発します。同行者は、ヒマラヤが5回目となる気心の知れた鈴木さんと2人で成田から出発し、もう1人関空から出発してカトマンズで合流予定の未知の人の総勢3人です。少人数のため添乗員はつかず、カトマンズから現地ガイドさんやポーターさん達と一緒になります。

        

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ヒマラヤというとエベレストというイメージがありますが、ヒマラヤ山脈はネパール、ブータン、中国、インド、パキスタン、アフガニスタンの6つの国にまたがる広大なエリアで、地球上の14座の8,000m峰はこのヒマラヤ山脈とカラコルム山脈にあり、そのうちエベレストなど8座がネパールにあります。今回はアンナプルナⅠ峰(8,091m)を頂点とする数々の名峰光景をぐるっと一周する“ラウンド・アンナプルナ完全周遊25日間”というトレッキングです。多くの見どころがあり、エベレストの次に見たいと思っていたマナスル(8,163m)やアンナプルナ山群、次々に変わる光景、途中宿泊したり通り過ぎる村々、そしてハイライトはトロンパス(5,416m)越えです。

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今後ヒマラヤ歩きを続けるならば、心肺がどこまで耐えられるかは一度はトライしてみなければならないことで、そのためには今回の“ラウンド・アンナプルナ”は700mから徐々に高度を上げていきますのでうってつけのコースです。呼吸器の主治医からはトロンパス(5,416m)は越えるな、4,000mで引き返すように、皮膚科(帯状疱疹)の主治医からは過労と寒冷は禁物といわれていますのでトロンパス手前で引き返す予定ではいるのですが。そのためには本隊(総勢3人+ガイドさん達)と別れて単独で引き返さなければならないため、別途個人ポーターさんを手配してもらいました。とはいえ、体調が良く1割の望みでもチャンスがあれば5,000mを越えてみたいとも思っています。

高度や寒さにどこまで耐えられるか、帯状疱疹の神経の痛みは出ないか、長い日程(3/154/8)で体力はもつか、風邪はひかないか、腹はこわさないか、足腰はもつか、食事(少人数のためコックは帯同しません)は口に合うかなど数え切れないほどの不安が頭をよぎりますが、それでも次から次に現れるであろう見たこともない風景や大自然の中に身を置くことの浮遊感というか味わったことのない感覚などに思いを巡らせますと、行かない後悔より行ってみての後悔なら悔いはないかなと思っています。どうなることやらという期待と不安がない交ぜになっている出発前です。

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2012年3月 7日 (水)

それでもヒマラヤ行きますか

“それでもヒマラヤ行きますか”という質問というか詰問のような問いかけを何回耳にしたことでしょう。3/15(木)から25日間ヒマラヤに行くことにしているのですが、健康上の二つの難題に直面してしまいました。一つは肺気腫で、もう一つは帯状疱疹で、ヒマラヤの高度と寒さはかなりやっかいです。二つの病気の主治医からドクターストトップがかかってしまいましたが、それでもヒマラヤに行こうと思っています。

昨年秋にエベレストを間近で見たいと思い、エベレスト街道トレッキングに申し込みました。4,000m以上の高地で宿泊し、5,000mを越える場合は高地検診が義務づけられていて、専門医の検診を受けると、肺機能がおかしいという指摘を受け、更に専門医の診察と続き、最終的には横浜の大学病院の呼吸器精密検査を受け肺気腫と診断されてしまいました。肺活量は正常ですが、息を吐く強さが弱いとのことでした。昨年春には初めてヒマラヤ(4,000m)に行き、毎年富士山に何回も登っていて特に違和感は感じていませんでしたので、思いがけない判決!でした。原因もわからず、医師も普通であれば階段を上がるのも息苦しいはずなのにと首をかしげる始末でした。

仮にヒマラヤのような高地に行くとしたら、心肺に通常の2割増の負荷がかかるとのことで、例えば5,000mの地点であれば6,000mの負荷がかかる。しかし臨床データがないのでどのくらいの高度まで耐えられるか、5,000mを越えても何も起こらないかもしれないし、不整脈や肺腫瘍を発症するかもしれないということでした。ヒマラヤ行きには当然反対されましたが、心肺に違和感を感じたらすぐに低地へ引き返す、戻ったら検診を受けに行く、血中酸素飽和度などのデータを提示するなどを条件に黙認してもらいました。

山歩きは心肺機能の強化につながるという呼吸器の医師のアドバイを受け、ヒマラヤ行きのトレーニングをも兼ねて雪の丹沢や大山に行き始めた矢先、帯状疱疹という二つめの難題が降りかかってきました。

2/1に右目の奥に痛みを感じ、次に右の下側の歯が痛み、右顎下のリンパが腫れましたので、それぞれ診察してもらい血液検査を受けた結果、白血球が増えていて若干炎症がみられるとのことでした。次の日目覚めると、右の顎から頬にかけて湿疹がみられたので皮膚科に行くと、立派な帯状疱疹ですと診断されました。

最初の1週間は、抗生物質や痛み止めを処方されたのですが、冷たい物を飲んだり食べたりすると歯がしみ、口の中には口内炎状の湿疹ができ満足に食事ができないのにはまいりました。現在は順調に回復し、痛みも消え普通に食事はできるのですが、予後の寒さと過労が大敵で、2ヶ月(4月末まで)くらいは自重しないと神経痛などの後遺症が残るとのことでした。ヒマラヤはもちろん行っては行けませんという宣告を受けてしまいました。

二人の医師からドクターストップがかかってしまいましたが、ヒマラヤには自己責任で行くことにしました。バカなことをするということは自分でもよくわかっていますし、よく“ヒマラヤは逃げない”から来年にしたらといってくれる人もいますが・・・“ヒマラヤは逃げなくても 歳は逃げていきます”ので、やはり無理せず行けるところまで行ってみようと思っています。

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