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2012年7月30日 (月)

夏草や 兵どもの

7/30(月)、あまりにも暑い日が続き、ちょっとした散歩もためらわれますが、引きこもってはいけないと最も定番の散歩コースを歩いてみました。近所のリタイア組の皆さんは朝食前に早朝散歩しているようですが、山歩きに出かける時以外に早起きするほど元気でもありません。とにもかくにも2ヶ月ぶりに散歩コースを歩いてみました。

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散歩コースのスタート地点にたった時、むっとする草いきれに“夏草や兵どもの夢の跡”という句を思い出しました。かつて暑い時期に奥の細道で平泉を訪ね、義経が最後を迎えたとされる北上川を望む高館の義経堂(ぎけいどう)脇に芭蕉の呼んだこの句があったことを思いだしました。あの時も今日のように暑い夏でした。

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ぎらぎら照りつける太陽のエネルギーを独り占めしているように原色のカラーをまとった花もある一方で、息も絶え絶えで最後の力を振り絞っているような花もありました。この散歩コースは紫陽花の群生が見事なのですが、この2ヶ月間仕事や梅雨などでその最盛期の輝きも見ることもなく、今はすっかり敗残兵のような枯れきった姿を目にするばかりで、花盛りを見てあげることができなく申し訳ないようでした。今咲き誇っている花たちももう少し時期が移ろえば同じ姿を晒すことになることでしょう。花のいのちは短くて・・・です。

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水浴びが気持ちよさそうです。いつもはもっとたくさんいるのですが、きっと茂みでじっとしていることでしょう。

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桜やツツジ、紫陽花たちが群生して咲き誇っている時期とは異なって、濃い緑が多いこの時期は、ちょっとした花たちがかえって目立つようでした。そんな花たちを愛でながら、濃い緑の中を散歩道は続きます。

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緑は益々濃くなるばかりです。

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ここが折り返し地点で、出発地から45分の道程です。

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復路は和泉川というせせらぎのような川の反対側を戻ります。こちら側は日陰が多く、風もアゲインストですので、今日のように風がある時は結構暑さがしのげます。

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涼と興を求めて~~~~いいですね。皆さん人生の達人のようです。

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ゴール地点は最後の難所? 陽を遮る木陰がなく、夏草とゲートボールをしている老人の皆さんだけが元気でした。高齢になると暑さや寒さに鈍感になるといわれますが、本当でしょうか??? わたくしもそろそろ。

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水辺に赤と青の朝顔が咲いているようでした。“一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。 三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。 八日間、幸せになりたかった豚を殺して食べなさい。 永遠に、幸せになりたかった釣りを覚えなさい。”という中国古諺を思い出しました。

久しぶりの1時間半の散歩で、それにしても暑かった!昼食時にビール(但しノンアルコール)を飲んでしまいました。

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2012年7月29日 (日)

本の旅 徒歩旅行・鳥取市

本の旅の徒歩旅行も今回で4回目になりました。鳥取には、全国的な仕事の協力者でもある友だちがいます。今回の旅行者の友と同じ2児の肝っ玉母さんがいて何回か足を運んだ地でもあります。

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雪がシンシンと降る夜に日本海に面した町の居酒屋であるいはおでん屋で熱燗をかたむけあった一時、とりとめのない話をしながら砂丘を歩いた春うららの一日、仕事を離れて特に観光をするでもなく、時間がゆっくりと流れていました。遠くにそんな時間を共有できる友がいることは人生の宝物です。

「徒歩旅行」では他に、松本、下田、秩父、会津若松、村上、木更津、桑名、鎌倉へと旅は続きます。全て魅力的な町で、日本のこの国土には魅力的な町がたくさんあり、一生旅を続けていられそうですが、徒歩旅行はこのあたりで終了して、8月からはまた別の旅に出ようと思います。

8/1~3、2泊3日の予定で日光男体山、日光白根山に登り、中善寺湖畔と丸沼湖畔に宿泊する予定をたてていたのですが、先日の丹沢足慣らしで、中途半端な高さの山の暑さを嫌というほど思い知らされましたので中止し、とりあえず山中湖に行って、涼がえられるかどうか試してみようと思います。

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2012年7月27日 (金)

丹沢 足慣らし

7/27(金)、カミさんが丹沢に足慣らしに行きたいと言い出し、付き合うことにしました。私は3日前に富士山に登ったばかりでしたし、この暑い日に暑い山に行きたくはなかったのですが、8/1~3の日程で日光の男体山と日光白根山に登ることになっていて、登山をご無沙汰しているカミさんが不安を覚えたようです。

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6時にレストハウスを出発しました。カミさんは地元の主のようなおじさんに、丹沢で有名なヒルの注意などを受けていました。

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樹林帯が直射日光を遮ってくれる道はなんとかなりましたが、風の通りが悪く灼熱地獄のような暑い上りでした。いくら水分を補給しても追いつかず、滝のような汗が流れ、スタミナがどんどん奪われてゆくのがわかりました。

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樹林帯の切れ目から見える丹沢山塊の稜線と薄く流れている雲を見ていますと涼しげですが、足取りはだるく、次第に足が上がらなくなりました。

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この大倉尾根は別名“バカ尾根”といわれるくらい、嫌になるほど上りが延々と続きますし、ここから先は樹林帯を抜けまともに直射日光を浴びることになります。数歩アユミを進めたとたんクラーッとくるほどの直射日光に後ずさりし、ここから引き返しました。

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あまりの暑さに塔ノ岳登山はあきらめ、ハイキング気分に気持ちを切り替え、ドライフルーツの試食会をしました。長期間ヒマラヤを歩いていますと何よりフルーツが食べたくなりますが、それは無い物ねだりです。そこでドライフルーツを持っていこうと考えていて、いろいろ試しているのですが、ほとんどのドライフルーツは甘いだけでした。その中から比較的ましなものを選んで、実際に山の中で試食してみました。マンゴー、生杏(賞味期限3ヶ月)、塩乾燥トマトいずれも合格で、これならいけます。もちろん生フルーツ(ネクタリン)の旨さには及びませんでしたが。

およそ6時間ほどで出発したゲストハウスに戻り、何とかカミさんの足慣らしはできたようでした。

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2012年7月26日 (木)

富士山 狂想 狂騒

今年2回目の富士登山でした。富士登山を始めて数年、東北大震災に見舞われた昨年を別にして年々富士山は賑やかになっているようです。

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富士山のシーズンは7/1の山開きから8月末までで、もちろん他の山と同様雪の時期にも登る人はいますが、一般の登山をする人や観光客にとってはこの時期がシーズンです。このシーズン最大の悩みが駐車場の確保です。7/23の深夜(23:25)に五合目の駐車場に着きますと、何人かの警備員がいて空きスペースに誘導してくれました。ほとんどびっしりと駐車されていました。

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7/24 10:24 下山して駐車場に戻ると案の定駐車場は満杯状態で、かろうじて今出ていったばかりの1台分のスペースが空いているだけでした。入りきれない車は、辛抱強く空くまで待つか道の両脇に設けられた駐車スペースに駐車してそこから歩くことになります。この日も五合目駐車場の手前4kmぐらいのところに駐車している車もありましたので1時間くらい余計に歩くことになります。まだ往路はいいのですが、下山してヘロヘロになった脚で1時間余計に歩くのはかなりこたえます。この駐車場を確保できる時間帯は、経験的に20:0024:00くらいではないかと思います。ベストポジションは手前の位置で、ここは階段も近く照明もとどきますので、暗い車内で身支度をする際ヘッドランプを頼りにするという面倒はなくなります。

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00:13 五合目から暗い山道を30分くらい歩きますと、どこからともなく登山上の注意事項について日本語と英語のアナウンスが聞こえてきて、しばらく歩きますと六合目の“富士山安全指導センター”の明かり見えてきます。最初にホッとする一時です。山頂の天候や気温などが表示されていて、日中ですと係の人が登山マップなどを配布していたり、あまりにも軽装の人たちには注意をしていたりします。最近は特にいろいろ注意しなければならない人が多いようで大変そうです。

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00:56 六合目から本格的な登山道に入って上を見上げますと、七~八合目くらいまでの山小屋の灯りが見えました。山小屋に泊まっている人もいますし、この灯りをたよりに頂上を目指して登っている人のヘッドランプの奇跡です。シーズン中はこの灯りがかなり心強い味方ですが、9月に入って山小屋の灯が消えていると静かな半面寂しくもあります。この灯りは24時間眠らない富士山の象徴でもあります。

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10:23 下山して五合目に着いてみれば、人人人でした。下山して一息ついている人、これから登ろうと気勢を上げている人、観光バスで来ているツアー客や観光客たちで大変な賑わいです。昨夏には見られなかった風景でした。これだけの人たちが、たった1本の独占的富士スバルライン(料金2000円)で行き止まりのここへ送り込まれのですから車が溢れるわけで、特に観光バスは100台近く集結しているのではないかと思われました。そこは大量の警備・誘導員が手慣れてうまく誘導していましたので、渋滞で混乱するということはありません。

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10:25 多くのバスツアー客や観光客たちは、何をしにここへくるかといえば、富士山を眺めに来て、自由時間や脚力のある人は六合目くらいまで歩いて、お土産物屋を覗いてということだろうと思います。特に中国や韓国のツアー客たちは感情をあらわにしますので、富士山が見えると大はしゃぎで写真を撮っている光景がよくみられます。この日は天気予報通り、モクモクとした雲が空に湧き出ていて青空が消えていましたが、富士山の勇姿が見えるだけラッキーでした。これから8月に入って、いよいよ本格的なシーズンを迎えますと、ここは一体どういう状態になるのだろうかと心配にもなりますが、昨夏の静かなシーズンを思い返しますと、とにもかくにも賑やかなことはいいことでもあるようにも思われます。それは富士山に限らずどこでも日本列島全体が“狂想”でも“狂騒”でもいいかなと思ったりもしている今日この頃です。

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2012年7月25日 (水)

富士山 弾丸登山Ⅱ

7/23(月)の夜から翌日の午前中までは富士山の天候は良好という天気予報でしたので、月曜日の夜9時過ぎに富士山5合目に向かいました。

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23:52 日付が変わる前に富士吉田口登山口に着きました。この表示板はフラッシュ撮影によってはっきり見えますがあたりは暗く、ここで富士山頂へ向かう道と佐藤小屋への道へと分岐していて初めてですとちょっとわかりにくい状態になっています。山頂へ向かう道の先は真っ暗闇でここから緊張感が高まります。

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02:12 日付が変わって、登山口(2300m)から140分かけて鳥居荘(2900m)に着きました。宿泊している登山客が睡眠中ですので、“夜間は静かにお願いします”という注意書きが書かれている通り、日本人も外人もグループ登山客の中には大声で話している人が目につくことがありました。ここから山頂(3700m)まで残り800m、考えるとうんざりしました。

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02:54 八合目の太子館(3100m)もひっそりとしていました。ここでも“山小屋の前では静かにお願いします”という注意書きがありました。夜中の話し声が常態化していることが伺われます。ここまで登ってきて疲れた!とかまだまだこれからが辛くなる!とか仲間ではしゃぐ気持ちもわからないではありませんが。残り600mとなりました。

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04:29 4時近くなるとあたりが明るくなってきて、ヘッドランプを頼りに歩くことから解放されて、視界が広くなりホッとします。元祖室(3250m)あたりで夜明けを迎えました。雲海の彼方から空が一挙に赤く染まり始めました。

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04:51 雲の下にあった日輪が雲と空を赤く染めた後、黄金色の輝きが顔を出しました。御来光は何回見てもありがたいとか得をした気分になります。富士吉田口登山道のよさは、どこにいても御来光を拝めることです。

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05:05 御来光を拝んで元気を出して本八合目に到着すると、ようやくここまできた、苦しかったという気持ちとこれからが大変で辛い時間の始まりだという気持ちが交差します。初めての時は八合目を通過してホッとした後、本八合目というのがあってさらに“胸突”という言葉が書かれていて愕然としたことがありました。

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05:35 胸突き八丁から山頂を眺めるとうんざりします。見上げなければいいのですが、見上げれば気持ちのいい碧空がひろがっていました。

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05:55 九合目(3600m)までくるとホッとしますが、残り150mはたかが150mですがされど150mでもあります。空気の薄さを実感できるのもここから先です。

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06:48 山頂についてガックリと疲れました。他の男性グループの“人生で一番辛い思いをした”という言葉に周りから同感という感じの笑い声が起きていました。それにしてもひどく疲れた顔をしています。本八合目までは快調でしたがそこから先に失速した気がしました。

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07:16 登頂してホッとしたのもつかの間、恐怖の下山の始まりです。山頂からの下山道も開通しましたので渋滞することもなく、登頂した人たちは続々と下り始めました。

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07:22 延々と続く滑りやすい砂礫の道はうんざりしますが、下界を見下ろす絶景は他の山でも味わえないここならではのものです。下るにつれて霧がしばしば発生しましたが、ヒンヤリとした霧の粒子は火照って疲れた身体にはありがたいものです。富士登山の理想的なコンディションは登頂までは快晴で下山時は下るにつれて霧という虫のいいものですが、この日はその条件にピッタリで、下山を開始してほぼ3時間順調に登山口に戻りました。

かくして今年2回目の弾丸登山も無事に終わりました。1回目に比べてもう少し楽に登れるかなと思ったのですが、そんな甘いものではないということを思い知りました。

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2012年7月22日 (日)

徒歩旅行 横浜ロード

7/22(日)、本の旅であちこち行った気になるのはいいのですが、脚がウズウズしてきました。梅雨明けにもかかわらずぐずついた天気ですが、幸いなことに気温が低く、思い切って横浜まで歩いてみました。このルートは、天気が良くて荷物がない時にはよく歩く道です。

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9時前に厚木街道という幹線道路を歩き始めました。日曜日の朝の時間帯ですので、いつもは渋滞している道も気持ちいいほど空いていました。

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鉄道駅を一つ分くらい歩くと幹線道路を離れて散歩道に入り、その入口には神社があります。いつもここで4つのお願いならぬ7つのお願い(欲張りすぎかも)をして、お願いの数に比べると少なすぎる額のお賽銭を献げています。

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ほどなく親水公園に入ります。ほんの10分くらいの散歩道ですが、短い時間でも心洗われ気分がリフレッシュされます。

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横浜までは帷子(かたびら)川が流れています。横浜まで約10kmの道程で、そのうち6割くらいはこの川に沿って歩きます。川沿いには住宅などが建っていますが、車は通らず、水音を聞きながら歩くのは気持ちいいものです。季節によっては鴨のファミリーや鯉が目を楽しませてくれますし、亀が甲羅干しをしていたり、こんな川でも鮎釣りをしている人をみかけることもあります。

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2時間近く歩きますと松原商店街という地元では有名な商店街に出ます。旧東海道の保土ヶ谷宿の手前の商店街で、たくさんの店が軒を連ねていて、特に野菜や果物の店が多く充実しています。いつでも人混みで賑わっています。このルートを歩く時は大抵ここで食材を仕入れますので、リュックと保冷バッグを持って歩いています。

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松原商店街で最も有名な唯一の魚屋「魚幸水産」です。ここではいろいろな魚を丸ごと買えますし、以前は生きたヒラメなども買うことができ、鮨屋や料理店の板前さんなども仕入に来ています。特にマグロは大きな一匹を解体して、予算に応じた大きさに切り分けて買うことができますので一番人気です。我が家でもヒラメや石鯛、カワハギ、マグロなどが食べたくなるとここに買い出しにきます。

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横浜駅からそう遠くないところに野球場があります。天気がいい日は少年から社会人のおじさんまで様々なチームが試合をしています。アマ野球とはいえちゃんとした審判が仕切っていて、この日の少年野球(リトルリーグ)ではウグイス嬢のアナウンスまであり本格的でした。中には剛速球といえるような投球もするピッチャーがいたり、時間がある時はしばらく観戦する時もあります。

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横浜駅近くの細い道には、何しにきているのかよくわからない人たちがたくさんいました。他人からみたら、私のように自宅から2時間半もかけて歩いてくるおじさんは最もわかりにくい人かもしれません。

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駅舎構内には、いろいろな種類のトマトを売っている店や様々な店があります。

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駅前の常設展示スペースでは、いつも物産展やイベントが行われていています。この日は沖縄物産展が行われていましたが、北海道、青森、福島、飛騨高山、金沢、京都、九州など全国の物産展が開かれますので地方の掘り出し物を見つけることもあります。

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9時に出発して2時間半、少し早めの昼食は好物の“トムヤンクンラーメン”が定番化しています。ようやく見つけたラーメンで、辛みと甘みと酸味がバランスよく調和がとれていて、香草の量も味もほどよく絶品です。

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夕食の食材は、百貨店の中にある魚屋でも仕入れます。松原商店街の魚屋で仕入れた魚をマイ包丁で捌くのも楽しみですが、陽気が暑くなる夏場はアラなどの生ゴミが出ますし、百貨店内のこの魚屋はアジ一匹からでも捌いてくれますし、それほど値段も高くありませんので、最近はここでの仕入機会が増えています。

自宅から10km、ほぼ2時間半の散策道(電車に乗れば12分)は、小さな自然や都会のオアシス的な雰囲気や賑わいも楽しむことができます。主治医から強く勧められているリハビリ(ウオーキング)の一環でもあり、こんな楽しいリハビリなら続けられます。帰りの電車賃(190円)がかかりますが、横浜に出る時やちょっと贅沢な食材を仕入れたい時、特に用がない時でも歩いてみたいルートの一つで、小さな徒歩旅行ともいえます。

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2012年7月21日 (土)

本の旅 徒歩旅行・上田市

本の旅の徒歩旅行も3回目になりました。今回は長野県の上田市でここもまた今まで行ったことはありません。事前の知識としては、戦国の名将真田昌幸・幸村と上田城があるということ、温泉があり、美ヶ原高原や菅平高原などが思い浮かぶ程度です。

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インターネットで調べると、“無言館”が観光スポットNo.1とありました。戦争で亡くなった画学生などの絵画を展示している施設で、鹿児島県の知覧(特攻平和会館)と同じような印象を持った人がいるようですのでどのような施設かは想像がつきます。本で旅する上田市は穏やかで明るいイメージがするのですが、そのような街の外れに戦争で亡くなった画学生たちの想いを抱えた“無言館”という施設があるということは暗示的でもありますし、今まで訪れたことのない上田市が印象深いものとなりました。また“庄村万年筆店”という万年筆の専門店もあるとのことです。ここも機会があったら行ってみたくなりました。

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2012年7月19日 (木)

本の旅 徒歩旅行・桐生市

関東地方も梅雨が明けましたが、雷雨などの予報が出ていて山に行くにはちょっとという天候です。こんな時は本の旅に出るにかぎります。2回目の旅は群馬県の桐生市です。一度も行ったことのない街で、機会があったら行ってみたいと思っていましたら、8月に日光方面に山登りに行く途中に寄ることができるかもしれません。ただ気温が高いことで有名な熊谷市とほぼ同じ地域ですのでかなり暑そうです。

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徒歩旅行の面白さは、街をブラブラしてごく普通の生活圏や生活の中に目をひくものを発見した時の驚きなどです。とはいえ折角行くのですからどんな街かとインターネットでみると、桐生明治館、織物参考館“紫(ゆかり)”、桐生織物記念館、桐生うどんの里、関の磨崖仏などのキーワードが出てきました。桐生は織物で栄えた町です。

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2012年7月10日 (火)

夏の宿題 富士山

富士登山は私にとっては夏の宿題みたいなものです。ここ数年、夏が来れば富士山に登るのが習慣のようになっています。しいていえば今年も富士山に登る体力があるのだろうか、試してみたいという気持ちが一番強いのかも知れません。また富士山を眺めるのが好きですが、富士山からの景色も見てみたいという気持ちもあります。今年からは更に、いずれは呼吸が苦しくなるかもしれない肺気腫という持病を抱え、肺の機能がどの程度か試してみたいという強い動機が加わりました。7/1の山開きの日もその後の日々も天候が悪く、なかなか機会がなかったのですが、7/8(日)の夜間から翌日(9日)の午前中にかけては天気が良さそうでしたので今年初めての富士登山にトライしました。

 

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9/7(日)の夜、自宅を出発し21:41スバルラインの料金場(2,000円)を通過しました。料金場にはいつもおじさんが一人でいて、5合目の駐車場の状況などを聞いても帰ってくる返事は“わかりません”です。リアルタイムで駐車場の空き状況などが表示してくれるといいのですが。

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5合目のトイレがまったくきれいになっていました。なんとウオシュレットまで設置されていて、入口には車椅子利用もできる多機能型トイレも設置されていました。何よりも明るい雰囲気がよく、ともすれば怯みがちになる気持ちを明るくしてくれました。多分、富士山の世界遺産登録を意識してのことだろう思いました。

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ヘッドランプを付けて準備も整い、22:40出発しました。暗い山道を歩く不安、頂上まで登れるかどうか、無事に下山できるかどうかなどの不安で一杯でした。

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7/9(月)に日付が変わって03:36、標高3,250mの元祖室(がんそむろ)に着きました。まだ日の出には早く、あたりは真っ暗で他の登山者もあまり見かけませんでした。ここまでの7合目、8合目は岩場の連続で、小さなヘッドランプでは適切なルートが見分けにくく、また暗闇の中でヘッドランプに照らし出された小さな空間を見ていると、自分が空中に浮いているようなボーッとした気分になりますので、本当はもう少し遅く出発し、7合目あたりで夜明けを迎えるのが理想的なのですが、どうしても気が急いて今回も早めの出発となってしまい、少し後悔しました。

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本8合目(3,400m)の富士山ホテルで、持参した弁当を食べながら日の出を迎えました。富士山から見る光景で最も好きな雲海が見事に広がっていました。この日の日の出は、遠くに見える火山が小さな炎を噴出しているようにも見えました。

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4:37 今年初めての御来光でした。この天空のショーもほんの数十分で、あっという間に霧に包まれてしまいました。山頂までの標高は残すところ300mで、身体も疲れているし、眠いし、寒い(気温は3℃)し、霧が出てきているし、この数字を考えるとうんざりしました。

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06:00の頂上直下の渋滞です。下山道の除雪が間に合わず、登る人と下る人が狭い道で行き交い、ちょっとした渋滞が発生していました。下山者が上り優先という鉄則を守って道を譲るのはいいのですが、譲られた登山者が疲れ切って座り込んだりしていました。

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06:14 山頂に到着しました。濃い霧が発生していて、メガネの曇り止めを何回スプレーしてもレンズは曇ってしまいました。いつもは寝ている時間に歩き続けたせいでしょうか、何となく疲れ切った表情をしていますが、今年も登れたという気持ちで心中は晴々としていました。富士山頂にある久須志(くすし)神社の標高は3,715mで、本当の頂上は剣が峰(3,776m)です。厳密にはお鉢巡りをしながら剣が峰まで到達するのが富士登山なのでしょうが、日帰りの“弾丸登山”でかなり疲れ切っていますので、それなりの体力が必要な下山を考えてお鉢巡りはパスしました。

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06:32 頂上で10分ほど休憩して、登山道を下りました。霧が晴れたと思いましたら、あまりに多くの人が登ってきたり下っていったりでびっくりしました。とても月曜日の朝6時半の光景とは思えません。“これからまた一週間が始まるぞ”というこの時間帯に、こんなにも多くの人が山の急斜面で蠢いているとは、富士山は“24時間眠らない山”ともいえます。

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頂上からの下山道にはまだ雪が残っていて、そのために8合目あたりまでは登山道と下山道が共用されていたために渋滞が発生したようでした。

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8合目あたりの下山道は除雪されてはいたものの、道の両端には「室堂の雪の大谷」ほどではありませんが、分厚い残雪があり、思わず雪崩は大丈夫?と思ってしまいました。8合目からは、油断するとすぐに滑ってしまう嫌になるほどダラダラ続く下山道を、うんざりとする気持ちをなんとかなだめながら下り、10:00無事に5合目に到着しました。

今年初めての富士登山も無事終えて夜はぐっすりと眠り、夏休みの宿題を片づけてしまったような開放感を味わっています。1~2週間毎に丹沢や大山に登っていたせいか、上りもいつも程度の息苦しさですみ、筋肉痛もなくホッとしています。富士山のための丹沢・大山であり、ヒマラヤのための富士山ともいえるかもしれません。今秋のヒマラヤ行きに、心肺も足腰も希望がもてた初富士でした。

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2012年7月 7日 (土)

本の旅 徒歩旅行・豊橋市

「どこへも行かない旅」と同様、ごく普通の街に降りたって、何気ないものに新鮮な驚きを感じることができたらそれも立派な旅行といえるかもしれません。明日天気が良かったら電車に乗ってこの街を1日歩いてみようかなという思いにさせてくれたのが「徒歩旅行」(暮らしの手帖社2011.9)でした。

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ここで紹介されている街は、観光地もありますがそうでない街もあります。観光地でも観光スポットをめぐるわけではなく、ごく普通の日常を切り取っていて、その風景を紹介した文章がエッセイの名手ではないかと思うほどみずみずしいものでした。

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豊橋市は、豊橋駅は新幹線に乗っても“のぞみ”では素通りしてしまいますし、特別な用がなければ行かない市です。かつて旧東海道を歩いた時は34番目の宿場町吉田宿があり、あまり印象の残っていない街でした。「徒歩旅行」では写真を見るとどこにでもありそうな街ですが、それに添えられたコメントが旅情をそそり、どこにもない街に姿を変えるようでもあります。

旅は “行った、見てきた” ではなく “何が見えて、何を感じることができたか” ということだと気付かされるた「徒歩旅行」でした。

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2012年7月 4日 (水)

本の旅 どこへも行かない旅

梅雨の合間に気まぐれのように顔をのぞかせる青空についついため息が出てしまいます。富士山は山開きをしたにもかかわらず山頂の天気予報は不安定だったり、半日くらいは晴れ間が出そうだという時に限って仕事の予定が入っていたりでなかなか出かけることはできません。そんな時、本の森を徘徊することが唯一の慰めとなっています。

 

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今の境遇にピッタリの本が見つかり、少しは旅に行った気になっています。リンボウ先生こと林望(はやしのぞむ)が、日本の原風景のような場所をナビゲートしてくれます。

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本のカバーには「日本人の観光は少しせわしすぎる、という著者が『観光しない観光』を提案。目指すのは、どこへも行かない、何もしない旅。人影のない山道に分け入って手付かずの自然の美景に出会ったり、人知れず佇む老建物を裏手に回って観察したり。日本と英国での経験を元にリンボウ先生が実践的な旅を旅情たっぷりに指南。」とあるように、この本を手にすると、その辺の見慣れた風景も輝きを持ってくるように見え、旅に出た気分になります。

ところで“旅”と“旅行”はどう違うのだろうか、辞書をひくと同義語となっています。しかしニュアンスとしては、旅ははっきりとした予定や計画がなくフラッと出かけるイメージで、旅行は予定や計画がはっきりしているというイメージです。“修学旅行”や“新婚旅行”が“修学旅”や“新婚旅”になると、生徒たちは勝手気ままにどこかへ行ってしまうようですし、新婚さんも駆け落ちまでは行かなくても、気の向くままに列車やバスに乗り、気の向くままにホテルや旅館に飛び込むというイメージで、楽しい思い出ができればいいのですが、さんざんな結果も予想されます。一方“一人旅”は主体性を持って一人気ままに旅を楽しめるという雰囲気ですが、“一人旅行”となると何かあまり面白そうでなく寂しげな印象がします。まあ“旅”でも“旅行”でもどちらでもいいから出かけたいものです。

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