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2015年10月31日 (土)

琵琶湖ウオーク19 佐和山城跡

10/25(日) 前回、登ることができなかった佐和山城跡へと向かいました。

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 佐和山城跡への登山口は龍潭寺(りょうたんじ)にあり、日曜日ということで小さな小屋にボランティアの方がいました。佐和山登山のガイドを無料でしてくれるとのことでしたが、ボランティアの方の交通費1,000円が必要といわれました。たまたまガイドさんが今登山中とのことでしたので、一人で登ることにしました。

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 登山マップをいただきました。なかなか本格的なものでした。佐和山城は鎌倉時代に築かれ、いくつかの戦いの度に城主が変わり、最後の城主となった石田三成は関ヶ原の戦いに敗れ、天守は焼かれて落城しました。麓には城下町も築かれていたことがわかりました。

 

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 龍潭寺の境内を通り抜けた先に登山口があります。

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 前回も見た 野猿注意 という注意を甘く見ていたのですが、これが侮れなかったのでした。

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 佐和山城跡 という道標がありました。前回は雨のためにこの手前で引き返しましたが、なるほどぬかるんだら滑ってしまいそうな山道でした。

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 さらに山道が続き、人の踏み跡でできたような道は雨が降ったらかなり危険な道でした。

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 最初に現れたのが西の丸跡で、「塩硝櫓跡」と呼ばれる曲輪でした。塩硝とは火薬の原料になるもので、戦いに必要なものですが、佐和山城が落城した時に、ここで火薬が爆発したともいわれています。武器とともに必要な水は、山頂近くに井戸があったとのことでした。

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 スズメバチの巣があります に一瞬ギョッとして辺りを見回してしまいましたが、先に一組ガイドさんと一緒に入っているということを聞いていましたのでちょっと安心しました。

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 やがて竹林の平坦な道に出ました。この日は風が強かったのですが、ここでは風が遮られて木漏れ日が気持ちよかったのでした。この道をかつて武将達が駆けたり歩いたりしていました。

 

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 あちこちに通じる細い山道があるのですが、登山道はほぼ一本道で道迷いの心配はありませんでした。

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 西の丸からしばらく歩くと本丸跡へと続く最後の上りとなりました。

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 山頂に出ると 武士の夢 佐和山 という看板がありました。もしかして、関ヶ原の戦いで西軍が勝てばここが天下統一の出発地点になったかもしれません。

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 ここは本丸ですから、広さはこんなものかもしれません。安土城の天守閣址も意外に狭いものでした。ガイドさんと一組のお客さんとはここで出会いましたので写真を撮ってもらいました。

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 眼下には彦根城とその先に琵琶湖、琵琶湖に浮かんだ竹生島が小さく見えました。

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 こちら側は米原方面で、新幹線のレールが遠く見えました。新幹線から見えた 佐和山城跡 という看板はこちら側の下の方にあるはずです。

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 山頂で景観を楽しみ、納得したところで下山しました。途中、是非行ってみようと思っていた 大洞弁才天 に行こうとしましたら、ガイドさんが野猿の大群が出没するので一人では行かないで下さいときつく注意されてしまいました。

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 あっという間に龍潭寺の境内に戻りました。佐和山は龍潭寺の所有です。上りに25分、下りに15分のミニミニ登山でした。

 登ってしまえばあっけないものでしたが、景観は素晴らしく、やはり戦いにおいては要衝の地であることがわかりました。信長が安土城を築くまでは近江支配の核、岐阜と京都の中継拠点、西国への最前線という重要な機能をもっていました。

 

一方、平日の一人歩きはそれなりに危険も感じました。野猿注意は、登山で時々見かける熊出没と同じ程度に遭遇率が低いものと思っていましたら、かなり高い遭遇率で危険もあるとのことでした。これから新幹線や東海道線で 佐和山城跡 の看板を見る度に 猿山 として思い出しそうです。

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2015年10月30日 (金)

琵琶湖ウオーク18 古寺巡礼

10/25(日) 琵琶湖ウオーク2回目に出発しました。実際に歩き始めるのは翌日早朝からの予定でしたから、この日は現地入り方々、寄り道をしました。

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 何回も利用したことのある米原駅でしたが、そのほとんどは新幹線と北陸本線との乗り換えとかで、米原駅から外に出たことはありませんでした。米原駅前に青岸寺という庭園が有名なお寺があるということでしたので途中下車してみました。改札口を出ると 米原を護り続けてくれた米原の『お顔』 という仏像写真パネルが展示されていて嬉しくなりました。

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 駅前の国道8号線を渡って青岸寺方向に歩いて行くと町内図があり、見るとたくさんのお寺があり、これもまた嬉しくなりました。

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 街を貫いている北国街道は、江戸時代には「北陸道」と呼ばれていた街道で至る所に通じていますが、近江路の北国街道は米原から琵琶湖東岸を南北につないで直江津につながっています。長浜市では黒壁スクエアのメインストリートになっていました。北国街道歩きも面白いかもしれません。

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 最初に目についたのが「旧米原尋常高等小学校」でした。とても懐かしい風景でした。現在は少年センターとして使われているとのこと。全国にたくさんある廃校を目にする度に悲しい気持ちになりますが、地域で何らかの役割を果たして再生されてほしいものです。

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 かつて校門の脇にはどこにでも見られた薪を背負って本を持った二宮尊徳像ですが、ここでは左手に魚籠のよう見えるものが、ここは琵琶湖に近く、魚を捕って親孝行ということかなと思ったりもしました。

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 ひっそりとした佇まいの青岸寺でした。境内には柔らかい秋の陽射し差し込んでいました。

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 拝観料を払って本堂に上がると10人くらいのグループの人達がいました。吟行の人達でしょうか、お互いに邪魔にならないように庭園を眺め、静かな時間が流れました。

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 ある部屋で見かけたさりげない生け花に、このお寺の奥ゆかしさが感じられました。帰宅してから調べてみると(事前勉強しないのが私の悪い癖です)、ここでは庭園を眺めながらの精進料理で有名で、ファンが多いとか。ご住職も有名な方で、奥様とお嬢様の精進料理も評判だそうです。

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 米原でちょっと贅沢な気分を味わい、JRで彦根へと移動しました。車窓からは「佐和山城跡」の看板があり、もう何回見たことか。よく見ると道がありそうでした。

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 彦根駅で下車すると、彦根城側と反対の通路には石田三成の肖像画と佐和山城の説明がありました。前々から不思議に思っていたのですが、関ヶ原の戦でも陣幕に使われていた家紋のような大一大万大吉」という合わせ文字紋は一体何でしょうか。これは、「一人が万民のために、万民は一人のために尽くせば、天下の人々は幸福(吉)になれる」という意味だそうです。庶民に慕われた石田三成を徳川家康がこの文字紋を抹消し、徳川末期に復活したとか。

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 前回は雨で行けなかったのですが、今回どうしても行きたかったのが石田三成の居城、佐和山城跡でした。前回は、行き当たりばったりのルートでしたが、今回はきちんと標識を頼りに歩きました。

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 すると、前回見なかった「石田三成屋敷跡」がありました。特に石田三成が好きとか誰が好きとかではなく、一国一城の主には誰でも幼少時のエピソード(神童だとか)やいろいろな話があり、それを知る人(多くは地元の人)から愛されているということ。なんの変哲も無いこの場所が大切にされていて、地元の人の石田三成愛がわかりました。

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 秋の気持ちのいい陽射しを浴びながらいろいろなことに想いを巡らしながら歩いていましたら、なんとJRから見た「佐和山城跡」の看板がある道に出ました。竹林の道でした。

 

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ここは龍潭寺(りょうたんじ)で、こちらも井伊家の菩提寺とか。佐和山城跡への登山口にもなっていて、前回は小雨の降る中この山門をくぐりました。

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 龍潭寺の先には井伊神社があります。ここの参道は樹木の間を真っ直ぐに延びていて素晴らしいのです。

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 前回の琵琶湖ウオークの際、初めて訪れた時にこの異様な姿を見てビックリしました。井伊神社といえばさぞかし立派な神社だろうと思ったのですが、布でぐるぐる巻かれたミイラのような痛々しい姿でした。

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 さらに近づいてみれば、廃墟の入り口のような赤さびた鉄の門でした。現在は彦根市が管理しているとのことですが、全体にもう少し配慮のある工夫ができなかったものでしょうか。清涼寺や龍潭寺のような井伊家の菩提寺の立派さに比べてのこの落差は一体何があったのでしょうか。

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 金網から覗いた社殿の色ははげ落ちて、長い間手入れされなかったことがわかります。内部は数年前がご開帳され、色鮮やかな絵画が残っていたとのことでそれだけが救いです。

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 日曜日というのにほとんど人を見かけないこの聖域にレトロなバスが走っていました。「ご城下巡回バス」で、一日乗り放題の周遊チケットで乗ることができるそうです。私はこの後、佐和山城跡に上る予定でしたので、バスはパスしました。

 

ノンビリと米原駅前のお寺を訪ね、彦根市の聖域と勝手に名付けたエリアを歩いていると琵琶湖ウオークのことを一瞬忘れてしまいました。すっかり古寺巡礼の気分になりました。彦根のこのエリアは彦根城より遙かに味わいがあるように感じました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015年10月24日 (土)

琵琶湖ウオーク 再開

「琵琶湖ウオーク」も、前回は瀬田の唐橋を出発して9/17に長浜市高月の向源寺・十一面観音像まで辿り着きました。以来1ヶ月ちょっとのブランクが空きました。間もなく10月も終わり慌ただしくなりますので、明日から再開しようと思います。

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 予定では、10/25(日)に彦根市に寄り道して10/29(木)まで歩こうと思います。彦根市に宿泊するのは、石田三成の居城・佐和山城跡をどうしても訪ねてみたく思っています。実際に歩き始めるのは高月の隣の町木之本からで、その先管浦地区、今津地区、琵琶湖大橋の近くと10/28(水)までは宿泊の予約が取れたのですが、それから先は京都が近いせいかまったく予約が取れません。考えていても仕方ありませんのでとりあえず出発することにしました。

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2015年10月23日 (金)

立山合宿を終えて

10/9(金) 今年もたくさんの思い出を残して帰宅する日となりました。室堂へと上がってきた道を逆に辿っての帰り道でした。

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 最終的には扇沢に置いてある車を運転して帰らなければなりませんので、朝食はしっかりととりました。

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 早朝(06:54)何回も上り下りした道、凍てつく道を室堂駅へと向かいました。久しぶりに大きなリュックを背負っての上りはちょっと息苦しく感じました。

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 天狗平へと下る草原の表面は薄く白くなっていて、枯れた枝には雪の花が咲いていました。

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 07:45発の黒部方面へ下るトロリーバス乗り場にはまだ誰もいませんでした。このフロアーにある貸しロッカーに預けておいたお土産などを忘れずに。

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 トロリーバスで大観峰に着いて、次は黒部平行きのロープウェーは08:10発に乗り継ぎでした。

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 大観峰から下るロープウェーから見る景色は紅葉の盛りを過ぎつつあり、枯れ葉色が多くなりあっという間の冬の到来を予感させるものでした。

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 富山湾側の立山連峰は、日本海からの風によって天気は急変したりするのですが、どんなに荒れ模様でも強風でも立山連峰が壁になっているこちら側の天候は安定していて、大観峰と黒部平を結ぶこのロープウェーはほとんど運休がないのが安心です。室堂がどんなに荒れていても足止めということがありません。

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 黒部平での楽しみが、ここで紹介される即売品です。昨年は バイガイのおにぎり が美味しかったのですが、今年は ホタルイカの素干し で、試食すると美味しく、帰宅してからインターネットで大量に注文してしまいました。旅先での食材の発見も旅の楽しみです。

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 黒部平から見上げた立山連峰。楽しく苦しかった、でも楽しかったのでした。

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 黒部湖行きのケーブルカーは08:30発で、ここまで乗客も少なく順調でした。

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 朝早く、さすがに黒部ダムあたりも人影は少なく静かでした。

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 黒部ダムの大放水で細かい水滴が空中に舞って、黒部川にうっすらと虹がかかっていました。

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 黒部ダム駅からは京都からの修学旅行生やツアー客がドヤドヤと出てきました。やはり室堂から富山側に下りて、北陸を訪ねるとのことでした。

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 黒部ダム駅発09:05の改札口。帰りは荷物が増えていて、最後の乗り物の改札口に着いてホッとしました。

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 数少ない乗客を乗せて、ほとんど乗客ゼロの長く繋がったトロリーバスが出発しました。扇沢から折り返す時にはきっと満員になっています。

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 扇沢の見慣れた建物、また来年来ることができるのでしょうか。

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 出かける時にはまだ空きがあった市営駐車場(無料)は、ほとんど満杯状態でした。:09:30に扇沢の駐車場を出発し、4時間で自宅に戻りました。

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 今回の室堂行きを「立山合宿」と名付けてしまいましたが、勝手に一人で歩くだけの話でそれほど大げさなことではありません。しかし、自分の気持ちの中では、大学病院の主治医に階段を上がるのも苦しいはずといわれている持病(肺気腫)を抱えて、どこまで自分の肺が持ちこたえられるかは大きな問題です。数年続けてきた富士登山も、今年は天候の問題やマイカー規制などで途絶えましたので、恒例の室堂行きは例年以上に気合いが入りました。昨年パスしてしまった立山縦走へのチャレンジはそんな気持ちの表れでした。苦しみながらもなんとか歩ききり、体力の衰えは感じたものの、健常者と同じようなペースで歩けましたのでホッとしています。合宿としてはそれなりの成果があったのではないかと思います。

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 4日間、実質3日間の室堂歩きは、1日目は浄土山登山、2日目は立山縦走、3日目は天狗平往復ハイキングと歩き回る事ができました。残念だったのは、疲労により大日岳方向に行けなかったことです。標高が2,450mと富士山五合目に近い高所で、どこを歩いてもアップダウンのあるコースはトレーニングにはもってこいでした。この標高2,450mはそれ程苦しくはなく、しかし油断をすると高山病の症状も現れるという微妙な高さで、そういう点では室堂はその標高とコースの多様性でトレーニング適地です。しかし、辛いだけではやっていられません。素晴らしい自然と天国のような「みくりが池温泉」があるからこそ多少苦しくてもと思えるのです。体力の続く限りと思っているのですが、来年はどうなることやら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015年10月22日 (木)

立山合宿12 みくりが池温泉

ここ数年、初秋の恒例となっている室堂滞在です。その大きな理由は、室堂をベースとして立山登山や縦走、あるいはトレッキングやハイキングなどを自由自在に楽しめることと、「みくりが池温泉」の居心地の良さです。

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 「みくりが池温泉」は、室堂駅から15分くらいのちょっとした高台にあります。その名の通りみくりが池の畔にあり、室堂周遊コースにもなっています。室堂全体がアップダウンの石段が廻っていますので散策するだけで適度な運動になります。この周りには雷鳥が棲息しています。

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 建物は2階建てで、ほとんどの部屋は2階部分にあります。こちら側は富山湾側で、ほとんどが個室になっているのです。反対側は立山側となっていて、相部屋となっているようです。1階部分はカフェや食堂、温泉があります。

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 建物の入り口に寒暖計があり、以前からあったのかどうか今年初めて気がつきました。毎朝チェックしたのですが、4日とも夜明け時の気温は氷点下でした。

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 建物の前にテラスがあり、憩いと集いの場になっています。ここからは富山湾方向も立山方向も眺めることができます。この日は霧が立ちこめていてとても寒く、あまり人はいませんでしたが、晴れていると、グループで宴会したり、観光客がお昼を食べていたりととても賑やかです。

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 テラスからはみくりが池に映る “逆さ立山” を見ることができ、絶好の撮影ポイントとなっています。

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 建物に入るとフロントがあり、ここで宿泊や日帰り入浴や食事の受付などをします。常時スタッフがいて、テキパキとスムースな対応をしてくれます。

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 フロントの先に食堂があります。朝、昼、夕の食事は全てここで。早めに着いてしまった時にはここに大きな荷物やリュックを置いておきます。

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 フロントの脇にあるカフェは、表が寒かったり雨が降った時にはここで寛げます。夕方から夜にかけては、寛ぐ場所のない相部屋の人達が集まれる場所となっているようです。(私は個室にいますので夜は利用したことはないのですが)

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 カフェの名物は、生ビール・ピザセットとソフトクリームです。但し16:00迄ですので、立山縦走などした時は、このソフトにありつこうと、終了時間までに戻ろうと必死になって、雷鳥沢からの辛い上りを頑張ったりもしました。

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 2階が部屋で、左手富山湾側が個室、右手立山側が相部屋となっているようです。相部屋は、部屋の両側に2段ベッドがある定員4人の部屋から大人数の相部屋まであるようです。このあたりはやはり山小屋です。

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 ここに通い出してからはいつもカミさんと一緒でしたので個室を予約しています。三連泊の予約は取りにくいので、最近は営業開始の4月に予約をしてしまいます。山小屋ではとても贅沢なことで、私にとっては滞在中ここが天国となります。しかし、いずれカミさんが同行しなくなって一人で来る場合は、個室予約ができず相部屋利用となります。

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 個室は富山湾側を向いていますので、朝起きて先ず窓を開けるとこんな景色が飛び込んできます。

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 洗面所もウォシュレットトイレの場所も何ヵ所もあり、混み合うことはほとんどありません。

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 山小屋でありながら「みくりが池温泉」と名乗っているのはここの温泉がウリだからです。日本一高いところ(2,430m)にある温泉といわれています。この温泉に入るのも室堂滞在の大きな理由になっています。

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 浴室は決して広くなく、ツアー観光客が日帰り湯で入ってくると多少混み合いますが、そこは譲り合って。窓の外の眼下には源泉となっている地獄谷が硫黄臭とともに噴煙を上げています。時々、御嶽山のような爆発はないのだろうかと思うこともありますが、あまり深く考えないことにしています。剱岳を登ってきた帰りにここで身体を温めるのが楽しみという人もいます。

 

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 朝食はバイキングで、メニューも充実しています。一日の活動に備えて、美味しい食事がたっぷりととれるのは嬉しいことです。

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 夕食はのメニューも山小屋とは思えないほど充実していて、三連泊でも毎日メニューは変わります。富山からのアクセスがよく、富山湾の海の幸や豊富な食材が調達できるという地の利があります。

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 日本酒も富山の地酒が揃っていますし、赤白のワインも。ボトルでキープしておくこともできますので、日本酒と白ワインを1本ずつキープしておくと4日間でちょうどいいのですが、年々飲める量が少なくなってきていることは寂しいことです。

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 今年は、こんなものまで。帰る時に気がついて、 しまった! と思いました。

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 テラスからや部屋からもこんな夕陽を見ることもできます。

 

毎年大雑把な年間旅行計画をカミさんと考える時、真っ先に9月末から10月にかけての室堂行きが決まります。それくらい楽しみにしているのですが、来年は同じ時期にアラスカ行きを決めていて、この室堂行きは断念かということになっています。カミさんはもう室堂は充分堪能したといっていますので、別のシーズンに一人で(相部屋)行くかどうしようか今から迷っています。

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2015年10月21日 (水)

立山合宿11 静養

10/8(木) 午前中天狗平あたりをハイキングした後、午後からは室堂で買い物をしてから「みくりが池温泉」でゆっくりとしました。

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 急に発生した霧がかなり下まで下りてきていて、それでも観光客の皆さんは集合時間までの時間を散策したり写真を撮ったりしていました。観光客の多くは中国人のようで、折角ここまで来たのに日本の美しい自然を見てもらえなくて残念でした。

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 とても寒く感じ、記念写真用のマスコット雷鳥もとても寒そうでした。立山方向の雲は厚く垂れ込めていて、立山縦走しているKさんご夫妻のことがとても心配でした。

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 室堂駅の上階に「雄山神社峰本社」の旧社殿が展示されていることは知りませんでした。

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 室堂駅の階段には、 “9月下旬からいつでも雪、吹雪になります! という貼り紙がしてありました。先程見た雲が雨にならなければいいのですが。

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 室堂駅の駅舎の中はさすがに温かく、何回か食べたことがある 立山そば が温かそうでした。

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 出発フロアーでは、富山から上がってきて黒部方向に行く人や逆コースを行く人達で賑わっていました。

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 そろそろお昼近く、ホテル立山のレストランの前には行列ができていました。室堂駅の駅舎とホテルとは一体となった建物になっています。

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 たまにはお土産物屋を覗くのも楽しみです。次の日の出発が早いため、ここでいくつかのお土産を買いました。

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 室堂駅で買い物したりして「みくりが池温泉」に戻ると、みくりが池の前で寒い中、カメラを構えている人達がいました。

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 みくりが池に映る立山の写真を撮ろうという人達の願いも空しく、立山にかかる雲はなかなか切れそうもありませんでした。

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 この日はだいぶ食欲が戻り、部屋で室堂で買ってきた ます寿し のおにぎり(美味しかった)や非常食、キープしておいた日本酒やワインも飲んだりして昼食にしました。

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 昼食の後、下の食堂に行って飲み直し。顔は浮腫んでいるようですし、唇も紫色で高山病の症状が出ていて、まだ疲れが残っているような惨めな顔をしていました。

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 食欲だけは戻ってきていましたので、私は富山名物の ブラックラーメン を初めて食べました。黒いスープは全然塩っぱくなくあっさりしている割にはコクがあり、ニンニクの茎のようなものがアクセントになっていて美味しかったのです。カミさんは 白エビラーメン を食べました。

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 前日は食欲がなくあまり食べられませんでしたが、この日の夕食はモリモリ食べられました。この日は3連泊目で、毎日メニューが異なりましたので、毎日何が出てくるか楽しみでした。

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 食の時に偶然一緒になったKさんご夫妻と夕食の席も隣り合わせになりました。Kさんご夫妻は、この日立山縦走にチャレンジし、大変な寒さの中無事に戻りました。お弁当のおにぎりは凍っていたそうですし、奥様は寒さで死ぬかと思ったそうです。何はともあれ、ご無事で良かった!

 

次の日には帰る予定で、戻ってからの疲れを残したくなく、午後からは温泉に入ったりして静養しました。朝食と夕食で一緒になったKさんご夫妻は、広島から車で来ていて、帰りは能登半島など北陸を回って帰るそうです。他にも、北海道や仙台、京都などから車で来ている人が多く、皆さんそれぞれ旅を楽しんでいました。

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2015年10月20日 (火)

立山合宿10 天狗平

10/8(木) 立山合宿も3日目、前日に立山連峰を縦走した結果、この日は疲れがたまっていましたので、無理のないコースを選びました。

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 前日は疲れすぎて胃が動かず食欲がなかったのですが、一晩ぐっすり寝たおかげで朝から食欲がありましたので、目一杯いただきました。

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 富山湾の方向には上空に雲がかかっていましたが、富山市街は多少霞んではいたものの何となく見えました。きっと雨晴海岸からあたりからですと立山連峰の頂上あたりに雲がかかって見えていることだろうと思いました。

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 宿の「みくりが池温泉」近辺は気持ちよく青空が広がっていました。

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 この日は、無理をしないで室堂平近辺をハイキングすることにしました。たっぷりと休養したカミさんは元気な足取りで石段を上っていきました。

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 昨日縦走した稜線も青空の下ハッキリと見ることができ、素晴らしい景観や辛かったアップダウンが蘇ってきました。

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 先ず、室堂駅方向へ向かいました。まだ朝が早く、観光客の姿は見えず、一番のバスで富山や黒部方向へ向かう人がチラホラといました。

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 この日も明け方の気温は氷点下で、石が敷き詰められた道は白く薄化粧していました。

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 昨日カミさんが歩いた天狗平へと向かい、剱岳を見に行くことにしました。

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 富山方向からバスが上がってきました。この後、何台ものバスが次から次へと上がってきて、観光客が続々と室堂入りしているようでした。

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 石がゴロゴロしている細い流れのような水たまりには薄氷がはっていました。やがて冬が来て豪雪の時期が来て、春になるとこの細い流れも雪解け水で急流となり、いくつかの川と合流して富山湾に注ぐことでしょう。

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 天狗平への道は、途中木道の部分もありましたが、しっかりと舗装された道もあり、周遊できるハイキングコースとしてよく整備されていました。

 

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 正面に見える稜線は大日岳方向に向かうルートです。このルートは真っ直ぐに富山湾に向かっていて、立山縦走とはまた別の景色が楽しめます。何回か歩いたことがあり、この日もこのルートを歩こうと思ったのですが、前日の立山縦走と同じように、雷鳥平へと下り、雷鳥坂の急坂を登らなければならず、帰りは更に辛い思いをしなければなりませんので諦めました。

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 だらだらとした下りをノンビリと歩いて行くと、なんと剱岳が姿を現しました。剱岳の全貌と前剱まで間近に見ることができ、驚きました。

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 さらに下ってゆくと、剱御前小屋もハッキリと目に捉えることができました。剱御前小屋からの急坂、雷鳥坂もよく見えました。前日、疲れた足取りで、滑落しないように下ったことが思い出されました。

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 天狗平には、立山高原ホテルと天狗平山荘とがあります。たまたま通りかかった二人の女性は前日立山縦走でほとんど同じペースで歩いた人で、これから歩いて美女平まで下り、富山へと戻るとのことでした。

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 あっという間に富山湾側から雲が湧いてきて、立山連峰も剱岳も包み込んでしまいました。

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 室堂へと観光客を運んだバスは、再び富山側に下っていき、バスの行く手には雲がどんどん湧いてきていました。道の両側に立っている細いポールは、深い積雪があっても道路の両端がわかるようにしたもので、このあたりが豪雪地帯であることがわかります。

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 富山湾からの風は冷たく、耳がちぎれそうでしたので、手袋やフードを手放すことはできませんでした。

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 室堂近くに戻ると、立山連峰には雲が襲いかかり、ホテル立山も今にも雲に包まれそうでした。

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 室堂に戻ると、雲は立山連峰に覆い被さって、ボチボチ増えてきた観光客も寒さに身を縮めていました。折角室堂に来たのに、素晴らしい景色を見られなくお気の毒でした。

 

ノンビリと歩いた天狗平でした。もし大日岳方向にトレッキングをしていたら今頃雲の中かと思うとパスして良かったと思ったのですが、心配なのは朝食の時ご一緒したKさんご夫婦が立山縦走に出かけましたので、雲の中、寒い思いをしているのではないか、見通しが悪く道迷いしないかなど気にかかりました。

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2015年10月19日 (月)

立山合宿09 カミさんの休日

10/7(火) 私が立山縦走に出かけている間、カミさんはノンビリとハイキングをしていたようです。

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 とりあえず「みくりが池温泉」を出発すると、石で舗装された道は霜なのか、雪なのか、うっすらと白くなっていて、かなり滑りやすかったようです。

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 室堂平は雷鳥の生息地として有名で、私は今回は雷鳥の姿を見かけず心配していたのですが、カミさんは一羽見つけたそうで、雷鳥は神の使いでいいことがあるともいわれています。

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 カミさんは、室堂山方面へと向かいました。

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 前日は、私は浄土山に登り、カミさんは室堂山の展望台に向かったのですが雲のためにまったく展望が望めなかったということで、リベンジに向かいました。

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 たしかに、この日は青空が広がっていて雲ひとつ無く、絶好の展望日和でした。

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 室堂山展望台(2,668m)から槍ヶ岳が見えました。槍の右側には穂高連峰も。

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 手前には薬師岳に連なる山々も見えました。こうした山を縦走する人もいて、きっと素晴らしい景観を見ることができるのでしょうが、かなりの体力がなければ無理です。

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 室堂山から下山する途中、荷揚げしているヘリを見たそうです。このヘリは、私がちょうど立山(雄山)の頂上にいて、縦走しようか下山しようか迷っている時見上げたのと同じヘリでした。

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 室堂山から立山方向の一ノ越に向かうか、室堂平へと下るか迷ったそうです。私は、その頃縦走を決断して縦走路を登り始めた頃でした。

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 結局、室堂を経由して天狗平方向に向かいました。室堂平は三方を山に囲まれていて、唯一開かれているのが天狗平で、この先富山市へ下り、富山湾へと傾斜が続いています。日本海側からの風の通り道になっていますので雲や霧が発生しやすいのです。

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 驚いたのは、天狗平の立山高原ホテルや天狗平山荘の手前に、こんな剱岳のビューポイントがあったとは。私が剱岳を見るために立山縦走で苦しんでいる間に、カミさんはこんな所で真っ正面からの剱岳の全貌を眺めていたなんて。

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 天狗平をさらに下ると、立山縦走路や剱御前小屋、雷鳥坂などもハッキリと見ることができるのです。

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 天狗平から「みくりが池温泉」に戻り、テラスでノンビリしたそうです。

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 カフェでコーヒー・を飲んだりして、優雅に過ごしたとのこと。私はといえば、ちょうどこの頃立山縦走路の別山越で苦しんでいる頃でした。

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 前の日は、私が浄土山に登っている間にカミさんは室堂山へ、この日は私が立山縦走に出かけている間に、カミさんは室堂山から天狗平へと出かけ、しかも槍ヶ岳と剱岳を眺めました。室堂のいいところは、それぞれ体調や天候などによって登ったりハイキングしたりできることです。結局2日間、私とカミさんは別行動でした。

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2015年10月18日 (日)

立山合宿08 立山縦走・雷鳥平

10/7(水) 雄山から剱御前小屋までの立山縦走路を歩き終え、下山となりましたが、この先のルートは、縦走と同じくらい大変な体力を必要としました。

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 13:32 剱御前小屋前で小休止して雷鳥坂を下り始めました。この雷鳥坂は室堂平から見ると屏風のように見え、直登に近い登り道で、下る時も結構大変なのです。コースタイムは登り1時間50分、下り1時間10分の登山道です。

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 13:38 霧で下の方が見えなかったのですが、あっという間に霧が流れて見通しが良くなりました。

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 13:50 下の方の雷鳥平の先には丘陵とさらにその先には山が見えていて、最終目的地の「みくりが池温泉」は山の上の方にあります。そこまで登るのかと思うとウンザリしました。

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 14:21 ヘルメットをリュックに縛り付けて登ってくる人がいました。多分剱岳を目指す人達で、先ずこの雷鳥坂を登るだけで大変です。

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 14:32 下り始めて1時間、雷鳥平がだいぶハッキリ見えてきました。

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 14:39 ようやく下りが終わりましたが足や膝はかなりガクガクで、板を渡した橋を渡る時にはフラフラしてしまいました。下りから上りへのギアチェンジは結構大変で、橋を渡った先のほんの数段の石段を上がるのにも苦労しました。

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 14:44 雷鳥平ではテントが張られていました。この日の早朝出発した時の気温が氷点下以下でしたので、ここでのテント生活はかなり冷えるだろうと思ったのですが、皆さん楽しそうに寛いでいました。

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 雄山からの縦走路ではいくつもの山を越え、剱御前小屋からは急傾斜の雷鳥坂を一気に下りましたので足や膝には力が入らず、ろくな休憩もとらず、まともな昼食もとりませんでしたので、ここにきて完全に体力が尽きて失速状態となりました。これから先の延々と続く登り坂を恨めしく思いました。

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 14:53 雷鳥平から雷鳥荘までの登りは、疲れ切った身体や足にはこたえました。

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 14:55 立山縦走をしてきた人は誰もがここで苦しい登りを強いられ、それでも一歩一歩前進していきました。

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 15:00 振り返って下を見れば、ここまでかなり登ってきたことがわかりました。陽は徐々に傾きつつあり、自分の影が登ってきた石段に長く映っていました。

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 15:09 上を見れば、まだまだ石段は続いていました。いやはや!

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 15:26 雷鳥荘を過ぎると一度下って、また登り返しが待っていました。正面に前日登った浄土山が見えてきました。

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 15:32 「みくりが池温泉」への最後の登りは、一歩足を上げては一呼吸してまた一歩と、カタツムリのような歩みになりました。

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 15:48 地獄谷が間近に見えてきて、目的地はもうすぐでしたが、噴煙が流れてくると硫黄の刺激臭が強く、ただでさえ苦しい呼吸がさらに苦しく、咳き込んだりしました。

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 15:54 地獄谷の刺激臭を避けるためにタオルをマスク代わりにして「みくりが池温泉」に生還しました。剱御前小屋を1時15分に下り始めて3時間近くもかかりました。完全な失速状態でした。

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 何はともあれ、ソフトクリームでエネルギー補給しました。だいぶ陽に焼けてしまいました。

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 温泉に入って汗を流し、ビールで水分補給。かなり疲れ切って、グラスを持つのもかったるい状態でした。部屋に戻ってから片付けるのが面倒で散らかし放題で、合宿所のようになりました。

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 夕食は、山小屋にしては豪華メニューでしたが、残念ながら疲れすぎて食欲がまるでわかず、かなり残してしまいました。

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 かろうじて、白ワインでつまみになるようなものを流し込みました。

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 食事をしながら眺めた夕陽がきれいでした。

 

部屋に戻り、温泉にもう一度入って、布団に倒れ込みました。朝6:45に出発して、ろくな休憩も食事もとらず16:00近くに戻り、9時間の縦走とアップダウンはホトホト疲れました。2年前にはもう少し楽だったと思いますので、やはり体力の低下は否めません。2年前はカミさんも一緒に縦走しましたので、思い返せばよく縦走したものですが、カミさんはその時かなりこたえたようで、今回はパスしました。疲れはしましたが、筋肉痛や膝痛にはならなかったのが救いでしたし、縦走できた達成感と充実感で心は晴れ晴れとしていました。

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2015年10月17日 (土)

立山合宿07 立山縦走・剱岳

10/7(水) 雄山から立山縦走路を10時頃スタートし、大汝山や富士ノ折立を経由して大走りに着きました。大走りから縦走を中断して雷鳥平へと下ることもできたのですが、天気も体調も良好でしたので縦走を続けることにしました。

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 10:56 大走りを過ぎると、稜線は右にカーブしながら登りにかかりました。無風状態になり、縦走には絶好のコンディションになりました。

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 10:59 風雨に晒された木の道標はかなり朽ちていましたが、書かれている文字はハッキリしていて、頻繁に手入れされているようでした。山の中の数少ない道標の文字がハッキリしているのはとてもありがたいのです。

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 11:02 像の背中のようでもあるし鯨の背中のようでもある稜線は真砂岳(2,861m)で、青空に向かって緩やかな傾斜になっていました。

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 11:11 真砂岳を越えて下るとまた次の山(真砂乗越2,750m)が続いていました。

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 11:30 真砂乗越を越えて下ると、前方に別山(2,874m)が待ち構えていました。まだまだいくつも山を越えなければならず、これから先体力と気力の勝負となりました。

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 11:52 岩場にさしかかりましたが、体力的にはまだそれほどの疲れは感じませんでした。

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 12:00 岩場を抜けると急傾斜の登りが待っていて、山の頂を眺めながらため息をつくことが多くなりました。

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 12:08 途中でハーハーいいながら身体を折り曲げている人もいて、かなり休み休み登らなければならないくらいキツいところでした。

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 12:19 空が近くなってきて、稜線が近いことがわかり、最後の一踏ん張りでした。

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 12:24 別山山頂(2,874m)の神社についてホッとしました。

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 12:25 目の前に剱岳が姿を現しました。辛い思いをしてここまで登ってきたのはこの勇姿を見るためで、一瞬疲れを忘れました。日本海側の斜面にはだいぶ霧が発生していました。

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 剱岳は憧れの山であるのですが、恐ろしくて近づくこともできません。 カニのタテバイ とか カニのヨコバイ とか、恐ろしげで、時々剱岳登山をテレビなどで見ますが、私にはとても無理で、眺めているだけで充分です。

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 12:27 しばらくは右手に剱岳を見ながらの尾根歩きが続きました。

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 12:37 剱岳の手前の沢は剱沢で、剱沢キャンプ場や剱沢小屋があり、剱岳登山の前線基地となっています。

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 12:46 とりあえずの目標地点剱御前小屋は、稜線の先の山二つの山を越えたあたりですので、もう一頑張りです。

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 12:53 最後の登りとなりました。雲が湧いてきましたので、ちょっと急ぎました。

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 12:58 ようやく剱御前小屋の屋根が見えてきて、後は下るだけでホッと一息つきました。

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 13:02 剱岳はだいぶ遠くに見えるようになりました。

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 13:05 目標としていた剱御前小屋に着きました。ほぼノンストップで目標としていた時間に着きました。ここで昼食代わりのみかん3個を食べ、この小屋でポカリを買って水分補給をしました。「みくりが池温泉」でおにぎり弁当を作ってもらったのですが、まるで食欲がなく食べることができませんでした。

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 雄山を10時にスタートした立山縦走は3時間で目標地点に到着し、私にとってはほぼ予定通りで、体調も良くホッとしました。実際には、これから先のルートが体力的には大変なのですが、縦走は事故もトラブルもなくまずまずでした。

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2015年10月16日 (金)

立山合宿06 立山縦走・大汝山

10/7(水) 06:45に「みくりが池温泉」を出発して立山(雄山)に登りました。しばらく山頂からの360°の景観を楽しみました。

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 室堂平は遙か下の方に眺めることができました。その先には大日岳方向へと向かう二つの山が見えました。

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 こちらは北アルプス方向です。

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 富山湾方向は雲海がびっしりと湧き上がっていましたが、その先は青空で、風も随分穏やかになってきました。

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 こちらは立山縦走路です。立山連峰で最も標高が高い大汝山(3,015m)や富士ノ折立(2,999m)などの手強い相手が縦走を阻むかのように聳えていました。

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 360°の景観を楽しんだ後、このまま一ノ越まで下山するか、縦走路に向かうか決断できないまま、とりあえず山頂から下りました。

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 09:43 縦走路への標識を前にまだ迷っていました。一ノ越までは1時間もあれば下山できますがかなり険しく危険でもあります。一方、縦走路も危険が無くはないのですが、いくつもの山を越えなければなりませんし、「みくりが池温泉」に辿り着くのは夕方(16:00頃)になりそうで、体力や足腰がもつかどうかも心配でした。

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 09:49 体力に自信が持てず、下山しようと思っていましたらヘリが飛来して、強い風が巻き起こるので身体を低くして、しばらくそのまま待機して下さいというアナウンスがありましたのでじっとしていました。上空を見ると、ヒマラヤで見るような青空で、こんな好天気に恵まれて縦走を諦めることはないだろうと思い返し、縦走することに決めました。

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 09:56 改めて縦走路へと向かうと早速の下りと登りが始まり、立山連峰で最も高い大汝山(3,015m)が立ちはだかりました。

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 10:03 3,000m前後の天空のトラバースが続きましたが、高度にもだいぶ慣れてきました。先は長いので足腰を痛めないようにゆっくりゆっくりと。

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10:08 雄山登山を終えた人の内、7割くらいの人が縦走に挑戦するようでした。私のように一人の人から何人かのグループや、ガイドに引率された1020くらいの集団と様々でした。2年前はカミさんと二人でした。

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 10:13 順調なペースで大汝山(3,015m)まで来ました。見事な青空で、日射しも強くなり、身体はかなり温かくなりましたが、それでもさすがに風はヒンヤリとしていました。

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 大汝山の山頂からの下りも結構大変でした。先は長く、あまりゆっくりとはしていられませんでした。

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 10:17 傾斜が比較的緩やかな場所もありますが、岩場の場合には油断するとルートを見失うことがあります。スタートした時は10人くらいの人影があったのですが、次第に少なくなりました。前に行く人、随分とゆっくりとしたペースの人など様々でした。

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 10:19 見通しのいい場所に出るとホッとしました。縦走路の前方にはいくつもの山が待ち構えていました。

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 10:27 少し平場を歩くとまた登りにかかるというアップダウンの繰り返しです。それでも青空と普段見ることができない景観であまり疲労は感じず、順調なペースで歩くことができました。

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 かなり見晴らしのいい稜線に出ると富山湾にかかる雲海が迫ってくるようでした。今年の8月に北陸高岡市の「雨晴海岸」から立山連峰を眺めました。ここからは雲海がかかっているために「雨晴海岸」を眺めることはできませんでしたが、8月に眺めた立山連峰に立っていることを思うと、感慨深いものがありました。

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 10:29 富士ノ折立(2,999m)。さすがに頂上までは危なそうで、こんなところで滑落したくありませんでしたのでパスして脇道を進みました。

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 10:46 富士ノ折立からは一挙の下りとなりました。この下りも怖いところで、先行していた何人かが慎重に下っていました。

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 10:54 危険な下りをなんとか下りきると縦走路で最も好きな稜線が恐竜の背骨のように続いていました。しかし、そのずっと先には恐竜の頭のような、三角形に見える真砂岳(2,861m)が控えていて、あの山も越えなければなりません。それでもここを歩く気分は最高でした。一瞬ですが、疲れも吹っ飛ぶ感じがしました。

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 ここは「大走り」というポイントで。立山縦走路で唯一の待避ルートです。ここまでで疲れたり何らかの理由で縦走を続けることができなくなった場合はこのルートを下って雷鳥平へと下ることができます。ただ、かなりの急坂で熊が出たこともあり、あまりいい下山道ではありませんが、たまにここを下る人もいますし、この時も一人下りていきました。

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 10時頃に雄山山頂から縦走をスタートし、ほぼ1時間で大走りの分岐まで来ました。コースタイム(標準所要時間)が1時間ですのでほぼ順調なペースでした。縦走路はほとんどが稜線歩きですので、風が強かったり霧が出た場合は辛いのですが、幸い、風もおさまり、青空が広がっていましたし、体調も良く、縦走を続けることにしました。立体的に見るとこの縦走路がいかに見晴らしがいいルートかわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015年10月15日 (木)

立山合宿05 立山(雄山)登山

10/7(水) 前日、浄土山登山で足慣らしをしましたので、この日は本格的な登山をしようと立山方向へ向かいました。立山(雄山)に登って引き返すか、そのまま立山縦走をするかは体調と天候によって決めようと思いました。

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 朝食は06:00からで、バイキング形式です。メニューはなかなか充実していました。ここの食事は美味しく、油断すると食べ過ぎてしまいます。

 

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 自宅での朝食はフルーツとヨーグルトくらいなのですが、この日は体力を使いそうでしたので、麻婆豆腐をはじめたっぷりと食べました。

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 06:45 身支度をして出かけました。「みくりが池温泉」の入り口にある寒暖計を見ると氷点下5℃15℃の間に目盛りがありました。カミさんは、のんびりとどこかへ出かかるということでしたので別行動となりました。

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 立山連峰の稜線に朝陽が当たっていて、雲ひとつありませんでした。一ノ越・雄山(立山)方向へゆっくりゆっくり歩きました。ここ室堂平は標高2,450mで富士山の五合目近くの高さですので、動き始めは空気の薄さを感じました。

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 07:07 石畳の道は、徐々に高度が上がっている道です。左手の立山(雄山)と右手の浄土山の間の窪んだところが一ノ越で、とりあえずの目標地点です。そこまでどのくらいの時間がかり、疲労度はどのくらいかによって体調を知ることができます。

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 07:37 最初は緩やかだった傾斜も一ノ越に近づくにつれて急になっていますので、吐く息も荒くなってきました。息も苦しいのですが、ちょうど風の通り道のようで、風は冷たく耳がちぎれそうな感じで、手袋はもちろんフードを被りながらの登りになりました。

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 08:01 ようやく「一ノ越山荘」が目前に見えてきました。ここは標高2,700mですので、室堂平(2,450m)との標高差は250mです。「みくりが池温泉」から「一ノ越山荘」までのコースタイムは1時間といわれていますので、私の所要時間は1時間15分と若干遅めのタイムでした。

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 一ノ越からは雲ひとつない北アルプスの山脈、頭ひとつ抜き出た鹿島槍をハッキリと見ることができました。

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 08:12 いよいよ立山(雄山)登山開始しました。上空は青空でしたが、日本海側からはかなり強い風が吹いていて、白と赤の吹き流しが水平に流れていました。

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 08:25 登り始めて10分、岩場にさしかかりました。岩場を登る時は赤や黄色の矢印の確認や先行する登山者のルートの確認が大事です。

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 08:39 ここの登山の特徴は、岩場が手強いことで、山頂から折り返そうと思っている人の多くが下山の大変さを思い知ることです。私も一度下山したことがありますがとても怖い思いをしました。

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 09:02 登り始めて50分で八合目あたりに着いて、一息入れました。空気は冷たく帽子とフードがなければとてもじっとしてられませんでした。

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 09:03 頂上はまだまだ上ですので、あまりのんびりとしているわけにはいきませんでした。山頂の建物が近く見えるのですが、これがなかなか。

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 09:11 また岩場となりましたが、ルートはわかりやすく、頂上が近いせいでそれほどのプレッシャーは感じませんでした。

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 09:21 頂上に近づくにつれ空の青さが濃くなり、見ていると吸い込まれるようでした。ヘリが通りかかりました。 

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 09:27 小さな社とその上にはケルンがあり、その向こうには雲海が日本海の荒波のように見えました。

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 09:28 山頂の建物は雄山神社・峰本社です。この峰本社は夏の時期(7~9月)しか開いていません。最後の一登りです。

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 09:32 立山(雄山)の三角点です。北アルプスの方向を向いています。立山という山はなく正確には立山連峰といういい方が正しく、主峰(シンボル)は雄山(3,0003m)ですが、標高の高さでは大汝山が3,015mと最も高い山です。

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 室堂平からあるいは登りながら見えた建物は雄山神社・峰本社ですが、本当の山頂(3,003m)は、峰本社の先にあります。

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 09:38 ここが正真正銘の雄山頂上(3,003m)です。

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 ちょっと目が腫れぼったく、昨晩寝過ぎたか高山病の症状が出たのか。幸いだったのが、風が弱まり日射しが強くなり身体が温まったことでした。一ノ越からのコースタイムは1時間ですが、私の場合は1時間半かかりましたので随分ゆっくりと登ったことになりました。 

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 ここまで歩いた行程を振り返ってみると「みくりが池温泉」を06:45に出発して一ノ越(08:05)から登り始めました。とりあえず目標とした立山(雄山)山頂までは、コースタイム(2時間)をかなりオーバー(2時間45分)しましたが、体調は良く、疲労はほとんど感じませんでした。ここから先、引き返すか、縦走するかかなり迷いました。

 

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2015年10月14日 (水)

立山合宿04 一の越

10/6(火) 浄土山(2,831m)に登った後、景色を楽しみながら室堂平へと下り、宿泊先の「みくりが池温泉」にチェックインしました。

 

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 浄土山の山頂からは、「一の越山荘」の屋根が眼下にマッチ箱のように小さく見え、そこから立山への登山道が少しカーブしながら山頂に続いている様を見ることができました。左斜面には霧が発生していました。

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 また浄土山の東側には龍王岳がまるで立ち塞がるように聳えています。いつかこの山を越えてどんな景色があるのか見てみたいと思ってはいるのですが、なかなか勇気は出ません。つい最近ここでケガをした人がいたとかで、余計に怯んでしまいました。

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 東の方向には鹿島槍が見え、手前の方には中腹を縫うように細い道が見えました。この道は黒部川に沿って黒部渓谷への道です。

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 (画像はインターネットより転載) 黒部渓谷へと続く道は、「下の廊下」といわれる恐ろしい道で、時々この道を通って登ってくる強者を見かけることがあります。考えただけで足がすくんでしまいます。

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 浄土山から一の越への下りは逆落としのように急な坂です。みるみるうちに立山への登山道が近づいてきました。

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 眼下の室堂平には霧が湧いてきたり、風に飛ばされて急に視界が良くなったり、風の通り道のようです。

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 一の越山荘は10月下旬まで営業している山で、立山登山や縦走には最も便利な山小屋です。室堂平からここまで1時間かかりますので、ここに宿泊すれば立山登山などでも1時間は節約できます。

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 一の越山荘から眺めた立山(雄山)。尾根になっている登山道には小さな人影が見えました。この時間(12:24)からですと立山縦走は無理で、おそらく立山登山の後折り返し下山する人達と思われました。

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 これから登る人達も何人かいました。重装備でかなり大きなリュックを背負っている人もいましたので剱岳方向に向かう人かもしれません。

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 かなり霧が出てきていましたので、これから登って山頂に着いたにしても、見晴らしが良くないと思われ、大変だろうなあと思いました。私も翌日は天候さえ良ければここを登ることになりますので、ちょっと緊張して眺めていました。

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 一の越から室堂へ下る道はそこそこの傾斜があり、もし翌日立山登山あるいは立山縦走するとしたらこの道を登ってこなければならず、考えるとうんざりともしました。ここを下って途中で待っていたカミさんと合流し、昼食をとりました。

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 13:30 「みくりが池温泉」に戻り、チェックインしました。

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 4日間寝泊まりする4畳半の個室です。なかなか予約が取りにくいのです。狭い部屋ですが、私にとっては天国で、すぐに布団を引いて、帰るまで敷きっぱなし、要するに万年床にしてしまいます。登山から戻っても、温泉から戻ってもすぐに横になれます。ありがたいのは冷え込んでくる夕方には温泉からの余熱で暖房が入ることです。狭い部屋で、4日間カミさんと顔を突き合わせますので、喧嘩しないように心がけています。

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 温泉(朝の8~9時以外いつでも入れます)に入って一休みしてから1階のカフェに行きました。すぐ近くまで霧が流れてきていて、テラスも霞んでいて、晴れていればここで寛げるのですが、とても寒くて表に出ることはできませんでした。

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 浄土山に登って、温泉に入ってノドが渇きましたので生ビールを一杯。ここでは生ビールも飲めます。

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 夕食は17:30からと19:00からと二部制です。毎年3連泊ですので、最初の2連泊は17:30からで、3泊目はどういうわけか19:00からとなっています。嬉しいのは3回の夕食は毎回メニューが異なることです。

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 山小屋にしてはちょっと贅沢なメニューで、これは富山とのアクセスの良さによるものです。追加料理で、白エビなどの名物料理をオーダーすることもできます。

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富山の銘酒などの日本酒や白ワイン、赤ワインなどもボトルでキープしておくこともできます。今年も日本酒をキープしました。

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 富山県側(日本海側)の空が紅く染まっていました。翌日、晴れるといいのですが。

 

早朝自宅を発って、室堂散策と浄土山登山で足慣らしをした一日目でした。翌日、天候が良ければ立山登山と立山縦走をしたいと思いつつ就寝しました。

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2015年10月13日 (火)

立山合宿03 浄土山登山

10/6(火) 「みくりが池温泉」に大きなリュック預けて身軽になって室堂平を散策しました。天気が良さそうでしたので、散策がてら浄土山(2,831m)登山をすることにしました。

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 浄土山へのルートは、「みくりが池温泉」を出発して室堂山方向へと進み、浄土山に登り、立山登山のベースとなっている一の越へと下り、そしてみくりが池へと戻るというものです。

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 10:19 立山方向への道から別れて室堂山・浄土山方向への道を歩いて行くと、いつの間にか室堂平を眼下に眺められるようになりました。

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 真っ正面に浄土山を見ながらひたすら石段を登り続けました。室堂平の標高が2,450mですから、この辺りでは確実に富士山の五合目よりは高く、多少息苦しさを感じました。

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 10:31 整備された石段から石が転がっている歩きにくい道になり、傾斜も厳しくなり、グングンと標高は高くなりました。

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 10:54  やがて左手に「浄土山登山口」の標識が見えてきました。登山口の先には、いつの間にか霧が発生していました。

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 浄土山の登山口でカミさんと別れました。カミさんは真っ直ぐの道を進み、室堂山展望台へと向かいました。室堂山展望台は、天気が良ければ穂高岳や槍ヶ岳などの北アルプスの山脈を眺めることができるビューポイントなのですが、残念ながらかなり濃い霧が出てきましたので眺望は期待できそうもありませんでした。カミさんとは浄土山から下山してから合流することになっていました。

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 カミさんと別れて登山道を進むと更に霧が濃くなりました。

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 しばらく歩いているとあっという間に霧は晴れ、上空に青空が広がってきました。先に上っている人の影もちらりと見えました。

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 室堂平展望台へと向かっていたカミさんが撮ってくれた写真です。遠くからなのでちょっとピンぼけとなっていました。私の方からもかみさんの姿を見ることができ、手を振りつつ高度を稼ぎました。

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 11:21 やがて岩場にさしかかりました。上を見ると気持ちのいい青空が広がっていて、体も少し汗ばんできました。

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 登ってきた下を見ると、またいつの間にか霧が足下に広がっていて、さすがにかみさんの姿もまるで見えなくなりました。

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 岩場を登っている時気をつけなければいけないのがルート確認です。ついつい足下が危険ですのでそちらに目がいってしまうとルートを見失ってしまうことがあります。必ず赤や黄色の矢印を確認してから登らなければなりません。

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 この浄土山には何回か登っていますが、最も危険で注意が必要な場所です。トラバース(山の中腹を横切る)しながら回り込む場所です。霧が出ていましたので下の方が見えないのが幸いでした。

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 岩場では特に下山者や登山者の姿を見るとホッとします。上にいる人の位置によって安全ルートが確認できます。この下山者は若者2人でスイスイと下りてきましたが、私は怖くてこの山を下山したことはありません。登りは四つん這いになっても安全性を確保できますが、下りは身が軽くないと難しいのです。

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 11:32 八合目あたりに木の標識が立っているのですが、何も書いていなくて、多分目印だろうと思います。

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 北アルプスの山脈方向は完全に雲海で隠されていました。

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 山頂はもうちょっと先のようなのですが、実はどこが山頂かわからなく、出会った登山者と探したことも何回かあるのですが結局未だにわかりません。

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 北アルプスと反対の方向、黒部川が流れてゆく北の方向には鹿島槍がハッキリと見えました。

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 11:42 山頂と思われる場所で、立山(雄山:3,003m)をバックにシャッターを押してもらいました。

 

10時頃に「みくりが池温泉」を出発し、11:42に浄土山山頂に着きました。標高は2,831mですから出発した室堂平(2,450m)からは380mの標高差で、いい足慣らしと高度順応ができました。立山連峰の盟主ともいわれる雄山(30003m)とそれに続く別山(2,874m)、そしてここ浄土山は「立山三山」といわれ、浄土山という名の通り信仰の山です。次の日、立山縦走ができれば「立山三山」を制覇したことになるのですが。

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2015年10月12日 (月)

立山合宿02 室堂散策

10/6(火) 予定より30分も早く室堂に着きました。宿泊先の「みくりが池温泉」へと向かい、足慣らしに室堂を散策することにしました。

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 多くの方が室堂を散策したことと思います。散策するコースはたくさんあります。

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 「みくりが池温泉」方向へ向かう道の真っ正面には、立山連峰の稜線が立ちはだかるように並んでいます。この稜線の向こうに剱岳が控えています。その剱岳に向かうには、正面の壁のようにみえる「雷鳥坂」という急坂を登っていきます。

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 荒野のように広がる斜面は天狗平方向です。その向こう、日本海側に向かって延びている稜線は大日岳に向かうルートです。この稜線を歩けば、遠く富山市や日本海を眺めることができます。

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 雷鳥荘方向の道は雷鳥平へと下って行きます。このルートの上り下りもかなり厳しい道です。

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 みくりが池は風がない時には湖面に立山を映します。この日も逆さ立山と右側の浄土山の裾野が写っていました。二つの山の窪みは立山登山のベースとなっている「一の越」です。

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 白い煙と硫黄の匂いが漂ってきました。地獄谷です。風向きによってはかなり刺激的で咳き込んだりもします。

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 みくりが池と地獄谷に挟まれた位置に「みくりが池温泉」はあります。この建物の裏側が地獄谷で、「みくりが池温泉」の名物となっている温泉は地獄谷から直接引かれています。6年間通っているのですが、何故だか地獄谷の噴火や爆発について心配したことはありません。

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 09:42 随分早い時間に「みくりが池温泉」に着きました。いつも別荘に来たようなホッとした気分になります。

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 チェックインは午後からですので、大きなリュックを預け、小さなリュックを背負って散策に出かけることにしました。

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 室堂の散策路の特徴はアップダウンになっていて、上ったり下ったりしていますので、トレーニングには向いています。

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 正面左手に立山(雄山3003m)、右手には浄土山(2,831m)が聳え、その間の窪みは「一の越」です。

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 立山とは反対方向には「ホテル立山」があり、その先の山は天狗山(2,521m)です。

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 室堂は正確には「室堂平」といわれ、天狗平方向の富山市方向を除いて周りを山に囲まれています。特に立山連峰の尾根は歩き応え(かなりハード)があり、その分豪快な景観を楽しむことができ、人気の縦走路です。翌日、なんとか縦走してみたいと思ってはいるのですが、体力がもつか、足は大丈夫か、天気とともにちょっと不安ではありました。

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 立山(雄山)と並んでみえる尖った山は浄土山で、標高は2,831mあります。この山には何回か登ったことがあり、大抵は足慣らしに最初に登ることにしています。

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 途中にある「室堂山荘」は、最近リニューアルされ、全館セントラルヒーティングとなっていて、立山連峰を眺めることができる展望風呂などもあります。「みくりが池温泉」に比べると立地条件もいいのですが、私は「みくりが池温泉」の温泉が気に入っています。

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 富山市やその先の日本海側に開けた天狗平方向は、日本海からの風が吹き抜ける道になっていますので雲が発生しやすく、この日も天気はいいのですが、あっという間に雲が湧いてきました。

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 「みくりが池温泉」から30分くらいで、立山・一の越方向と浄土山方向の分岐があります。例えば、室堂に観光に来た人でも、この先どちらに進むにせよ歩いていける人はかなり健脚です。この先はどちらの道も厳しい上り坂が待っています。

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 私とカミさんは、浄土山方向へと向かいました。かなり雲が湧いてきているのがちょっと気がかりでした。

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 平坦な分岐点からしばらく歩くと厳しい上りが始まりました。頭上の浄土山の向こう側には、かなり速いスピードの雲が流れていました。

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 歩いてきた道を振り返ると「ホテル立山」が随分と小さくみえました。日本海側からは分厚い雲が立ち上がってきていて、天候はやや不安定のようでした。

 

上ったり下ったりの室堂を散策するだけでかなりのトレーニングになります。数年前ヒマラヤ・トレッキングに出かける前に受けた高地検診(5,000mの登山や峠越えの際には受診が義務となっています)で肺気腫ステージⅡ(階段を上るのが苦しくなる)と診断されました。実際にヒマラヤでは5,000m越を2回体験しましたが異常はありませんでした。3ヶ月に一度大学病院の定期検診も受けているのですが、あまり自覚症状はなく、辛い登山は他の人も同じように辛いので、特に問題は感じていないのです。まあ用心するにこしたことはありませんので、室堂(2,450m)のような高地であちこち散策しながらトレーニングしています。

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2015年10月11日 (日)

立山合宿01 室堂へ

10/6(火) 立山合宿が始まりました。2010年から続いている恒例行事で今年で6回目になりました。当初は例年と同じ9/29出発の予定でしたが、仕事で一週間延びてしまいました。合宿と名付けているのは、自分の中では半分はトレーニングをしたいという気持ちがあり、自分に言い聞かせるためのものです。何はともあれ、ベースとなる室堂へと向かいました。

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 室堂へは、長野県側から入るルートと富山県側から入るルートがあります。長野県側からは、トロリーバスやケーブルカー、ロープウェイなどの乗り物を乗り継いでいきますので、乗り物好きにとっては室堂へ行くだけでも楽しみです。

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 03:00起床、03:30自宅出発という毎年変わらないスケジュールで、扇沢市営駐車場には07:00に着きました。扇沢始発07:30のトロリーバスに乗るにはちょうどいい時間でした。駐車場は例年は空きスペースを見つけるのが大変なのですが、今年は比較的余裕がありました。

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 多分、多くの方が観光や登山で黒部方面に行ったことがあると思います。この駅舎は、関西電力が経営する関電トロリーバスの扇沢駅です。駐車場に車を置いてこの駅舎目指して歩く時、ちょっとした上りで息苦しくなりながら駅舎と背景の山と空を見上げて、紅葉と天気の具合を見るのです。紅葉はゼロ、しかし青空が広がっていました。

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 扇沢駅の改札口に着いてビックリ、行列ができていました。ツアー客ではないようで、グループの人達がマイクロバスなどでここまで着いて、おそらく富山側に抜けると思われました。これも北陸新幹線開通効果でしょうか。

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 改札口の前のモニターでは、室堂や黒部ダムの様子をリアルタイムで放映していました。この日の目的地の室堂(2,450m)の気温は4.4℃でした。

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 改札が始まって乗り場に移動すると何台ものトロリーバスが並んでいました。

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 社内は座れない人もいるくらいの混雑で、一見して観光風の人の中に、本格的な登山装備の人もいて、中にはバリバリの剱岳登山を目指す人もいました。

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 トロリーバスに乗って16分で黒部湖に着きました。湖畔の紅葉はゼロでしたが、湖面は静かで無風状態、空は青空でした。

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 黒部ダムの道をケーブルカー乗り場へと向かう正面には早くも立山連峰が姿を見せました。白っぽい独特の山肌が眩しく見えました。

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 黒部ダムの中心部、標高1,454m、ダムの高さ186mとありました。

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 高さ186m近くの放水口からは大量の水が放出されていました。この大放水は10/15迄だそうです。

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 放水された雪解け水は黒部川となり富山湾に注いでいます。黒部川は急流のため大量の土砂を押し流し、富山湾は土砂が堆積して環境に影響を与えているということもあるそうで、なかなか難しいものです。

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 トロリーバスを降りて、次のケーブルカー乗り場までは15分くらいの歩きです。黒部ダムの展望台で観光を楽しみ人達はゆっくりとしていて、私達のように登山や山歩きの人達はケーブルカー乗り場へと急ぎました。

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 リュックにヘルメットをくくりつけた剱岳登山者などで、このケーブルカーも満員でした。登山をする人は、少しでも早く目的地に着きたいというもので、そのはやる気持ちはわかります。

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 ケーブルカーは、5分で黒部平駅(1828m)に着きました。黒部平からは、山の中腹にポッカリと小さな口を開けているロープウェイの大観峰駅が見えました。よくぞこんな所に穴を穿ったものです。上には立山連峰が聳えていました。

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 ロープウェイ(乗車時間7分)からは、盛りが過ぎた紅葉とその先には北アルプスに連なる峰が見えました。

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 最後の乗り物トロリーバスは、大観峰駅から10分ほどで室堂に着きます。鉄道でいえば単線ですので、ちょうど中間地点で上りと下りのバスが行き交います。

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 トロリーバスの中間地点の手前に 立山直下 という標識がありました。昨年は登れませんでしたが、今年こそ。

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 臨時のトロリーバスが出ましたので、予定より30分早く9時に室堂に着きました。観光客は未だ少なく、空気はヒンヤリとしていました。前方に立山(雄山3003m)が朝の光を浴びていました。予定では、次の日にあの山に登り稜線歩きの縦走をしてみたく、天気がこのまま続いてくれればいいのですが。

 

扇沢駅からいくつもの乗り物を乗り継いで室堂の駅に着き、駅舎から一歩表に踏み出すといつもこの景観が目に飛び込んできます。今年も来たぞ! どんな山歩きができるのか、期待と不安の瞬間です。

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2015年10月 4日 (日)

琵琶湖ウオーク 1回目を終えて

9/8(火)に「瀬田唐橋」を出発して、雨によって中断し一週間後に再開しました。その後のウオーキングは後半になって雨に降られましたが、ほぼ順調に歩くことができました。

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 琵琶湖一周は240kmといわれています。一番わかりやすい道はサイクルラインという湖岸に沿って整備された道です。サイクルラインを歩けば最短で一周できるのですが、きっと歩き飽きてしまうでしょうし、昔ほど頑張って歩く気力もなくなってきています。それに琵琶湖周辺にはとても魅力的な町がありあっちこっち寄り道しましたので、琵琶湖ウオークというよりも周遊という状態になってしまいました。1日5時間前後、距離では20km前後歩き、観光に2~3時間、居酒屋で1~2時間で一日が終わりました。5日間で100kmくらい歩いたのではないかと思います。

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 (画像は「サライ」20116月号より転載) 実際琵琶湖周辺を歩いてみて、 祈りの里 というキーワードはこれ以上適切な言葉はないように思われました。 近江国(滋賀県)は、古代から「宇宙有名の地」と謳われ、自然の雄大さと国の要所として知られる。そこには何世紀もの歴史が幾層にも重なり、人々の祈りがいまも生き続けている。古寺、仏像そして伝統の手技を求め琵琶湖を逍遙する。 とあり、祈り、歴史、文化にも触れることができたのではないかと思います。

もちろん、歩くことそのものも楽しく、また歩いた後の居酒屋探しも楽しかったのでした。残りの行程は、時期を見て再開したいと思っていますが、再開後の3~4日は町歩きを楽しむようなルートではなさそうですし、ましてや居酒屋もなさそうで、ワイルドなものとなりそうで、かなりの覚悟が必要に思えます。時間が経てば、気分も盛り上がってくるのではないかと思っています。

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2015年10月 3日 (土)

琵琶湖ウオーク17 長浜市・軍鶏農場

9/17(木) 彦根から歩き始めて長浜市へと向かい、長浜港から琵琶湖汽船で竹生島に上陸し、午後は市内と「黒壁スクエア」を散策しているうちに日が暮れてきました。とうことで、居酒屋に繰り出すことにしました。

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 ある程度居酒屋が集まっているところは黒壁スクエアとはちょっと離れているところでした。最初に目についたのが 湘南茅ヶ崎 道 という店で、長浜で茅ヶ崎はないだろうとパスしました。

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 2軒目は、 蔵家 という居酒屋で、ここはインターネットでマークしていた店で、実際に店構えを見ても雰囲気も居酒屋っぽく、メニューも 川えび揚げ や 鮒寿司 などもあり良さそうだったのですが。

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 どうしても 近江しゃも 軍鶏農場 の看板がインパクトがあり、近江八幡市で地鶏を食べようと思っていた居酒屋2軒が休業で食べ損ないましたので、そのリベンジで 近江しゃも を選びました。

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 入り口に入ると龍馬さんが待っていて、長浜と龍馬との取り合わせにちょっと首をかしげましたが、まあいいかと入りました。

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 店内で、若いスタッフに龍馬との因縁というか関わりを聞いてみると、単に龍馬が 近江しゃも をこよなく愛したからという単純なものでした。そういえば、龍馬が四条河原町の「近江屋」で暗殺された時、その直前に宿屋の使用人に軍鶏を買いにやらせていましたのでまんざら縁がないわけではなく、ましてや龍馬終焉の場所が「近江屋」ということでは。

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 とりあえずビールで乾杯しました。この日は、早朝に彦根を出発してあちこち回って疲れ、ホテルでシャワーを浴びてさっぱりしましたので、ビールも美味しく飲めました。

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 突き出しは、嬉しいことに好物の つぶ貝 でした。

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 メニューを見ると、 こだわり玉子の玉子焼き も美味しそうでした。

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 地鶏のたたき も 鰹のたたき も ユッケ も 皮ポン酢 もみんな美味しそうで、迷いました。

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 ビールの後の日本酒は全て高知の地酒で、選ぶのが面倒でしたので 利き酒セット にしました。

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 料理は店長と相談して、一品目は 軍鶏のももたたき にしました。

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 二品目は、海のものということで 龍馬の鰹のたたき にしました。

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 三品目は、 軍鶏のユッケ にしました。どれもこれもとても美味しかったのでした。

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 料理を持ってきてくれた賑やかなスタッフが、是非ラーメンも食べて下さいと勧めてくれました。

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 シメは、黒壁スクエアあたりの のっぺいうどん か 長浜ラーメン にしようと思っていたのですが、軍鶏の出汁がきいたラーメンは、なるほどあっさりとしていながらコクがあってこれも美味しかった。

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 ほどよく酒もきいてお腹も一杯になって通りに出ると、人影は見えないのですが、 軍鶏農場 には次から次へと客が入ってきました。通りには明かりが灯っている居酒屋が何軒か見えました。居酒屋のハシゴをするには最後のラーメンがききましたので、おとなしくホテルに戻ることにしました。

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 ホテルの入り口は、何の店かわからないのですが、おしゃれっぽくこれから賑やかになるんだろうなあ思いつつ、フラフラと部屋に戻りました。

 

前日の彦根では九州料理を、この日の長浜では高知の軍鶏を食べました。彦根や長浜の地のものではありませんでしたが、普段食べられないものに出会えてそれはそれで満足でした。

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2015年10月 2日 (金)

琵琶湖ウオーク16 長浜市・黒壁スクエア

9/17(木) 午前中に竹生島に上陸し、午後は市内を散策した後「黒壁スクエア」あたりをブラリブラリと歩きました。この黒壁スクエアを歩くのも2回目となりました。

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 長浜市の観光案内所に行くと 長浜まち歩きMAP” をくれました。この画像は中心部のみを転載したもので、実際には二回りくらい広い地図でした。「黒壁スクエア」はこの地図の中心部にあるエリアです。

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 黒壁スクエアとは、長浜市旧市街にある伝統的建造物群を生かした観光スポットで、黒漆喰の和風建築である「黒壁1号館」から「30号館」までの総称です。この建物は「5号館」でほぼ中心部に立地しています。

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 北国街道と大手門通りが交差する中心部の「札の辻」、東京でいえば銀座四丁の交差点にあたる四つ角に建つ「黒壁ガラス館」はランドマークのような建物です。

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 「札の辻」から見た北国街道の先にも、由緒ある造り酒屋の古民家に能舞台を設けた展示館があったり、たくさんの見所があるのですが、今回は他にも見てみたいところがありましたのでパスしました。

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 こちらはアーケード街となっている大手門通りで、いわばメインストリートとも言えます。2回目の散策で、前回はあまり時間がありませんでしたが、今回はノンビリと歩きました。

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 「茂美志屋」といううどん屋さん。ここの のっぺいうどん が気になっていて、飲んだ後のシメに食べてみようかなあと思っていたのですが、ここには 長浜ラーメン もあり、どちらにしようかなと迷っていました。

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 江戸時代から明治時代の和風建造物の連続性が高い情緒ある街並みと古い建築物を活用した美術館、ギャラリー、ガラス工房、レストラン、カフェ等が集積するエリアで、年間300万人が訪れるという琵琶湖の湖北地方随一の観光スポットになっています。

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 「玉八紙店」という江戸時代から続く老舗の紙店。手漉きの和紙から色紙、さまざまな紙を扱っていて、こういう老舗が綿々と続いていることが凄いことです。

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 「文泉堂」という本屋さんですが、普通の本も置いてあるのですが、独特の品揃えと雰囲気で、ここだけ世の中とは違うリズムの時間が流れているようで、不思議な時間を過ごすことができました。

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 「大通寺」というお寺への参道と商店街は、思いで深い場所です。前回、この通りの料理屋で天然ウナギを食べようと思って予約しておいたのですが、行ってみたら 今日はありません と言われ、仕方なく他の居酒屋に入ったら客は私一人、それでも若い店員さんが話し相手になってくれました。同じ店にと思って探したのですが、結局見つかりませんでした。

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 「長浜伝統産業館」は、8月にオープンしたばかりのいわば地域興しの拠点です。 浜ちりめん など長浜地域の繊維産業をPRしようとするもので、地元出身の経済人らが発起人となって 地元の伝統文化を守るとともに、新産業が生まれる拠点にしたい とのこと。こういう人達がいればきっと街も元気になるでしょうし、期待したいものです。

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 長浜のまつり というポスターが貼ってありました。その祭は 長浜曳山まつり といって、日本三大山車祭のひとつになっているそうです。安土桃山時代、長浜城主の豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)に初めての男の子が生まれ、喜んだ秀吉は城下の人々に金(きん)を振る舞い、町民がこれをもとに山車を作って八幡宮の祭礼に曳き回したのが始まりといわれています。毎年4月に行われていて、長浜と秀吉の深い縁がここにも。

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 (曳山の画像はインターネットより転載)  ここ「曳山博物館」には、実際に使われる「曳山(山車)」が常設展示されていました。この曳山の上では子供歌舞伎が行われ、演目は曳山の四畳半舞台と子ども役者用にアレンジされるそうです。

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 (子供歌舞伎の画像はインターネットより転載) 曳山まつり のハイライトは子ども狂言(歌舞伎)で。長浜の子ども狂言(歌舞伎)は1700年代頃から行われていました。5歳から12歳くらいまでの男子によって行われ、毎年新しい演目で演じられて、長浜独自の題名がつけられるそうですから、本格的ですし凄いことです。

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 博物館通りといわれる「曳山博物館」がある通りも古さとおしゃれがコラボレートされた街並みとなっています。この通りも進んでいけば、週末には 手づくり市 が開かれるようなスペースもあります。

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 旧長浜町には米川というこの川や旧長浜城外堀などが町家の裏手を縫うように流れています。かつては薪や野菜などを運ぶ船が行き来していたそうです。京都の街中を流れる高瀬川のような風情で、春には桜、夏には蛍が舞うなど四季折々の表情を見せるそうです。

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 いつの間にか日が暮れ、この北国街道のあちこちにも明かりが灯り始めました。

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 北国街道に面した黒壁ガラス館のガラス窓からも明かりがこぼれ落ち、中は一層煌びやかになっていました。このガラス館は日本最大のガラス芸術の展示エリアともいわれているそうです。

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 お食事処にも明かりが灯り、明治の雰囲気が醸し出されました。この「千成亭 橙」は、近江牛の和食レストランで、しゃぶしゃぶ すき焼き すてーき などのメニューが並んでいました。さすがに一人では入りにくく、このところ肉にはあまり食欲がわきませんでしたのでパスして居酒屋を探すことにしました。

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 千成亭の2階を見ると、通りに面した部屋は満席のようで、ベンガラ格子から透けて見える明かりと人影はとてもいい雰囲気でした。

 

2回目となった長浜で、今回は比較的ノンビリと見て回りましたがまだまだ奥が深そうで、子ども歌舞伎などは是非見てみたいと思いました。午後の黒壁スクエア界隈は観光客もチラホラとしか見当たらず、それぞれのお店は商売が成り立っているのだろうかと思ったりしましたが、千成亭で見たように入るべき所にはお客は入っていて、お金はきちんと廻っているようで、格子窓からの明かりやそこに集う人達の歓談の声も聞こえてくるようで、ほのぼのと温かい気持ちになりました。

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2015年10月 1日 (木)

琵琶湖ウオーク15 向源寺・十一面観音

9/17(木) 雨風が激しくなる前、午前中に竹生島に上陸して参拝し、12:35に長浜港に戻りました。

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 長浜港からJR長浜駅に向かいました。長浜駅は一種独特のイメージで、昔懐かしいようなレトロな雰囲気とモダンさが同居していました。

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 JR琵琶湖線で高月駅に向かいました。高月駅は 観音の里 であり有名な十一面観音がいて、どうしても会いたかったのです。

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 駅に下りると仏像のポスターや幟があり、駅をはじめ一帯が仏像モードに包まれていました。

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 駅を出ると渡岸寺観音堂(向源寺)への道標があり、とてもわかりやすかったのです。相変わらず雨がシトシトと降っていて、人影は見えず、静寂な感じがとても良かったのでした。

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 駅から歩くこと15分で向源寺に着きました。ここを訪れるのは二度目ですが、一度目はもう10年以上も前になります。その時の記憶は曖昧で、辺りもお寺ももっと荒れ果てたという印象だったのですが。

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 このお堂に中に十一面観音があります。このお堂の中は撮影禁止で、以前来たときはもっと粗末なお堂の中にあったような記憶だったのですが。

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 (「仏像入門」より転載) お堂の中に入ると、小さな台の上に十一面観音はスックと立っていて、身長177.3cmですので2mの高さです。檜の一木造りで、腰のラインはどっしりとしてそのラインはなまめかしくもありました。写真で見るのとは異なり実物はもっと肉感的で艶々していました。圧倒的な存在感でした。

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 向源寺の後、近くにある高月町立図書館に寄りました。この図書館と作家井上靖との縁が深く、2階には「井上靖記念室・星と祭」という部屋があるとのことでした。また庭の片隅には井上靖夫人の石碑もありました。

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 井上靖の「星と祭」が琵琶湖ウオークの一つのきっかけとなりましたので、高月図書館の「井上靖記念室」を見てみたいと思ったのですが。

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 残念ながらドアはしっかりと閉じていて、本日休業の貼り紙が、残念でした。

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 高月図書館の休業にちょっとガッカリしながら高月駅からJR琵琶湖線に乗り長浜に戻る途中、とても気になっていたのが「虎姫駅」でした。何か謂われや由緒がありそうな駅名でした。途中下車してもいいのですが、なにしろ電車は1時間に1本しか走っていませんので下車するわけにはいきませんでした。

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 (インターネットから転載) 帰宅してインターネットで見てみるとたくさんの画像が掲載されていて、この路線のひっそりとした他の駅に比べると賑やかな感じの駅のようでした。

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 長浜駅に戻り、「鉄道スクエア」を見学しました。この建物自体が、現存する最古の駅舎だそうです。「日本海と太平洋を結べ!」というかけ声の下、長浜は維新政府が国運をかけた鉄道の町だそうです。知りませんでした。

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 現存する最古の駅舎の各部分も残されていて、これは改札口ですが、他に待合室などもありました。

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 東海道線がまだ全通していない明治15年、長浜~敦賀間をこの陸蒸気が走っていました。側に寄るとかなりの迫力でした。

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 やがて電化されて、北陸線を走った電気車、あの難所といわれた親不知も走りました。日本で唯一現存しているED70型。すっかり鉄道マニアになった気分でした。

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 豊臣秀吉は、15731576年の間長浜城主でした。この豊国神社は秀吉の3回忌にあたる1600年に長浜町民がその遺徳を偲んで建立したものです。江戸時代に入ると幕府の命によって秀吉信仰が禁じられ社殿も取り壊されたのですが、町民たちは密かに再建を図り、明治維新後に「豊国神社」として復活し、秀吉の三百回忌(1898年)に拝殿が再建されたとのこと。ひっそりとしていますが、大変な歴史を経てきています。

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 秀吉が築き3年間城主であった後、宿敵柴田勝家もこの城主となりました。以前このお城の天守閣に上って琵琶湖の夕陽を見たのですが、この日は雨が降り止まず、かなり歩き疲れましたので天守閣を仰ぎ見るだけにしました。

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 長浜駅前の 秀吉・三成出逢の像 長浜市石田町生まれの三成が、観音寺で修行をしていたある日のこと。当時長浜城主だった秀吉が鷹狩りの途中に立寄ったところ、最初は大きい茶碗にぬるいお茶をなみなみと、次は前より少し熱くして半分ほどのお茶を、最後には小さな茶碗に熱くした少しのお茶を差しだしました。この三成の心配りに感心した秀吉は、やがて三成を召抱えることとなりました。これが有名な「三献の茶」の逸話です。この像は、二人の出逢いをモチーフに昭和569月に駅前に建立されたものです。

 

長浜市は秀吉がつくった町であり、観音のまちであり、鉄道の町でもありました。ゆっくり廻ってみるとなかなか魅力的な町でした。

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