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2016年3月30日 (水)

京都一周トレイル

「パタゴニア物語」を掲載している途中なのですが、一時中断して3/31(木)~4/2(土)の3日間、京都に出かけます。ここ数年、桜の時期の京都の花見は恒例の行事となっています。例年と異なるのは、毎年カミさんと一緒だったのですが今年は一人旅であること、宿泊が京都市内のホテルではなく長浜市のホテルになったことです。

3月になって、家庭の事情(人生何が起こるかわかりません)で、家を空けるわけには行かなくなり、カミさんが留守番のため私の一人旅となりました。毎年、JR東海ツアーのパック(新幹線とホテル)で出かけていました。ところがそのパックは2人以上限定ということで、改めて新幹線とホテルの予約を取ろうとしたのですが、京都市内も周辺の町もホテルは満杯で、結局長浜市(京都から1時間)のホテルに宿泊ということになりました。まあ長浜市は気に入っている町ですのでいいのですが。

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 京都の歩き方といえば、観光スポットやお気に入りのスポットを巡って、オシャレな居酒屋で酒を飲んだり、気に入った料理を食べてということになると思います。毎年、この時期はブラブラと桜の名所を訪ねていたのですが、今年は趣を変えて、「京都一周トレイル」にトライしてみようかと思います。コースを見ると、ほとんど今まで無差別に歩いていたところをコース設定したというだけなのですが、目的や目標を持つことによって見える風景も異なるかもしれません。

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パタゴニア物語38 氷河トンネル

2/14(日) 初めての氷河トレッキング、ルートは危険な箇所が多く、慣れないアイゼンを装着しておっかなびっくり歩きましたのでかなり疲れました。もういいかなと思ったのですが、まだまだ終わりませんでした。

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 強い風によって削り取られた山肌の土によって表面が黒くなった氷河です。それでもブルーの色が浮き出ていて、美しい景色なのですが、進むにしても、ましてや近づいたら危ない道です。

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 何とかクレバスの近くに寄ることができる場所から覗き込んだのですが、深い場所は何ともいえない透明感がありながら濃いブルーになっていて、吸い込まれそうでした。

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 足下にばかり気をとられていたのですが、空を見上げると、クラゲのような形の雲が、フワーッと通り過ぎていきました。氷河の表面の冷えた空気が、風向きによって様々な雲を発生させていました。

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 横穴住居のような洞穴があり、その先の向こう側は明るくなっていてトンネル状になっていました。興味津々で眺めていたら、ガイドさんが一声、 レッツゴー! と。

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 私たちは、 エェッー! といいながらも、すっかりアドベンチャー気分になって入って行きました。中は、透明感のあるキラキラしたブルーの壁一面で、神秘的なのですが、足下には冷たい水が流れていて、壁もツルツルで手掛かりがなく滑りやすく、バランスをとるのが難しく、短い距離でしたがビッショリと汗をかいてしまいました。

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 全員無事に氷河のトンネルを抜けて、地底から這い上がるような感じで、傾斜のきついスロープを上りました。

 

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 山肌の土が少ないところで、ガイドさんが綺麗な氷を分けてくれましたので、持参したウィスキーでオンザロックを。氷がプチプチと音を立て、スッキリとした飲み口でした。

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 ガイドさんたちもウィスキーを飲みたいということで、お裾分けしました。かなり度数が強く感じたようでビックリしていました。

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 ヘルメットを被っているグループは、氷河の壁をよじ登るアイスクライミングをしている人たちでした。4050mの氷の壁をよじ登ったり降りたりしていました。

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 船着き場に戻る途中、氷河が音もなく海へと崩落していました。パタゴニアで最大規模の長さ70kmの氷河の先端です。ここでその命を終えていました。

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 16:26 クルージング船が迎えに来ました。上陸(13:25)してから3時間の氷河トレッキングでした。

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 帰りは、朝から上陸していたガイドさんたちやスタッフの皆さんも乗り込みましたので、椅子に座りきれませんでしたが、好天に恵まれ、氷河トレッキングを堪能しましたのでとても賑やかでした。

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 私たちには、添乗員のHitomiさんから五目おにぎり、カリカリ梅、茎ワカメなどの差し入れがあり、とても美味しくいただきました。

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 氷河から流れ出した流氷が漂っていて、すっかり見慣れた光景となりました。それにしても、どの流氷もきれいなブルーなのが不思議でした。

 

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 陽射しは暖かく、風は心地よく、ダイビングを終えた後のような爽快な気分でした。

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 船着き場に着き、お世話になったスタッフの皆さんとお別れでした。

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 バスが待っていて、楽しみにしていた氷河トレッキングは事故もなく、無事に終了しました。

 

氷河の上を歩くという初めての経験は、映画やTVなどで見た例えば南極とはまるで違う世界でした。平坦なところのないクレバスだらけのルート、氷河のトンネルなど、どちらかというと、エベレストの裾野のアイスフォール地帯のようなものでした。気の遠くなるような長い時を経て作られた氷河も、長く続くその先端が絶え間なく海に押し出され、流氷となっていました。一時も留まることのない自然の営みはとても厳かなものでした。

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2016年3月28日 (月)

パタゴニア物語37 氷河トレッキング

2/14(日) パタゴニアで一番規模が大きな氷河に上陸し、初めての氷河トレッキングが始まりました。 

 

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 船着き場から上陸して、始まったのは岩登りでした。まさかの岩登りで、その傾斜もかなりきつく、想定外でした。

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 強い日射しの下、岩場を上ること10分で体がじっとりと汗ばんできた頃、ガイドさんが待ち構えていました。日射しは強いのですが、風は強く冷たく、にもかかわらず半袖でした。後ろの景色を見れば、どこから氷河は始まるのだろうと思ったものでした。

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 ガイドさんについてしばらく歩くとようやく氷河が見えてきました。船から見たあのギザギザのどこを歩くのかと不安になったのですが。

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 アイゼンが待っていました。6本爪の軽アイゼンと聞いていたのですが、前に2本の爪がある10本爪の本格的なアイゼンでした。

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 軽アイゼンなら近場の雪山を歩く時に使ったことがあるのですが、さすがに氷の壁も登るアイスクライミングができる強力なアイゼンは、ガイドさんが全員に装着してくれました。

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 初めての強力アイゼンを装着しておっかなびっくり歩き始めました。氷河トレッキングが始まりました。

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 私は、今回一緒に来れなかったカミさんのストックを持って行って、せめてストックだけでも氷河トレッキングを体験させてあげようと思いました。

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 ガイドさんの後を、ギザギザどころかかなり多くな口を開けているクレバスの脇をこわごわと歩きました。

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 氷河の表面は、強風で削られた土が付いているのですが、クレバスの下の方はブルーに染まっていました。もっと覗いてみたかったのですが、命綱でも付けないとさすがに無理でした。

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 平らな場所はほとんどなく、どちらかに傾斜している細い道を歩くのは随分気を遣い、結構疲れを感じました。

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 このビエマド氷河は、長さ70km、表面積100km2、氷河全面の高さ50m、末端の幅は2kmで、パタゴニアで一番規模の大きな氷河で、この一部を歩くだけで道に迷いそうでした。

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風は冷たいのですが陽射しは強く、上からの陽射しと氷河に反射した照り返しですっかり陽に焼けてしまったようでした。

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 まさかあんな危険なところは歩かないだろうと思ったところもガイドさんのサポートで歩くことに。一人ずつ、慎重に歩きました。ポケットに忍ばせておいたウィスキー、いつ飲もうかとタイミングをみていたのですが、危ないルートの連続でそれどころではありませんでした。

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 さすがにここはおっかなびっくりで、ストックを使いながらもへっぴり腰でした。手にしていたウィスキーを飲まなくてよかったです。

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 アイゼンで歩くのには大分慣れましたが、楽に歩けるところはほとんどなく、こんなクレバスが次から次に現れ、脇の細い道を歩いたりと、緊張感でかなり疲れました。

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 飲んべえのS氏は、足取りも軽く、高みの見物していました。S氏は、六甲山のレースで、標高差1000m、距離55km11時間で走って歩いたという健脚の持ち主でした。恐れ入りました。

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 別の外人グループが寄ってきて、こちらを見て笑っていました。

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 笑いの源は、ダルマのM氏のペンギンでした。いつも持ち歩いている大きなリュックにはこんな物も入っていました。

 

初めての氷河トレッキングは、想像以上にアドベンチャー感があり、緊張でかなり疲れました。ここで一休みとなりホッとしたのですが、まだまだアドベンチャーは続いたのでした。

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2016年3月27日 (日)

パタゴニア物語36 氷河クルージング

2/14(日) ビエマド湖という琵琶湖の2倍近くもある大きな湖の畔で早めの昼食を食べ、氷河クルージングと氷河トレッキングに出かけました。

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 11:54 クルージング会社のスタッフが現れ、クルージングの説明や注意事項についての話がありました。観光客のほとんどは防寒具を身に着けているのですが、スタッフは半袖姿でした。

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 クルージングにあたっての注意事項を聞いた後乗船となりましたが、乗組員たちはいたってノンビリムードでした。

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 船室は自由席で、ほぼ満席状態でした。窓が広く、明るい雰囲気でした。

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 スッキリとした青空の下、クルージング船は快調にスピードを上げました。風はやや冷たかったのですが、陽射しはそれ以上に暖かく感じました。クルージングで氷河まで辿り着き、上陸してトレッキングが始まりますので、期待感で胸はワクワクしていました。

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 素晴らしい青空と白い雲、この景色を見ることができるクルージングだけでも十分満足でした。

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 宇宙戦艦ヤマトのような潜水艦のような雲が、青空に一つだけ浮かんでいました。

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 船室にいた人たちも好天気に誘われて2階甲板に出てきましたが、風は強く冷たくなってきて、防寒具をしっかりと着込んでいました。

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 遠くに、僅かに白く氷河が見えてきました。氷河の冷たい空気によってできた雲が次から次に湧き出しては、強い風に吹き飛ばれていました。

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 あの氷河の上を歩くと思うとちょっと緊張しました。

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 強い力によって押し出されて海上に流れ出た流氷があちこちに浮かんでいました。ここは湖ですから潮流はないと思うのですが、風に吹かれてでしょうか、同じ方向に流れていました。

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 中にはこんな大きな流氷もあり、海面下には4倍くらいの塊があるとのことでしたので、クルーズ船がぶつかったらどうなるのかと心配になりました。そいうえばライフジャケットも見当たらなかったし、きっと大丈夫なのでしょう。

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 ダルマのM氏は、氷河が近づくにつれ、写真撮影のために甲板の先頭に立っていました。その足下にもとても熱心な外人の女性カメラマンが寒さを避けながらシャッターチャンスを狙っていました。

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 大きな氷山や小さな氷山が風によって陸に押し寄せられたのか、それとも崩落の後なのか。

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 クルーズ船が氷河の縁に接近しました。近くから見ると氷河の表面は平ではなく、ギザギザに亀裂が入っていて、どうやってここを歩くのかかなり緊張感が高まりました。氷河の表面が黒いのは氷河が汚れているわけではなく、強風によって周りの山肌が削られた土が付いたものでした。

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 クルーズ船は氷河の縁を通って、船着き場へと向かいました。ゴツゴツした岩場には、たくさんの人が待っていて、漂流したり島流しに遭った人が救助を待っているようにも見え、可笑しくなりました。どうやってこの岸壁に接岸するのか見物でした。

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 13:25 クルーズ船が接岸すると同時に、待ちかねた人たちが乗船を開始しました。

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 私たちは上陸し、これからの氷河トレッキングのスタート地点へと向かいました。ツアー仲間全員、期待と不安とが交錯していたようですが、緊張感の方がかなり強かったようです。

 

目前で間近に見た氷河は、平らな所はどこにもなくギザギザで、まったく想定外でしたので、どうやって歩くのかかなり不安になりました。

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2016年3月26日 (土)

パタゴニア物語35 フィッツロイとロゴ

2/14(日) ツアー12日目は、氷河クルーズと氷河トレッキングの予定でした。先ず、氷河クルーズのベースとなっているビエドマ湖へと向かいました。

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 登山基地の町、てづくりビールの美味しい町、二連泊したチャルテンを去る日が来ました。新たな専用バスが迎えに来てくれました。

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 私たちは、快適な道を美しい景色を見ながら出発しました。

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 チャルテンを取り囲む山の峰は、強い日射しを受けてキラキラ輝いていました。

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 2日前にここからチャルテンの町に入りました。その時には雲がかかっていましたが、この日は青い空が思いっきり広がっていました。

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 ここから眺めると、チャルテンの背後にはフィッツロイを頂点とするいくつかの山々が連なっていて、チャルテンをベースとして、いろいろなルートの山登りが楽しめそうでした。

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 フィッツロイはビーグル号航海の時の船長の名前から付けられ、名峰と謳われていて、アウトドアブランド・パタゴニアのロゴマークのモチーフにもなっています。

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 そういえば、私が持っているリュック、ダウンジャケット、インナーダウン、防水ジャケットなどはパタゴニアブランドでした。それらは以前から持っていたもので、何となく気に入っていました。そのロゴマークのモチーフとなっている名峰を目の前に見ることができ、感慨深いものがありました。

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 ホテルをバスで出発する時に小さく見えていたレンズ雲が、風が弱くなったせいでボンヤリと膨らんでしまったような中途半端な形で、飛行船のようにポカリポカリと浮かんでいました。

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 バスは、再び真っ直ぐ続く気持ちのいい道を青空に向かって進みました。

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 途中、新しい現地ガイドのカルロスさんが、甘酸っぱい木の実を食べさせてくれました。恰幅のいい、頼れるおじさんという感じのガイドさんでした。

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 ドライバーのシリーさんはとても陽気で、バスを降りたり乗ったりする度に、知っている片言日本語で語りかけてきました。アルゼンチンの人は底抜けに明るいようです。

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 バスは、山の中に入って行き、フィッツロイの裏側に回り込みました。チャルテンの町側から見るよりさらに峻険な峰が天に突き出ていました。フィッツロイは標高3375mと決して高い山ではありませんが、エベレスト登頂とほぼ同じ時期の1952年にフランス隊が初登頂したくらい難易度の高い山です。いかにも。

 

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 バスは、唐突に、山の中の静かな湖の畔に出ました。

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 この湖はビエマド湖、広さ約1100km2の巨大な湖です。琵琶湖が670km2ですから琵琶湖の2倍近くの広さです。

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 湖の畔の桟橋には、クルーズ船がひっそりと待っていました。この湖の先に氷河があります。

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 クルーズ船の出航まで時間がありましたので、それぞれランチボックスで昼食をとりました。湖面は穏やかでノンビリとした時間でした。

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 ツアー仲間から、食後のデザートにとチャルテンで勝ったというチェリーの差し入れがありました。とても美味しく、氷河トレッキングに向かう前の静かな一時を過ごしました。

 

名峰フィッツロイの姿を納得のゆくまで眺めました。

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2016年3月25日 (金)

パタゴニア物語34 てづくりビール

2/13(土) フィッツロイを間近に見ようとハイキングに出かけたのですが、天気があまり良くなく、予想通りフィッツロイは雲の中、気勢が上がらないまま下山しましたが、気持ちは美味しいビールに向かって気もそぞろだったのです。

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 ハイキングの時から、飲んべえのS氏と早く戻って美味しいビールを飲みたいねと言っていましたので、ホテルにリュックを置くやいなや旨いビール探しに出かけました。通りは小さなレストランや店が並んでいて、楽しい雰囲気でした。

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 生ビールジョッキを看板に掲げていたビヤホールは、この町に着いた時から目を付けていたのですが、お目当ての店ではありませんでした。

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 探していたてづくりビールの醸造所がようやく見つかりました。いかに、もこだわっていますという顎髭のおじさんがニッコリと微笑んで写真撮ってイイヨと言ってくれました。

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 てづくりビール飲ませるお店は、なかなか楽しそうなアウトドアテラスもありましたが、この日は曇り空でちょっと寒そうでした。

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 飲んべえのS氏を先頭に、といっても二人きりでしたが、期待感でワクワクしながらも恐る恐るお店に入りました。

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 店内はとてもアットホームな感じで、あまり来たこともないよそ者(特に日本人は)に対して冷たい視線を向けられることもなく、ホッとしました。

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 先ずはお目当ての出来たててづくり生ビールで乾杯、幸せそうな顔をしています。この店は、飲んべえのS氏が仕入れてきた情報によるもので、パタゴニアに何年も通っている情報通が是非にと勧めてくれたそうです。持つべきものは情報通の友です。

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 隣のご夫婦もいかにもビール好きな雰囲気で、ニコニコして幸せそうな顔していました。ビールをお代わりしながらこちらをチラチラ見ていました。多分、ここのビールは旨いだろうとか、きっと自慢方々話もしたかったのだろうと思いましたし、こういう時は現地語がしゃべれないのは本当に残念です。

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 二杯目は、他のテーブルの人が飲んでいた黒ビールを指さしてオーダーしました。ウエイトレスさんも、はち切れそうな笑顔で、こちらもハッピーな気分になりました。

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 黒ビールもコクがあって美味しく、ポップコーンをつまみに結局三杯目も黒ビールにしました。

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 他のテーブルでは乾杯したり。

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 見知らぬ同士のカップルが写真を撮り合ったりして、とても和やかな雰囲気でした。

 

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 お名残惜しかったのですが、ほどほどに三杯で切り上げました。すっかりいい気分になりました。

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 ホテルに戻ると、鎖に繋がれていないワンちゃんが、何となく近寄ってきました。

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 ホテルに戻れば部屋は散らかし放題になっていました。翌日はこのホテルを出ることになっていましたので、夕食までの時間ボチボチと荷造りを始めました。

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 夕食のメニューは、野菜と肉のパイ包みでした。午後飲んだてづくりビールが効いていましたが、これはこれで美味しくいただきました。

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 デザートもそれなりに。

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 翌日の朝、この日はすっかりいい天気になっていて、気分爽快で目が覚めました。

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 この日は、出発が09:00とゆっくりでしたので、早朝散歩に出かけました。22ちょっとした高台にある、この町では最も大きいと思われるホテルというよりもロッジの後ろには青空が広がっていて、絶好の登山日和、ハイキング日和のようでした。

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 大きなリュックを背負った登山者が山に向かって行きました。

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 仲良く手を繋いで楽しそうなカップルも。

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 こちらは、真面目そうなお二人さん。

 

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 こちらは、かなり賑やかそうなグループ。

 

早朝からの、様々なスタイルの登山者やハイカーの姿を見ていると、このチャルテンが登山基地の町であることを実感しました。街並みはこじんまりとしているのですが、オシャレっぽく、何よりてづくりビールの美味しかったこと。ドイツ・ミュンヘンで飲んだ生ビール、フランスシャモニーで飲んだワイン、それらに比べてもとても美味しく感じました。そしてアットホームな雰囲気といい隣のご夫婦の幸せそうな顔やウエイトレスさんのはじける笑顔も素敵でした。思い出に残る町となりました。

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2016年3月24日 (木)

パタゴニア物語33 幻のフィッツロイ

2/13(土) ツアー11日目、フィッツロイの勇姿を間近に見ようとハイキングに出かけたのですが。

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 朝、ゆっくりと寝覚めました。連泊でしたので、出発のための荷物の整理などしなくてすみますので、部屋は散らかし放題となっていましたが、そのまま出かけました。

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 朝食はバイキングでしたが、パンくらいしかなくて今までで一番質素でした。

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 09:00 ゆっくりとした時間にホテルを出発しました。足の調子がよくないという方を除いて総勢10人、フィッツロイを間近に見ようと意気込んでいたのですが。

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 登山口では、珍しく拳を上げて気勢を上げたのですが。

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 待っていたのは女性の山岳ガイドさんで、かなりガッシリした人で、付いて行くのは大変かなとちょっと不安になりました。

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 スタートして、少しずつ高度を上げ、大きな岩が現れたりして、だんだん登山の雰囲気が出てきました。

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 山岳ガイドさんの後を隊列を組んで歩きました。ガイドさんは時々後ろを振り返りながら、私たちのペースに合わせてくれました。

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 景色のいい所に出ましたが、後から考えると見るべき景色はここだけだったのでした。

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 目指すフィッツロイは、近づくにつれ逆に霧が濃くなり、ますます見えなくなりました。

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 かなりの重量のありそうなリュックを背負った登山者が降りてきました。この山は初級者向けから上級者向けまで、たくさんのルートがあります。私たちは初級者向けコースを歩きました。

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 初級者コースとはいえ、それなりの上りがあり、時々休憩もとりました。天候がハッキリせず、メンバーも何となくさえない表情をしていました。

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 最初の目的地、フィッツロイの展望台に着いたのですが、濃い霧がまったく動かず、フィッツロイの前衛の山の麓さえ見えず、呆然としました。

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 展望台に設置されていた説明パネルを空しく眺めました。フィッツロイとは別名チャルテン(煙を吐く山)とも呼ばれ、氷河が隣接しているため、霧が発生しやすいとのことでした。

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 気を取り直して、次の目的地のカプリ湖へと向かいました。カプリ湖にも霧がかかっていて、向こう岸の小山が見えるだけで、湖も寂しげな風景でした。前日、グリーンがかった美しい氷河湖を見すぎたせいで、陽も射さず暗い表情の湖面はあまりにも殺風景でした。

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 11:59 雨模様で寒い中、ちょうど昼となり、持参したランチボックスで昼食としました。添乗員のHitomiさん手作りのおにぎりの差し入れもありました。

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 何となく気勢が上がらず、誰もが早く帰ってノンビリしたいという雰囲気で、サッサと下山しました。

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 気の毒だったのは山岳ガイドさんで、やる気のないグループを引き連れて、天候もさえず、見所もなく、それでも最後は笑ってお別れしました。

 

前日にパイネ・グランデ峰へのハイキングでパタゴニアの風の洗礼をたっぷりと受け、素晴らしい景色をたくさん見ましたので、メンバー全員何となくこの日はのんびりでいいや、早くホテルに戻って休みたいという雰囲気でした。そんな雰囲気を天気の神様も察知したのか、霧が煙った一日でした。

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2016年3月23日 (水)

パタゴニア物語32 登山基地チャルテン

2/12(金) チリとアルゼンチンとの国境を越えて、アルゼンチン側に再入国し、登山基地チャルテンへと向かいました。

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 国境を越えて、パンパ(草原)の中を、山々が連なっている遙か先へとバスは進みました。

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 草原の先に湖が見え、その上空にはいつまで見ていても飽きない白い雲と青い空が広がっていて、気持ちのいいドライブでした。

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 やがて展望が開けてきてチャルテンの町が見えてきました。

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 チャルテンの町の背後には名峰フィッツロイが見えました。

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 19:48 国境を越えて6時間、目的地のチャルテンに入りました。

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 町の中には、食事に向かうのか結構多くの人、それも若い人たちが歩いていて、いかにも登山基地という雰囲気でした。

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 路上に駐められていた車のボディにはフィッツロイの勇姿がプリントされていました。この町ではフィッツロイがいかに愛されているかわかりました。

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 19:56 ようやくホテルに着きました。平屋の民宿風の小さなホテルでした。ここまでお世話になった現地ガイドのホセさんとドライバーのペドロさんとはここでお別れしました。

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 こちらはホテルの裏側で、私たちの部屋は芝生が敷き詰められた庭に面していました。

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 部屋からの景色は、おとぎの国に迷い込んだような、気持ちが和らぐような眺めでした。

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 レストランからの眺めも一幅の絵画のようでした。

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 20:43 ホテルへのチェックインが遅い時間になりましたので、夕食も遅い時間となりました。レストランは質素なテーブルと椅子で、オシャレな山小屋という雰囲気でした。

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飲み物はビールを。アルゼンチンはワインもなかなかですが、ビールもかなりいけました。

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 前菜は、ほぼ定番となったカボチャスープで、あっさりとしていて美味しかったのです。

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 メインディッシュは、アルゼンチンの国民食ビーフで、かみ応えがあり、味もしっかりとしていて美味しかったです。パイネのホテル三連泊でのバイキングではどれを選ぶか散々迷いましたが、たまにはこういうシンプルな食事もいいものです。

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 特に、パイネのホテルバイキングではスイーツで散々迷いましたが、頭を使うことがないお任せもいいものです。

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 食後、荷物の整理もしないままに寝てしまいました。部屋もシンプルで落ち着きました。どこから聞こえるのか暖房の音がかなり響いていたのですが、国境越えのロングドライブに疲れたのか、いつの間にか寝てしまいました。

 

民宿のような山小屋のような小さなホテルでしたが、登山基地という町の雰囲気そのままに、これはこれで気持ちが和らぎました。

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2016年3月22日 (火)

パタゴニア物語31 再びの国境

2/12(金) パイネを後にして、チリからも出国する事になり、再びの国境越えとなりました。

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 バスは、パイネ国立公園を抜けて、草原の中を真っ直ぐに延びている舗装されていない道を、国境に向けて走りました。

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 時々、道端に赤い小さな小屋がありました。それは、日本の地方に行くと道端や路地にお地蔵様などが置かれた小屋を見かけることがありますが、それと同じようなもので、但しこちらでは仏像のようなものはなく花が供えられていたりして、交通事故で亡くなった人や行き倒れた人を弔うものだそうです。赤い小さな弔い小屋と抜けるような青い空、印象的でした。

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 舗装されていない道を、ガタゴトといいながらかなりのスピードで走って行くと、乾いた道の先に突然小さな村が現れました。村に入ると道は舗装されていました。

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 交通標識には馬が使われ、馬がシンボルになっているガウチョの村でした。ガウチョはパンパ(草原地帯)やアンデス山脈に1719世紀にかけて居住して牧畜に従事していたスペイン人と先住民との混血民族です。

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 村の中に入って行くと、とても古く懐かしさを感じさせるような建物があり、バスは建物の前で駐まりました。

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 建物はお土産屋になっていて、店先には等身大の先住民(インディオ)の人形が置かれていました。

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 建物の中には、インディオの暮らしなどが再現されていて、この村はもともとはインディオの部落だったようです。

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 インディオが使っていた古道具なども展示されていて、小さな博物館のようでした。

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 ミニ博物館と隣接してお土産屋や談話コーナーなどもあり、ちょっとしたコミュニティセンターのようでした。

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 お土産品は、民芸品やガウチョが作った衣料品などが売られていました。毛皮で作られた防寒具などはとても暖かそうでした。ここでは絵はがきを買いました。

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 11:19 昼食にはちょっと早かったのですが、ここでしか食事をすることができないということで、2階にあるレストランで昼食となりました。ここで、前日ツアー仲間に出した宿題、いかにしてワインボトルに入っているコルク栓を取り出すかの答えを披露しました。取り出したコルク栓は引っ張り出す時にちょっとヒビが入ってしまいました。

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 昼食を終え、いよいよ国境へと向かいました。国境に近くなるにつれて景色は殺風景になってきました。

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 12:11 チリ側の国境検問所は比較的空いていました。チリを出国する私たちは比較的スムースに出国しました。

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 チリを出国し、アルゼンチン側の国境検問所へと向かいました。

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 12:22アルゼンチン側の検問所では、警察犬が活躍していました。麻薬犬は麻薬や危険物の匂いを察知すると吠えるのではなくその前でジッと座るそうです。

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 12:44アルゼンチン側の出入国の管理事務所では、中に入りきれないほどの行列ができていて、列はちっとも進まず、諦めてはいたもののさすがにウンザリしました。

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 13:00 ようやく建物の中に入れたのですが、前にはまだまだたくさんの人がいました。どうやらかなりの数の団体客のようでした。それにしても係官は一人きりで、二人いればスピードは倍になるのにと思ったのですが、まあ人手不足や財政難などこの国の事情もあるのでしょう。今まで一番緊張した中国からネパールへの検問所では係官はたくさんいて、あっけないほど短時間で中国を出国したものでしたが。

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 13:48 ようやく入国手続きが終了し、アルゼンチンに再入国できました。2時間近くかかりましたが、国によっては半日かかるという所も珍しくないので、よかったよかったでした。

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 アルゼンチン側に入って二回目の休憩の時、熟年サイクリストがいました。ガソリンスタンドと同じように日本のようなサービスエリアや道の駅などはほとんどなく、100km200km走ってようやく小さな店があるというこのルートを自転車で走るというのは信じられません。

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 私の心配をよそに、結構サイクリストを見かけました。夏とはいえ、夜は寒く野宿は無理そうでしたので、多分何かあった時には車を止めて、助けを求めるんだろうなあと思ったのですが。

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 いつの間にか道は舗装され、心地よいバスの揺れに身を任せ、草原の先の地平線や低い山脈、青い空、白い雲を眺めました。

 

ワインボトルからコルク栓を抜くにはハンカチを使います。ハンカチはできるだけ薄くて丈夫なものがベターです。ハンカチをボトルの中にできるだけ広がるように入れ、ボトルをトントンと揺らしたりしながらコルク栓を広がったハンカチの上に乗せます。コルク栓がハンカチに乗ったら、手元のハンカチをゆっくり捻るとコルク栓がハンカチに巻き込まれますので、そのまま引っ張り出します。かなり力がいりますが、ワインパーティなどの余興では、かなり盛り上がります。

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2016年3月21日 (月)

パタゴニア物語30 アディオス パイネ

2/12(金) ツアー10日目、パイネを去る日が来ました。

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 専用バスのタイヤパンクというトラブルの後ホテルに戻り、夕食を終えて部屋に戻り、楽しかった一日を振り返りました。パイネ山群に暮れかかろうとしている夕陽が当たっていました。

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 パイネのホテルでの最後の夜が明けて、朝食をとりました。この日は控えめにしました。

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 この日の出発は08:30でしたので、早朝散歩に出ました。鴨のようなそうでないような野鳥の小さな群れも散歩していました。

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 こちらはまた別の種類の野鳥が、一人散歩していました。

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 このホテルに着いた日から吹きまくっていた強い風が、この日はピタリと止んでいました。半日くらい散策してもいいかなと思えるような野原でした。

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 思えば3日前、ゴムボートでこの川を遡って上陸しました。この川沿いの道ももう少し歩いてみたい所でした。34日で時間はたくさんあるような気がしていましたが、氷河クルーズやハイキングでほとんど出かけていましたので、こういう所をゆっくり散策することはできませんでしたが、これ以上の滞在は贅沢というものです。

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 この日は風がなく穏やかでしたが、川沿いの道の樹々の姿を見れば、風の強さや過酷な自然環境がわかろうというものです。

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 風はなく、川面も穏やかで、それでも水は冷たそうでしたが、釣り糸を投げている(ルアー)人がいました。陽が高くなるにつれて川の水は碧さを増してきました。

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 上空には、コンドルが悠々と翼を広げていました。クチバシから尾の先までは1.2m、両翼の長さは3m、翼の面積が広いのは上昇気流に乗るためといわれています。

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 出発の時間となり、私たちの荷物が積み出されました。いよいよパイネともお別れになりました。

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 チリに入ってからずっと一緒だったガイドのホセさんとドライバーのパブロさん、パブロさんは昨日のパンク修理ではバスの下に潜って苦闘していました。アルゼンチン国境まで一緒です。

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 バスは出発し、何回も通って一番好きになったジオラマのような景色も見納めでした。3泊したホテルも小さく見えました。

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 パタゴニアは風と氷河の大地といわれていますが、氷河のおかげなのか、豊かな水にも恵まれた大地です。

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 パイネ山群と、青い氷河湖と青い空、忘れられない景色ですが、雲がないのがちょっと寂しいような。

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 まだまだツアーは続くのですが、集合写真。

 

パイネ国立公園での氷河クルージングやハイキングも楽しかったのですが、ホテルにいることだけでもとても楽しかった34日でした。記憶に残るホテルライフでした。 アディオス パイネ!

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2016年3月20日 (日)

パタゴニア物語29 カフェで雨宿り

2/11(木) チリの国境から頑張ってきた専用バスのWタイヤが二本ともパンクするというトラブルの中、救世主が現れ、カフェで雨宿りしながらバスのパンクしたタイヤの修復を待ちました。

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 この辺りで唯一のカフェに避難しました。西遊旅行社から、時間がかかりそうですしお詫びとして好きな物をオーダーして下さいといわれました。それぞれティーやコーヒーなどをオーダーしました。

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 酒飲み三人組は、ビールを。後で考えれば嬉しそうに乾杯している場合ではなかったのですが、飲んべえのS氏は年中中東やアフリカに出かけていて、ダルマのM氏は世界中、南極まで出かけている猛者ですので、トラブルを楽しんでいるようでした。私は、昨年の南米・ペルーで飛行機の遅延でロスに一泊というトラブルに遭遇した程度で、お二人に比べれば可愛いものでした。

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 ランチボックスに入っていたツマミが役に立ち、その後は飲めや歌え(歌いはしませんでしたが)の自前での酒盛りとなりました。

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 このカフェは湖畔にあり、ちょうど遊覧船が到着しました。

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 17:55 ちょっと表に出てみましたら、急激に気温が下がっていて、とても寒く感じました。

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 連絡船を降りたトレッカーたちは、防水・防寒具をしっかりと着込んで足早にカフェに向かって来ました。霙交じりの雨になってきました。

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 トレッカーたちは、疲れ切った様子で雨宿りしていました。気温が雨によって一気に下がりましたので寒そうにもしていました。

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 カフェのすぐ近くに、小さな清潔なトイレがありました。この辺りでは唯一のトイレでした。パタゴニアではトイレの数がとても少ないのです。

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 トレッカーたちは、外で雨宿りしている人がいる一方で、カフェの中で飲み物を飲んでいる人もいて、私たちだけだった店内な急に賑やかになりました。どこへ行ってもあまり人影を見ることがなかったのですが、どこから湧いてきたんだろうというようなトレッカーの姿を見ていると、大きな自然の中をモクモクと歩いている人たちがいることが想像できました。

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 17:59 夕方の6時近くになってパンク修理されたバスが到着し、乗り込みました。

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 たしかに、パンクしたタイヤは交換されましたが、スペアタイヤ一本だけ。現場が町から遠いためにもう一本のタイヤを調達するには時間がかかるということで、ワンタイヤ走行となりました。

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 右側後方のタイヤは一本だけですので、これがパンクしたら万事休止になってしまいますので、体重の重い人はできるだけ前方に、またできるだけ左側に座ることになりました。

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 ドライバーもバスも恐る恐るゆっくりと進みました。私たちは祈る気持ちで、バスの振動を気にしつつ身を任せました。

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 いつの間にか青空が広がっていて、少し気持ちも明るくなりました。

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 19:07 約時間ほどのソロリソロリ走行で無事にホテルに到着しました。

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 この日は随分歩きましたので、ひとまず部屋に戻り、シャワーを浴びました。見慣れたパイネ山群の上空には青空が広がっていました。

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 食事は定時の20:00から、この日も多くの人で混雑していました。

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 食事は、定番となりつつある生ハム、スモークサーモン、アスパラの三点セットでした。

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 赤ワインのボトルが空きましたので、ツアーの皆さんに余興で宿題を出しました。ワインのボトルの中に入ったコルク栓をいかにして取り出すか。小道具は普通誰でもが持っている物で。先ず、コルク栓を瓶の中に押し込むのが大変でした。

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 レストランのスタッフは、ワインボトルにコルク栓を入れるのは無理だと言いながらも興味津々で見ていました。

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 一番力がありそうなダルマのM氏が挑戦して、8割くらいボトルの中に入れました。

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 結局、ダルマのM氏の奮闘でコルク栓はボトルに収まりました。

 

このコルク栓を、ある小道具を使って砕いたりすることなく取り出すことができます。コルク栓脱出法の答えは翌日にしますと約束しましたので、ツアー仲間の皆さんは、あれこれ考えて眠れなかったようでした。ハイキングとトラブルと、雨宿りと宿題と、慌ただしい一日でした。

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2016年3月19日 (土)

パタゴニア物語28 トラブル&救世主

2/11(木) 午前中の壁画へのハイキングを終えた後、さらに湖畔ハイキングに出かけました。

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 アスール湖という小さな湖の畔に着いたと同時に雨が降ってきました。それほど強い雨ではなく小雨程度でしたが、折角持ってきた防水着を着る機会がやってきました。

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 小一時間のハイキングでしたし雨が降っているということで自由参加となり、11人中7人が参加し、残りの4人はバスで休憩ということになりました。

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 木肌が黒く炭化したり白色化したような枯れ木が目につきました。これは2011年の12月に起きた山火事によるものだそうです。イスラエル人の若者の火の不始末によるものだそうで、$200の罰金で出国したそうです。

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 (画像はインターネットより天災) 山火事直後の写真です。約3週間にわたる延焼で消失した面積は11,000ヘクタール、グアナコやキツネなどの相当数の死亡も報告されています。植生の完全回復には2世紀かかるとも報告され、現在はパイネ国立公園内ではどんな小さな火でも使用禁止となっています。

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 当時の山火事のことを思いつつ、シトシト降る雨の中複雑な気持ちで湖畔を歩きました。先頭を歩くホセさんはガイドとしては寡黙な人ですが、この時は特に静かでした。

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 パタゴニアの大地を歩いてみたいと思っていて、風の通り道のような所や、グアナコなどの野生動物が暮らしている大自然の中を歩くことができて満足していたのですが、湖畔のひっそりとした道もパタゴニアの一面で、こんな所も歩くことができてよかった。

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 バスの車窓から頻繁に見かけた変な物、白がかった密集した毛が木に引っかかって風にたなびいていた変な物の正体が掴めました。木に寄生している 老人の顎髭 という植物だそうで、なるほど。

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 待機しているバスに戻りました。

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 もうホテルに帰るだけでしたの、ノンビリとした気分で、牧場の馬を見たり。

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 モソモソと動く羊を見たりして、バスの中でボーッとしていたのですが・・・。

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 小雨が相変わらず降っていて、霧だか雲だかが風に吹かれることもなく漂っている舗装されていない山道を走っている時、ガタンという音と同時に今までにない揺れ、異変を感じました。

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 16:52そして、バスはガクンと揺れて急停止しました。見事なパンクで、それもダブルで。二本のタイヤが一度にパンクするという滅多にないトラブルが発生しました。

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 私たちはとりあえず雨の中バスを降り、タイヤの修理を見ているより仕方がなかったのですが、スペアタイヤは一本しかなく、町は遠い山の中、どうしようという時、一台の車が急停車して、私たち12人が雨宿りできるカフェまで連れて行ってくれることになりました。

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現場はかなり山の中で、カフェ迄は今まで走ってきた道を逆戻りしてズンズン走りました。雨は激しくなり、車は山道を進み、町から遠くなり、どうなるんだろうかと、不安でしたが、ホテルは連泊ですので今日中に帰れればいいかと腹を括りました。

 

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 17:14 カフェのある場所に着きました。何かお礼はできないかと相談したのですが、イイヨ!と一蹴されてしまいました。

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 逆に、仕事があるのでホテル迄送っていけないのが申し訳ないといわれてしまいました。救世主は気っぷのいいナイスガイでした。

 

後でわかった事ですが、急遽駆けつけてくれた救世主は、通りかかった他の車から通報を受けたようで、見事な連係プレイでした。思いがけない所で、思いがけないトラブルでしたが、まあなんとかなるだろうと全員楽観していました。飛行機のトラブルやテロに遭うなどに比べれば蚊に刺されたようなもので、トラブルともいえないような事でした。

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2016年3月18日 (金)

パタゴニア物語27 グアナゴ

2/11(木) 午前中は、ハイネ国立公園の大自然の中を歩いて4000年前の壁画を見た後、別ルートを辿って登山口へと戻りました。

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 ハッキリしない空模様の中、低い丘陵に囲まれた草原の道を下りました。

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 時々現れる氷河湖、湖の向こう側から絶え間なく雲が湧いてきましたが、風がないためにゆっくりゆっくりと流れていきました。水辺に動物の影が一つ見えました。

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 丘陵地帯に寂しげに佇む一頭のグアナコ。グアナコは群れを形成して暮らしているのですが、この一頭は群れから引退したのか、はじき出されたのか、生きていけるのでしょうか。

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 時々、ニヤンドゥーといわれる野鳥も姿を見せました。狐やウサギなどもいたのですが、カメラで捉えることはできませんでした。野生動物ウオッチングのハイキングでした。

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 草原の道を下るにつれて、グアナコの姿が多くなりました。大きないくつかのグループがありました。

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 いかにも子どもグループという集団もありました。好奇心旺盛という目つきをしていました。可愛いですね~~~。サファリパークを歩いているような気分でした。

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 一方で厳しい生存競争の現実も。所々で見たグアナゴの骨。まだ生肉が付いていたかなり生々しいものもありました。ピューマの餌食になったものでした。

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 (画像は絵はがきから転載) 夜になるとピューマが補食のために行動を起こすそうです。こんな猛獣がこの辺りに棲んでいるなんて、思わず周りを見回してしまいました。ピューマは、北は北米大陸のロッキー山脈から南は南米大陸のパタゴニアまでを平地から標高3,900mまで、湿地の森林地帯から砂漠地帯までと非常に広範囲の多様な環境に適応して生息しています。北米では絶滅の危機が叫ばれてもいるそうです。例え強者でも、生きるということは厳しいものです。

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 場所によっては土地の所有者がいる所があって、柵があり鉄線が張られていました。私たちが通り過ぎるのを柵の近くでじっと見ていて、あまり警戒をもっていないようでした。驚いたのは、喧嘩が始まり、追いつ追われつが始まって、1mはある高い柵を軽々とジャンプして越えていたことでした。大人しそうな顔つきからは想像もつかない迫力でした。

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 生物の生存競争の厳しさを考えながら人間だって生きていくのは厳しいよなあ!とも思いながら、素晴らしい景色を楽しんでいました。向こう側に聳えている山に向かって延びている一本の道、とても気に入った景色で、こういう景観の中を歩けるのはハイキングの醍醐味です。

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 目の前に広がる景色を楽しみながら、足取りも軽く下山しました。

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 ここでも一人きりのグアナコが、群れに入っていないとピューマに襲われるかもしれないと心配になりましたが。私たちが近づいても逃げようともしませんでした。

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 氷河から溶け出した水が小さな川となって流れていました。

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 氷河から、小さな流れが大きな流れになって、パタゴニアの大地を潤しています。

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 登山口に戻り、バスに乗って次の目的地アスール湖に移動しました。アスール湖畔で昼食タイムとなりました。湖畔にはカフェがあり、そこで食事をしている人もいました。

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 折角ですので、添乗員のHitomiさんと飲んべえのS氏と3人で戸外で食事をしました。

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 昼食は、ホテルがつくってくれたランチボックスでした。中味はパン、スナック菓子、ナッツ、フルートのデザートとなかなかのものでした。飲んべえのS氏と私はウィスキーで乾杯しました。

 

パタゴニアの野生動物を見ながらのハイキングは、なだらかな丘陵地帯と草原を歩くものでしたが、広がる景色が素晴らしく、ランチボックスも美味しく、ここまではよかったのですが。

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2016年3月17日 (木)

パタゴニア物語26 壁画ハイキング

2/11(木) ツアーも9日目となり、2/31917日間)の折り返しとなりました。この日もハイネ国立公園の大自然の中を歩きました。

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 06:52 目覚めた朝、窓の外にはパイネ山群に朝陽が当たっていて、薄紅色に染まっていました。

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 この日も一日歩くことになっていましたので、腹ごしらえはしっかりと。この日は07::00朝食、08:00出発でした。

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 出発前に、恒例となったコースの特徴や注意事項などのレクチャーを受けました。特に防水・防寒着はしっかり準備してくださいと。

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 どこへ出かけるにもこの高台の道を通り、その度に素晴らしいジオラマのような景色を眺めることができました。

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 チリに入ってからずーっと私たちの足となっている専用バス。席は特に決まっていなくて、適当に日替わりで前に座ったり後ろに座ったりしていました。

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 途中、レンジャーハウスに寄りました。レンジャーハウスでは、地形の説明を受けながら、展示室で古生代の巨大イルカの図形や、花崗岩の成り立ちなどを見学しました。

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 再びバスに乗って移動しました。前日昼食を食べたレストランの後方の山々は、前日と違って雲に覆われていて、霧も発生していました。

 

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 前日はエメラルドグリーンに輝いて静かだった氷河湖の湖面は強風に煽られて白波が打ち寄せていました。

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 パイネ・グランデ峰辺りも、濛々と霧が発生して、強風で激しく舞っていました。こういう荒々しい光景も好きです。

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 09:42 ハイキングのスタート、上空は全面的に雲に覆われていましたので、やはり薄暗い感じでした。ここまで、しっかり準備してきた防水・防寒具でしたが、幸い着る機会はありませんでした。一回くらいは雨風の中を歩いてもいいかなと覚悟したのですが。

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 これから先の道はやや上り坂、その先には雲が湧いてはいましたが、ちょっとだけ青空も見えました。

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 歩き始めて間もなく、再び雲と霧が発生してきましたが、どういうわけか風はほとんど無風状態でした。

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 パタゴニアの代表的な野生動物グアナコは、あまり警戒心はないようで、随分近くによっても逃げることもなく、興味津々の目でこちらを見ていました。

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 巨大な岩や壁が砦のように、立ち塞がっている岩場に出ました。

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 ダルマのM氏は、マイペースで写真を撮りながら、添乗員のHitomiさんに続いて上ってきました。

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 岩場の脇の道を上ってゆくと、上の方は浅い洞窟のようになっていて、ここには4000年前の壁画がありました。

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 4000年前に描かれた壁画は、コンドルや人の手、動物などでした。文化的にはきっと貴重なものなのでしょうが、剥き出しのまま、何の保護・保存の措置もなく、自然のままでした。

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 10:49 昼食にはちょっと早いのですが、小腹が空いたと思った時、添乗員のHitomiさん手作りのおにぎりが振る舞われました。とても美味しかったのです。これは西遊旅行社ではよくあるサービスで、長いツアーの最終日にはちらし寿司をつくってくれたりしてくれたり、ありがたいことです。

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 久しぶりのお米を食べながら、パタゴニアの原風景ともいえるような景色を眺めました。

 

前日に続いてのハイキング、パタゴニアらしい風景の中、ハッキリしない空模様の中、楽しく歩きました。風雨がなかったのが、ホッとしたような残念なような。

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2016年3月16日 (水)

パタゴニア物語25 ホテルライフ

2/10(水) グレイ氷河見物とパイネ・グランデ峰周辺ハイキングでパタゴニアの氷と風の世界を堪能して、ホテルへと戻りました。

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 パイネの滝と爪のエリアからの帰路、バスは湖の畔を走りました。車窓から見る景色はそれだけでも楽しいものでした。風の通り道で体感した風はここでも吹いていて、静かなはずの湖にも白波が岸辺へと打ち寄せていました。

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 連泊のせいか、朝出かける時に通った道も、もうすっかり馴染みの道になってしまったようで、ホテルに帰るのも我が家に帰るような気分になっていました。

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 ホテルに戻れば、ロビー脇にあるバーでいつでもビールやワイン、ウィスキーなどを飲むことができます。

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 読書している人や談笑している人、様々でした。

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 しかし、自分の部屋で一風呂浴びて、ベッドにひっくり返って、パイネ山群にかかる雲の動きを見ているのが最高でした。

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 19:19 まだ外は明るく、調教を終えた野生の馬たちが厩舎に戻って行きました。ノンビリとしたのどかな風景ですが、とても強い風が吹いていて、ホテルの建物にぶつかるゴーッという音が聞こえていました。

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 レストランは、この日も満杯状態。

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 前菜風に豆と野菜を、それに添乗員のHitomiさんが差し入れてくれたちりめんじゃこを振りかけました。

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 メインは、この日もプロシュート(生ハム)とスモークサーモンとアスパラとなりました。

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 スイーツは、この日も悩んで何が何だかわからなくなりました。

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 食後、就寝前の一時、ウィスキー片手にボンヤリと。

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 20:56 左側に見えている山影もまだハッキリ見えていました。

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 正面のパイネ山群も、日が暮れるにはもう少し時間があるような。

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 この日、パイネ・グランデ峰周辺の風の通り道で見たレンズ雲が紅く染まっていました。かなりの強風が吹いているようで、ホテルに当たる風の音が、ゴーッゴーッと聞こえていました。

 

34日のこのホテル滞在も、2日目が終わろうとしていて、少しずつ残り少なくなってきました。

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2016年3月15日 (火)

パタゴニア物語24 風の道

2/10(水) パイネの滝を通り過ぎ、パイネ・グランデ峰周辺のハイキングは続きました。

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 風の吹き荒れる道は続き、ちょっとしたアップダウンの繰り返しと強い日射しに体は汗ばんできました。

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 パイネ・グランデ峰は進むにつれ角度が変わり、強烈な風は今度は左から吹いてきました。遠くに見えるパイネ山群は荒々しく見え、それへと続く道は荒涼たるもので、もし一人でここを歩いていたら怖くなりそうでした。

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 場所によっては風が遮られるような所もあり、そんな時は体がフッと軽くなるような感じでした。歩いてみたいなあと思っていた道を実際に歩いたこの一時は不思議な感覚でした。

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 湖の畔、無風地帯のような所で一休みしました。強風の中頑張ったねとバンザイ!記念写真を撮りました。

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 帰路、何も遮るものがない道に出るとまたまた強風に晒されました。まるでここが風の通り道のようで、ここでの風がパタゴニアで感じた最も強い風だったかもしれません。前方に低く垂れ込めた雲は手が届くようでした。

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 目についたのが朽ち果てつつある枯れ木でした。冬の寒さと強風がもたらしたものでしょうか。

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 真っ直ぐ立っている比較的高い木も白く乾燥し、葉はなく、緑はなく、芽吹きの気配はありませんでした。

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 風の向きが追い風になり、私たちは背中を押されるように進みました。先頭の現地ガイドのホセさんよりかなり前方にダルマのM氏の姿があり、絶景写真を撮ろうと先を急いだようでした。

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 風は弱まり、陽射しは強くなり、風との戦いでかなり疲れ、グッタリとしながらヨロヨロと、隊列はかなりバラケました。

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 健脚組は、スイスイと先を歩いて行きました。

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 16:05 着いた所はビューポイントで、ここで一休み。雲が動く度に陽射しが遮られたり現れたり、そのまま湖面に雲の動きが映し出されていて、当たり前のことなのに面白いなあと思って眺めていました。

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 私は何とか元気でした。

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 帰路は、隊列を組んで追い風に背中を押されながら、元気に。

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 左前方には不思議な形をした雲が。これは強い風が吹くとできるもので、その形から レンズ雲 と呼ばれているもので、パタゴニア特有の雲だそうです。

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 褐色の草原と枯れ木、グリーンがかった氷河湖、氷河を抱えた山脈、白い雲と青く広い空、パタゴニアが凝縮されたようなこの景色、とても印象的でした。

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 そして、白い骨のような木々、それでも立っていて大地に根は張っていて、強い風に耐えているこの景色も印象的でした。

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 パタゴニアの景色と風を満喫しました。この景色ともお別れでした。

 

風の大地と風の道、思い描いていたパタゴニアハイキングでした。

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2016年3月14日 (月)

パタゴニア物語23 パイネの滝と爪

2/10(水) 午前中見た圧倒的な迫力のグレイ氷河、感動覚めやらぬままパイネの滝と爪へと向かいました。

 

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 この日は、ポエ湖で昼食をとり、パイネ大滝あたりからパイネ・グランデ峰周辺をハイキングするという予定でした。待望していたパタゴニアの大地を歩くことができます。

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 12:32 私たちは、再び専用バスに乗って、次はパイネ山群の周辺のハイキングに向かいました。バスは舗装されていない道をガタゴトと、パイネ国立公園の素晴らしい景観の中を進みました。

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 草原と山々と白い雲と青空と、この景色を見ているだけで、パタゴニアに来てよかったと何度も思ったものでした。

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 途中、パイネの爪を遠望できる湖に立ち寄りました。バスを降りたとたん、強烈な横風に煽られました。

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 風が吹き渡っている湖面の向こうに、雲に覆われているパイネ山群が見えました。

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 景色が美しいということで、一行の集合写真を撮りました。現地ガイドのホセさんがシャッターを押してくれました。個性的な面々もかなり親しくなり、団結力も出てきました。

 

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 パイネ山群を目指して、バスは山道をクネクネと上って行きました。舗装されていませんので、それぞれの車は土煙を巻き起こしていました。

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 ところどころ現れるグリーン色の沼のような小さな湖のようなところは氷河湖です。氷河が溶けて沼や湖になったものです。

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 パイネ山群に面したペオエ湖の畔、橋を渡った先にレストランがありました。

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 昼食の席に着いて、午前中の感動的なグレイ氷河に乾杯しました。

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 前菜のスープは、見た目トマトスープのようですが、味はカボチャでした。

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 メインディッシュは、ラム肉でした。これは何とか完食できました。この一行の中では私が一番小食(お酒の量では飲んべえのS氏に次いで2番目ですが)ということになり、食事の度に完食できるかどうか、注目を浴びるようになっていました。

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 レストランの上に展望台があり、昼食後に上ってみると、パイネ山群に囲まれた渓谷や氷河が見えました。

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 14:52 ハイキングの起点に到着し、いよいよハイキングが始まりました。

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 歩き始めて間もなく大きな水音が聞こえてきて、それがパイネ大滝。氷河の水は勢いよく落下して、もうもうと水煙を立てていて、それが強風に乗って向かってきました。

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 いよいよ待ち望んでいたパタゴニア歩きが始まりました。パイネ・グランデ峰目指して歩き出したのですが、猛烈な風で前に進めないようでした。

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 強い風に負けないように前傾姿勢になりながら、少しずつパイネの爪といわれるパイネ・グランデ峰の尖塔を目指しました。こんな風景を見ながら、強烈な風の中を歩いてみたいと思っていたイメージ通りの道でした。

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 あまりの風の強さに、このまま進むか戻るか、この先のルートの説明、強風に向かっての心構え、ここで引き返したいと思う人はそれでもいいです、などの説明があり、全員で前進することにしました。添乗員のHitomoiさんの前髪が水平にたなびいていました。

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 夢に描いていたパタゴニアの大地と風の道が続き、ズンズンと歩きました。

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 途中、こんな景色も。緑色がかったの湖面の上を、手前の雲は踊るように、向こうの雲は水平に流れていました。

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 標高3,050m、パイネ・グランデ峰の爪に最も近づいた瞬間でした。

 

パタゴニアの大地を風を感じて歩いてみたいという夢は叶えられました。風の道はまだまだ続いていました。

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2016年3月13日 (日)

パタゴニア物語22 グレイ氷河

2/10(水) グレイ湖クルージングでグレイ氷河の最前線に到着し、氷の壁を目の前にして圧倒されました。

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 強烈な向かい風の中、氷河を目の前にしたところで船は停止し、強風も氷河の壁に遮られて風当たりがほとんどなくなりました。ほとんどの乗船客は甲板に出てきて、目の前の氷河の迫力に言葉もありませんでした。

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 クルーズ船はゆっくりと氷河の壁に沿って進み、また別の氷河が流れ込んでいる地点に移動しました。遠くからは平らに見えていた氷河の表面は以外にも大根の摺り下ろし器みたいにギザギザで、とても歩けそうもありませんでした。

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 ダルマのM氏の指示で、写真撮影となりました。

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 テレビなどでよく見る氷河の崩落シーンは、後日予定されているアルゼンチンの氷河が有名で期待しているのですが、ここでは垂直に一気に落下する派手なシーンはありませんでしたが、後ろから押されて徐々に崩れた痕跡が見られました。

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 高さが3040mを目前にすると圧倒的な迫力で、また総面積13000km2と聞かされるとハァ~そうですかとしか言いようがありませんでした。延々と広がるこの塊が地球温暖化で溶け出したら、水位は上がってしまうことは確実だろうなと納得してしまいました。

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 この塊が静かな水面下120190mにも沈んでいるとは。ほとんど波がなく、ひっそりとした湖面に浮いているような氷河は自然の力強さを訴えかけてきているようで、神秘的でした。ダイビングで覗いてみたいような!

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 遠くから同じように見えた氷河の壁は、実にいろいろな表情を見せていました。グラデーションかかったブルーは、自然が造り出した芸術品です。

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 ガリガリなのかズルズルなのかギシギシなのか、あるいは音もなくなのか、巨艦の沈没を連想させるような崩落の後でした。

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 こちらは、後ろからの圧力で、かなり速いペースで崩落が進んでいるようでした。氷河の表面は剣山のようにギザギザで、これは太陽の陽射しを浴びて氷河が溶けたためにできた尖塔です。

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 クルーズ船がゆっくりゆっくりと氷河の壁に沿って進み、様々に表情を変える氷河、微妙に違って見えるブルーの巨大な壁にすっかり満足し、船は港へと向きを変えました。船室に戻り、もう一杯のピコサワーで興奮した頭を冷やしました。

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 グレイ氷河を振り返って見ると、黒い雲が氷河を包み込もうとするかのように広がっていました。遠くに見える白い氷河では、ブルーの壁が少しずつ押し出され、少しずつ流氷となって漂い始める、そういう自然の営みが絶え間なく続くんだろうなあとピコサワーの酔いがほどよく回ってきた頭で思ったりしました。

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 氷河の塊が流氷となって、あちこち漂っていました。グレイ湖を取り囲む山の肌を背にして、氷塊のブルーはさらにブルー度を増しているようでした。

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 後方の氷河の上空には黒い雲が湧いていましたが、前方の船着き場方向は青空が広がっていて、とにかく雲の動きは目まぐるしく激しいのです。

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 遠くからはわからないのですが、突然という感じで流氷が現れるのです。見れば見るほど美しいブルーなのでした。

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 船室でボンヤリしていても、突如として窓に流氷は現れ、それがまたいろいろな形をしていて面白いのです。持って帰りたくなるようなブルーの塊です。

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 11:45 船着き場に着くと、午後から氷河見物に出かける人たちが嬉しそうな顔をして待っていました。

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風の向きが変わったために、行きも逆風、帰りも逆風で、帰りの方が強く感じ、とてもとても疲れました。

 

間近に見たグレイ氷河は、間近に見たエベレストと同じくらい迫力があり、一生記憶に残るものでした。

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2016年3月12日 (土)

パタゴニア物語21 グレイ湖クルージング

2/10(水) かなり強い向かい風の中、クルージング船の船着き場に辿り着き、強い向かい風に向かって船は発進しました。

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 グレイ湖は南北に縦長の湖で、北上して突き当たった所にグレイ氷河があります。

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 乗船して、船尾に積まれていた氷河の氷を見て、シマッタ! と思いました。オンザロック用の氷があるのに肝心のお酒を持ってくるのを忘れました。日本からはるばる持ってきたのに!

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 船室は、思った以上に綺麗で広く、各シートには救命胴衣が置かれていて、船室から外に出る時は着用が義務づけられていました。船室を一歩出れば強風が吹いていますので、これは絶対に必要なことでした。

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 出航して30分も経たないうちに、大きな氷河がゆったりと流れていて、その先には白くキラキラと光っている氷河が見えました。

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 いろいろな形をした氷河がポカポカと浮かんでいました。この氷河は、海面下には4倍もの高さ(深さ)の氷の塊を抱えているそうです。光の当たり具合で、ブルーの色が濃くなったり淡くなったり、表面はとてもソフトで柔らかそうでした。

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 寒さと強風を避けて船室に籠もっていた乗客たちも、白い氷河がチラリと見えたと同時にゾロゾロと甲板に出てきました。

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 氷河の前にはまるでフタをしたように雲が被さっていました。多分、氷河で冷えた空気が雲を生み出しているのではないかと思いました。コクもが動く度に、太陽光の当たる場所も移動して、キラキラと光っていました。

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 これまでスタッフと冗談を言いながら操縦していた船長も、氷河が近づくにつれて、真剣な表情となりました。当たり前のことだと思いますが、大きな流氷にぶつからないように、風の強さを考えながら、少しづつ氷河に接近していきました。

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 氷河がある脇には大きな断崖状の山が聳えていましたので、風はこの脇を吹き抜けたり、断崖にぶつかったりしながら強さを増しているようでした。

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 私は、氷河への接近と共に2階にいたのですが、1階の船首部分の甲板にはダルマのM氏が、強風をものともせずカメラを構えていました。上から見ているとまるで捕鯨船の砲撃手のようでした。さすが、南極にも出かけた猛者でした。甲板に出ていた乗船客の皆さんは、あまりの寒さに船室に引きこ籠もってしまい、他には誰もいませんでした。

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 氷河の手前に小さな船着き場があり、乗降客がいましたのでクルージング船は一時接岸しました。船の近くに流氷が浮かんでいて、スタッフがこの流氷をロープを操って捕獲しようとしていました。こんな小さな流氷でも、とても一人や二人の力では引き上げそうもないくらい重量感がありました。遠くで見るとブルーに見えるのですが、近くで見ると無色透明でとても綺麗でした。

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 船は再び、氷河へと近づきました。氷河の表面が汚れているのは、強風で山肌が削られた土が付いたものだそうです。長い間に堆積した雪が氷河となり、山肌を削りながら大河のように流れ出し、渓谷をつくったりしているわけで、内陸部数百キロまで削り取ってできた北欧のフィヨルドなどを見れば、自然の凄さに言葉もありません。

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 グレイ氷河は、総面積13000km2の広大は氷原です。凍結した陸塊としては南極大陸、グリーンランドに次いで地球上で3番目に大きいそうです。アンデス山脈を源として、チリ側とアルゼンチン側を合わせて48の氷河が流れ出しているとのこと。

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 船は、氷河に近づいたところで減速しましたので風当たりも大分弱く感じました。ダルマのM氏に促されて写真を撮っていただきました。

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 船はゆっくりゆっくり氷河の縁に近づきました。遠くから見ていると低いというか薄いというか、あまり迫力を感じなかったのですが、近づくにつれ厚みを増してきました。

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 高さは3040m、長さ27km、水面下120190m! チリで、5トンの氷河を盗もうとして検挙された犯罪グループがあったとのこと???

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 氷河の表面には引っかき傷のようなものが。雪が氷河となった長い歴史を物語っているのでしょう。

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 遠くからはのっぺりとした一枚岩のように見えたのですが、あちこちに割れ目があり、一枚岩でありませんでした。所々に崩落して、流氷となる寸前の姿も見られました。

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 船尾では、スタッフが氷河の塊を砕いていました。

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 そして、ピコサワーの氷河割り。

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 真向かいの強風をものともせず船首で頑張っていたM氏。大きなリュックから目出し帽を出して被っていました。往年のプロレスラーのザ・デストロイヤーのようで、さすが南極帰りです。

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 M氏と乾杯。ピコサワーは、甘酸っぱくてとても美味しいのですが、アルコール度数が高いので要注意です。

 

グレイ湖のクルージングは風と寒さの戦いでした。遠くから見た氷河は、北欧で見た氷河や前日見たセラーノ氷河と同じようにしか見えなかったのですが、船が近づくにつれ、重量感と迫力、淡いような深いようなブルーに圧倒されました。自然の驚異を目のあたりにしました。

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2016年3月11日 (金)

パタゴニア物語20 パイネ国立公園

今まで パタゴニア紀行 としていたのですが、 物語 に変えました。それはパタゴニアに行く前から思っていたことで、紀行 と 物語 と大きな違いはないのですが、紀行 ですと、通り過ぎてしまうようなイメージです。実際パタゴニアに出かけてみて、たしかに移動距離は長いのですが、ある場所で滞在する機会が多く、滞在しながら見たり聞いたり考えたりする機会が多く、どうでもいいことではありますが、やはり 物語 だろうなあと勝手に判断してタイトルを変えることにしました。

2/10(水) パイネ国立公園での氷河観光が始まりました。いわばパタゴニア探訪の第二ラウンドの開始でした。

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 06:28 前夜は、猛烈な風雨がホテルにぶつかってきて、建物が揺れているような感じだったのですが、ホテルの窓からは、まだ明け切らないものの薄い青空が広がっていて、パタゴニア名物の強風で雲が左から右へと千切れるように飛んでいました。

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 朝食もバイキングで、パン一つとってもその種類の多いこと。

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 チーズやハム、野菜やフルーツも豊富で、飲み物はドリンクヨーグルトが美味しかったです。

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 07:22 朝食後、ロビー集合が07:15でした。もっとノンビリしてもと思ったのですが、パイネ国立公園は見所が多く、しかもスケールが大きいので、早めの出発となりました。出発前に、添乗員のHitomiさんからジオラマを見ながらこの日の行動予定の説明を受けました。この日の予定はグレイ湖クルージングと氷河見物でした。

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 専用バスでホテルを出発してすぐに高台に登りました。眼下には宿泊しているホテルが見え、その向こうにはパイネ山群が見えました。このジオラマのような景観は毎日見た景色で、とても気に入った景観でした。

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 バスでどこを走ってもスケールが大きく、特に空が大きく、その空を背景に風に吹かれた雲が様々な動きを見せてくれるのがとても楽しかったのです。

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 パイネ国立公園のシンボルとなっているパイネ山群、バスで移動する度に違った角度からの姿を見せてくれました。

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 黒い雲があっという間に湧いてきて、濃さを増した青空と好対照をなしました。ここまで、日中の行動中に雨に降られたことがありませんでしたので、黒い雨雲を気にしなくなっていました。

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 この日は、このグレイ湖をクルージングして、グレイ氷河を見物することになっていました。行く手には雲が何重にもかかっていましたが、あまり気になりませんでした。

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 グレイ湖クルージングの船着き場までは、吊り橋などを渡って少し歩くことになりました。ダルマのM氏は、どこへ行くにも大きなリュックを背負っていて、ツアー仲間たちはドラえもんのリュックと呼んでいましたが、その通りいろいろなものが入っていました。

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 船着き場までは、川を渡ったり林の中を歩いたりと、これはこれで楽しいハイキングでした。

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 林の中を野鳥を探したりしてしばらく歩いて行くと、前方が開けてきて、いくつかの山がドーンと現れました。

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 目の前に現れた湖畔の砂浜、見通しがとてもいいのですが遮るものが何もなく、ここでとてつもない強風と格闘することとなりました。この砂は、山肌が強風で削られて堆積したものです。

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 真っ直ぐに歩けないほど、大袈裟ではなく息もできないほどの強風に向かって、船着き場に向かって歩きました。沼津から参加のNさんご夫妻は、ご主人は体格で風にも負けなかったのですが、奥様はあっちにフラフラこっちにフラフラで、ここでの向かい風がパタゴニアで体験したNo1の強風だと言っていました。

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 湖なのですが、強風で白波が立っていました。白い雲も灰色の雲も、湧いてきては次から次へと上空を通り過ぎていきました。

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 強い風に吹かれて、でっかい流氷も流れてきました。その青さにビックリ。雪が積もり、長い年月をかけて堆積されて氷となり氷河となり、圧力で空気が抜かれ、長い長い年月をかけてこのブルーが生み出されました。

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 私たちの後方には、氷河クルーズに参加する人たちがポツリポツリと見えたのですが、強い風と格闘しているせいか、なかなか近づいてきませんでした。

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 ようやくクルーズ船の船着き場に辿り着きました。私たち一行が一番乗りでした。空は灰色の雲に覆われて、暗い感じでしたが、この雲は強風が吹き飛ばしてくれることを祈りつつ、乗船開始を待ちました。

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 09:02 乗船開始となりました。そこそこの参加者が集まってきました。

 

パタゴニアの風の強さはどのくらいかというと、インターネットによる「風が最も強い場所7選」によると、1位がエベレスト山頂付近で風力度10(定義は不明ですが)、パタゴニアは風力度9でその特徴は 吠える40°” となっていました。南極が6位(但し風力度10)となっていました。要するにエベレストの頂上ほどではないが、南極より風が強いということのようです。私にとってのパタゴニア一の強風はこの数日後体験することになりました。

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2016年3月10日 (木)

パタゴニア物語19 パイネのホテル

2/9(火) ゴムボートでパイネ国立公園に入り、楽しみにしていた3泊4日のホテルライフが始まりました。

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 この地域で随一といわれるホテル「リオ・セラーノ」、朝は出発する人たちで、夕方は到着する人たちで賑わうメインロビーも、それ以外の時間はひっそりとしていて、連泊の場合にはゆっくりとここに座って、ノンビリ、ボンヤリするのもいいものでした。

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 メインロビーの横には、何ヵ所かのソファーコーナーがあり、パイネ山群眺めることができ、ここで読書したり、ビールを飲んだりすることもできました。

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 パイネ山群に面しているソファーコーナーは広いガラス張りになっています。ここでは軽い食事をしたり談笑したりしているグループをよく見かけました。ホテルの中はエアコンが効いていて快適なのですが、一歩外に出ればビュービューと、風が音をたてていました。

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 部屋は、どの部屋も同じような造りで、明るくて開放的でした。

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 広い窓からはパイネ山群を真っ正面に見ることができました。

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 私の部屋は3階の一番端で、どういうわけかこの部屋だけベランダがありました。ただ風が強く、ベランダに出ているとあっという間に体が冷えてしまいました。

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 部屋からもベランダからもパイネ山群の刻々と変わる光景を見ることができ、空の色や雲の動きを見ているだけで飽きませんでした。しかし、風が強過ぎて数分しかベランダには出ていられませんでした。

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 パイネ山群をズームで見ると、標高3,000mの山の姿は普通の山とは随分違っていました。裾野がなくいくつかの頂きが天に向かって突き出ていていました。これは花崗岩によるものだそうで、そのために強風に晒されても削り取られることはないそうです。とはいえ、長い年月の間には強風によって包丁の歯を磨くように少しずつ研磨され、現在の姿になっています。

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 散歩に出てホテルを眺めてみました。3階建てで、3階の一番右側が私の部屋でした。どういう理由かわかりませんが、右端と左端(画像には写っていません)だけベランダが付いていました。

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 ホテルの建物前に広い草原があり、牧場の柵がありました。散歩がてら柵に沿って歩いたのですが、強風に煽られて真っ直ぐ歩けず、柵に捕まりながら歩きました。散歩どころではありませんでした。部屋から眺めている光景は素晴らしく、のどかにも見えたのですが、一歩外に出ると強風が吹き荒れている別世界でした。

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 大きな山小屋風のレストラン。ほとんど満席状態で、きっと部屋も満室だろうと思われました。

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 夕食では、赤ワイン、白ワイン、ビールなどは一杯目は西遊旅行社の奢りでした。まあ旅行代金に入っているのでしょうが。

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 食事は朝食、夕食ともバイキング方式で、メニューはどれをチョイスしたらいいかと思うほど種類が豊富でした。誰もが真剣な眼差しで料理を選んでいました。三連泊でしたので、私は3日間の戦略とテーマを考えました。

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 3日間の戦略とテーマなんて頭で思っても、ついつい生ハムが好きでしたのでプロシュートに手が伸びてしまいました。

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 結局、3日間とも好物の生ハム(プロシュート)とスモークサーモン中心になってしまい、またアスパラが太くて美味しかったので、私たちツアー仲間で取り合いとなりました。アスパラを生ハムで包んで食べるのがいけました。

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 スイート類も豊富でこれも散々迷いましたので、初日はツアー仲間で分担して味見をしました。どれもこれもちょっと甘すぎるという印象でしたが、別腹別腹と言いながら、ついつい手が伸びてしまいました。

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 20:47 食べ過ぎて部屋に戻って表を見ると、まだ空は明るく、それでも花崗岩の尖塔に沈みかかる夕陽が当たっていて、確実に日暮れの気配が忍び寄っていました。

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 角部屋でしたので、ベランダに出ると左側には正面のパイネ山群とは別の景色が見られました。ところが、夜が更けるにつれて風がさらに強くなり、ゴーッという音が角部屋故にさらに大きく聞こえました。

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 雨が降ろうが(実際には降りませんでしたが)風が吹こうが、ウィスキーを傾けながら刻一刻と変わる景色を見ていれば最高でした。飲んべえのS氏と、こんなホテルなら、昼間のハイキングや見物に出かけなくてもホテルでノンビリしているのもいいネなどと言っていたのですが、さすがにそういうことにはなりませんでした。

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 このホテルをベースに、3日間ハイネ国立公園の氷河見物や氷河トレッキングに出かけました。

 

名峰を眺めることができるホテルといえば、エベレストを見ることができる「ホテルエベレストビュー」、ダウラギリを眺めることができる「タサンビレッジ」、ニュージーランドのマウントクックを眺めることができるThe Hermitage Hotel」などに宿泊しましたが、ここ「リオ・セラーノ」も勝るとも劣らない景観とホテル設備でした。別のツアーの日本人客を見かけましたが、夕方チェックインして夕食をとって、翌朝慌ただしく去って行くという普通のツアーの光景を見ました。こういうホテルの良さを味合うには連泊しなければもったいないなあと思いました。

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2016年3月 9日 (水)

パタゴニア物語18 ゴムボート上陸作戦

2/9(火) 二つの氷河を見て、ピコサワーと白ワインでキングサーモンを食べて、いよいよホテルに向かってゴムボートでの旅が始まりました。

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 食後、テントの中に一時保管しておいたそれぞれの防水・防寒具を取りに向かいました。

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 防水・防寒具を着用すると体型が同じようになってしまい誰が誰だかわからず、全員ダルマ状態になりました。

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 ソディアックというゴム製のボートが待機していましたが、こうしてみると小さく見え、14人も乗れるの?と不安になりました。

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 14:54ダルマ状態になって、波しぶきにも寒さにも万全の備えで、ボートに乗り込みました。お互いの姿を見てはお互いにニヤニヤと、和気藹々的な雰囲気でした。

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 ソディアックというゴム製のボートは、ものすごい勢いでセラーノ川の上流に向けて発進しました。

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 ボートが巻き起こす波はありましたがもともと川ですので水面は静かで横波がなく、ボートも横揺れがなく振り落とされる心配はありませんでした。

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 最初は凄いスピードに振り落とされないように緊張していた私たちも、周りの景色を楽しむゆとりもできてきました。

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 ダルマのM氏は、身を乗り出して写真撮影していましたし、それぞれ体の向きを変えたりして、景色を楽しみました。

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 パイネ国立公園に近づくと、パイネの山々が姿を現しました。

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 次から次へと変わる大自然の姿は美しく、ボートでしか、水面からでしか見ることができない景色を楽しみました。

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 静かだった水面が急に波立ち、段差がある場所から激流が流れ込んできていました。

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 さすがに段差がある場所は遡ることができないために一度ボートを降りて上陸しました。

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 段差がある場所では流れが激しく、渦を巻いていました。

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 私たちは、防水・防寒具を着たまま腰を伸ばしたり、周りの景色を写真で撮ったりしてしばし寛ぎました。

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 少し歩いたところに別の桟橋があり、別のソディックが係留されていました。

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 再び、別のソディックに乗り込みました。地形的にここは風が強い場所なのか、水面もちょっと波立っていました。風が雲を吹き飛ばしたか、上空には青空が広がっていました。

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 もう一艘のソディックと競い合うように激走しました。

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 16:41 昼食をとってボートに乗り込んで2時間近く、上陸地点に近づきました。

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 ここはパイネ国立公園の中心地で、パイネの山々が聳え立っていました。風がとても強く、水面を吹き抜けていました。

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 上陸してからホテルまで10分くらいの距離だったのですが、真っ直ぐ歩くということができず、これぞパタゴニアの風という台風並みの強い風の洗礼を受けました。何はともあれ無事に最初のアドベンチャーは無事に終了し、ホテルにチェックインしました。嬉しいことに、パイネ一といわれるこのホテルに三連泊です。

 

この日の行程は、ゴムボートのような小さな船でしか遡れないセラーノ川をボートクルーズでホテルへ向かうというもので、西遊旅行社の本領発揮でした。普通のツアーではできない体験をさせてもらいました。

 

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2016年3月 8日 (火)

パタゴニア物語17 氷河ハイキング

2/9(火) 氷河を見た後、別の氷河見物のハイキングに向かいました。

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 パルマセーダ氷河を見た後、別の氷河を間近で見るために船着き場から上陸しました。

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 この日の行動は、バスに乗らずにホテルまで船やゴムボートで移動することになっていましたので、一日の行動に必要なものや防水・防寒具などは小型リュックや手荷物で持ち歩くことになっていました。それぞれ皆さん、しっかりと防水・防寒具は用意していました。

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 船着き場から、遊歩道のように整備された道に沿って歩き始めました。脇を流れている支流の流れは激しく、乳白色がかった緑色で、氷河がかなり溶けているようでした。

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 セラーノ氷河からは流氷が海に押し出され、海流に乗って流れていました。

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 ハイキングといっても、ほんの10分くらいの道のりで、ちょっとした散歩にもならないものでしたが、短い距離でも歩けることは嬉しかったです。

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 海際まで氷河が張り出し、氷河の高さはあまり高くないために崩落といった派手なパフォーマンスはなく、ジワジワと海に流れ出し、流氷となっていました。

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 氷河までは手前の岸壁が邪魔をしてあまり近づくことはできませんでした。大きな氷河の崩落や氷河トレッキングは後日の楽しみになっていました。

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 流氷が岩場に打ち上げられて徐々に溶けつつある様子は、イルカや小さな鯨が浜辺に打ち上げられ息も絶え絶えになっている様を連想されるものでしたが、流氷は混じりっけがなく透明な水晶のようでした。

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 氷河見物の後、ゴムボートで狭い水路を遡るために防水・防寒具が用意されていました。かなり分厚くしっかりしたもので、確かにこれを着れば波しぶきも寒さも大丈夫そうでした。

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 防水・防寒具を着込んで、ダルマのような縫いぐるみになったような気分でゴムボートに乗り込みました。皆さんこれから何が始まるのだろうかと、神妙な顔をしているのが可笑しかったのでした。

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 私たちが乗り込んだゴムボートはソディアックというそうで、強力なエンジンを積んでいました。ダルマのM氏は、防水・防寒具の上にさらに自前の黄色い防水・防寒具を着込んで万全の備えで、撮影しやすい最後尾に乗り込んでいました。

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 ほんの数十分走ったと思いましたら食事のために上陸となり、着込んでいた防水・防寒具はテントの中に一時保管となり、私たちは身軽な姿に戻りました。

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 ボートでしか来られないレストランは、満杯状態でした。

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 嬉しいことにワインが待っていました。

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 私たち一行は、一つのテーブルに並びました。

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 テーブルには野菜サラダと並んで、ピコサワーと白ワインが準備されていて、しかもグラスには白ワインがなみなみと。

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 飲んべえ二人組で乾杯、飲み放題に近い状態だったのですが、この先分厚い防水・防寒具を着込んでのアドベンチャーが控えていて、酩酊してボートから振り落とされたら氷河の水は冷たそうですし、アルコールは控えめにしました。

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 メインはでっかいキングサーモンで、なんとか完食できました。

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 このレストランは、牧場内のレストランですがボートでしか来られない陸の孤島にあります。こういうところに来れるのは秘境ツアーの西遊旅行社ならではで、普通のツアー会社と異なるところです。

 

次第にアドベンチャー的雰囲気になりつつありました。

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2016年3月 7日 (月)

パタゴニア物語16 氷河ウオッチング

2/9(火) いよいよパタゴニアらしいアドベンチャーの第二ラウンドとなりました。

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 プエルト・ナタレスから、船に乗って狭い海域を分け入るように北上しました。どんな景色が見られるのかワクワクしました。

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 05:59 明け方まで激しい雷雨と強風が続いていましたがそれも止んで、窓から見ると黒い雲が残ってはいるものの向こうの空は明るく、天気はなんとか大丈夫そうでした。

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 出発は07:30、バスに乗り込みました。現地ガイドのホセさんは寒そうにしていて結構冷えていました。

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 随分青空が広がってきていて、風も収まってきて、クルージング日和のようでした。天候が変わりやすいパタゴニアのこと、防寒・防水着はしっかり準備してきたのですが、これまでのところ天候には恵まれていました。

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 船着き場では若い元気なスタッフが笑顔で迎えてくれました。私たちが乗る船は、前日風と波に翻弄されているように揺れていた小さな船ではなく、しっかりとしたクルーズ船のようで安心しました。

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 船長とおぼしきスタッフも元気モリモリで、笑顔がいいです。

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 町はひっそりとしていたのに何処から集まってくるのか、次から次へと人が乗船してきました。

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 一ヶ所分厚い雲の塊が流れてきましたが、どちらの方向に向かうのか。こういう雲が突如現れて、知らないうちに消えていることに大分慣れました。

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 私たち一行は、団体ということで2階の一室を割り当てられました。気温も低く、自分たちの身体もまだ温まっていないために寒そうにして、どんなクルージングになるのか期待と不安で神妙に出発を待っていました。

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 母親と子どもが、船首で遠くの景色をじっと見ていました。親子心中の気配はなさそうでしたので安心しましたが、何か想い入れがあるのか、大きなお世話ですが。

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 同じ桟橋に停泊していた同じ型のクルーズ船も快速していました。そこそこの観光客が乗っていました。

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 途中、コーヒーとマテ茶のサービスがあり、身体が温まりました。

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 雲はすっかり遠ざかり、これでもかというほど青く晴れ渡った空と次から次へと現れる島影、快適なクルージングでした。この海域はウルティマ・エスペランサ湾という湾で、私たちはひたすら北上しました。

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 途中、ウミウの生息地がありました。ビーグル水道のクルージングではペンギンかと思ったのですが、今回も遠くからはペンギンのように見えましたが、じっくりと見るとやはりウミウでした。もう騙されません。よくよく考えればペンギンが海面からあんな高いところに住めるはずはないのです。

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 乗船客たちも最初は船室にいたのですが、日射しが強くなり気温も上がってくるとゾロゾロと甲板に出てきました。遠くを見ていた親子も楽しそうにしていました。

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 私たちの船室では、添乗員のHiromiさんがいろいろ説明してくれました。マスクをしたダルマのMさんは入口の一番近く(いち早く表に出られるように)でドッカリと座っていました。見せ場のスポットに近づくと驚くほどの素早いフットワークで大抵一番乗りで撮影好位置をキープするのです。

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 霧が発生して霞んでいる先に白い氷河の一部がチラリと見えている手前に、海中から吹き出しているように虹がかかっていました。パタゴニアではよく虹を見ました。

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 出発して150kmくらいの地点に最初の見所、パルマセーダ氷河が見えてきました。標高2,035mのパルマセーダ山の裾野にできた氷河です。

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 二つの切り立った断崖の真ん中を削るように氷河が流れてきたようです。海面の近く辺りは土色の山肌が露出していて、その部分は氷河が後退したようです。肉眼では細い滝のようなものが幾筋も流れ落ちていて、これは多分氷河が溶けたものと思われ、氷河の溶けた水は海の色を乳白色がかったグリーンに染めているようです。

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 近づくと、氷河の後退部分はかなりの面積となっていて、まるでゆっくりと流れてきた氷河がここで力尽きたようにも見えました。氷河のちょっと奥は霧が発生していて霞んで見えませんでした。氷河で大気が冷やされてキリが発生しているのでしょうか。

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 氷河の先端部分は薄いブルーで、ソーダ水でつくったソフトクリームのようでした。

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 この辺りの海水は氷河が溶けこんだもので、乳白色っぽいグリーン色をしていました。それだけ氷河が溶けているということで、温暖化によって氷河の後退が加速している現実を見せつけられました。

 

 

 

 

 

 

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2016年3月 6日 (日)

パタゴニア物語15 氷河観光のベースへ

2/8(月) 氷河観光のベースとなっているプエルト・ナタレスという町へと向かいました。パタゴニア探訪の第二ラウンドが始まりました。

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 氷河観光のベースとなっているプエルト・ナタレスまでは、プンタ・アレーナスから陸路を北上しました。

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 この日の行程を地図で見ると山の中を走るのかなと思ったのですが、しっかりと舗装された道を走りました。

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 パンアメリカンハイウェイもそうでしたしこのルートも観光客があまり訪れないエリアのようで、サービスエリアやドライブインのような場所がかなり限られています。そういう限られた場所で小休止やトイレ休憩となりました。

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 道の両側にはやはり草原が広がっていましたが、心なしか丘陵地が多くなり、遠くには山も見え、その分雲も厚くなってきました。少しずつワイルドな世界に近づいているようでした。

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 17:18 巨大熊が立ち上がった大きな像がある町に入りました。この日の目的地プエルト・ナタレスの入口でした。巨大熊の後ろには灰色の雲がモクモクと湧いていました。

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 町に入って間もなくホテルに着きました。あまりホテルというイメージがしないごく普通の建物でした。

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 添乗員のHitomiさんがチェックイン手続きをしていました。何やら行き違いがあったようで、身振り手振りも交えて激しくやり合っていました。何語で話しているのかはわかりませんでしたが、こんな時、英語、スペイン語、ポルトガル語などが話せる(当然でしょうが)というのは頼もしいものです。

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 夕食は、19:30からということで大分時間がありましたので、散歩に出かけました。せいぜい2階建ての低い建物が多く(風が強いためか)、潮風に風化されたような建物も多く、氷河観光の基地といわれている割には裏寂れている感じがしました。侘しい気配がするこういう感じは嫌いではありません。

 

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 ほとんど人影を見ない街角、上空には黒さを増した雲が覆い被さっていました。翌日は氷河見物の船に乗りますので心配でした。

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 いかにも自分でつくって、自分でペンキを塗ったというようなペンション風の宿が多く見られました。日本でいえば民宿が集まった漁師町といったイメージでした。

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 バックパッカーの姿が見られました。この町は、こういう小グループのバックパッカーたちが集まる場所かもしれません。そのために小なさ宿が多いのかもしれません。

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 ホテルからの道を真っ直ぐに歩いて行くと港に突き当たりました。地図では四方八方を山や島で囲まれているエリアで、波打つ海面の向こうに山々が見えました。厚い雲に覆われ、強い風が吹いていて、海面は波立ち、荒涼とした光景で、ワイルド感が出てきました。

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 何艘かの小さな船が風と波に翻弄されるように揺れていました。漁船ではなさそうですし、ひょっとすると氷河観光船? 翌日はあの船に乗るのだろうかと考えると、楽しいような恐ろしいような気分でした。どんなに海が荒れても船酔いにはならない自信はあるのですが、転覆したら水は冷たそうですし。

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 桟橋では釣りをしている人が何人かいました。強い風や荒れる海はきっと当たり前なのでしょう。やはり雰囲気としては漁師町でした。

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 一見ぶっきらぼうで怖そうなお姉さんがベンチに座っていて、シャッターを押してもらおうと思い切って声をかけましたら、とてもチャーミングな笑顔でしたので、逆に写真を撮らしてもらいました。

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 シャッターを押してもらいました。言葉が通じればいろいろ話を聞きたかったのに残念でした。

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 19:44食事の時間になりました。最初に出てきた唐揚げはカラットしていて美味しかったのでした。脇のレモン色の飲み物は「ピスコサワー」といってチリの地酒です。ペルー原産のブドウ果汁を蒸留したもので、アルコール度数がウィスキーと同じ42度のピスコというお酒を、サワーで割ってレモン汁を垂らしたもので甘酸っぱくて結構いけました。

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 次に出てきたカニグラタンは、濃厚なカニ味噌の味がとてもとても美味しくて、今回の旅で食べたもののうちでは一番だったと思います。白ワインとの相性も抜群でした。

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 メインディッシュは厚切りキングサーモンで、これも美味しかったのですが、かなりボリュームがあって、私だけではなくかなりの人が完食できませんでした。

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 デザートは別腹で完食しました。

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 チェックインの時、添乗員のHitomiさんと激しくやり合っていたイケメンは経営者か、私たちの食べっぷりをじっと見ていて、サーモンが完食できずに申し訳なかったのですが、カニが美味しかったと言ったらとても喜んでくれました。

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 食事で満腹になり、翌日の好天を祈ってベッドに潜り込みました。

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 窓から眺めた景色は、雲が何重にも重なっていました。

 

この日の深夜から明け方にかけて、ものすごい暴風と雷鳴と激しい雨に夜中に時々起こされました。うつらうつらしながら、海は荒れるのか、船は出るのだろうか、どうなるのだろうかとボンヤリと考えました。

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2016年3月 5日 (土)

パタゴニア物語14 炭火焼き肉盛り合わせ

2/8(月) 国防上重要な拠点となっている海軍の町であり、南極へのフライト基地でもあるブンタ・アレーナスの町を散策しました。

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 西遊旅行社のツアーで恒例となっているスーパーマーケット巡り、近くのスーパーに出かけました。スーパーでこの先の旅で必要なものを買うことになっています。店内に入るとワインがズラリと並んでいて、このコーナーだけではなくあちこちにワインコーナーがあり、どれを選ぶか迷いました。チリワインは、フランスワインを抜いて日本での輸入ワインNo1になったばかりです。

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 ワインの次に目をひいたのが肉でした。1kg単位のパックになっていてビーフ1kgの値段が1,000円前後で、それでも地元では高くなったといわれています。消費税が21%、インフレ率も20%と、確かに経済的に厳しい状況になっているようでした。

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 ハム・ソーセージコーナーも充実していて種類も多く、お客はあれやこれや細かい注文をつけながら勝っていました。厳しい経済状況の中で、商品選択の目も厳しくなっているようでした。

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 飲んべえのS氏が、ワインを買って現地通貨でおつりをもらおうと20$紙幣を出した時(為替レートは1米$730チリ・ペソ)、レジ係のお姉さんは目が点になって、紙幣を舐めるように見ていて他の店員も呼んできました。どうやら偽札ではないかと疑っているようでした。次に並んだ私は、つまみ用のナッツの缶詰(日本円で300円くらい)を購入し、S氏同様に10$紙幣を出すとまた同じように紙幣をチェックしていました。こんなところでドル紙幣を出されたら迷惑だったでしょうし、クレジットカードで決済すれば割安で簡単なのはわかっているのですが、細かい現地通貨がほしかったものですから、迷惑だったかも。

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 市内の目抜き通りの建物は、ペルーやアルゼンチンと同じようにチリもスペインの影響を多分に受けていてヨーロッパ様式が多く見られました。

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 チリは1818年にスペインの統治から独立しました。スペインの統治によって、都市造りが行われたため建物はしっかりしていて道路も広いのですが、個性がなく歩いていてあまり面白みがありませんでした。まあ、勝手な外国人観光客の勝手な言いぐさですが。

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 南米都市のどこにでもあるアルマス広場には、マゼランの銅像がありました。マゼラン海峡400年を記念して地元の名士が寄贈したもので、足下には先住民像があります。建設当時はともかく、現在では先住民族を圧迫するものとして評判が悪いそうです。

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 アルマス広場の「アルマス」とは、スペイン語で武器のことで、スペイン統治時代に警備する兵士が持っていた武器に由来するもので、いわばスペイン統治のシンボルでもあります。ペルーやチリ、アルゼンチンなどどの町にも広場があってアルマス広場と呼ばれています。広場に面して大聖堂や教会があるのも共通しています。植民地時代の話はともかく、人々が集まる賑やかな場所で、ここでは露店が出ていて賑やかでした。

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 広場の一角では高校生たちが太鼓を叩いて賑やかにパフォーマンスをしていましたが、女子高生の体格の立派なこと。こちらでは立派な体格ほど美人という見方もあるそうです。

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 町を一望できるクルスの展望台から眺めたマゼラン海峡。この海の彼方は前日まで居たフェゴ島ですが、40kmと海域が広いために水平線しか見えませんでした。   

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 クルスの展望台には、旅行者たちが自分たちの故郷までの距離を刻んだ手作りの標識がありました。 “HOKKAIDO NISEKO 12,4456km)と刻まれていましたが、地球の裏側からの距離感がまったくわかりませんでした。これと比べると、パンアメリカンハイウェイのアラスカ~南の果てのウシュアイア間の18,000kmという距離は凄いです。

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 町で見かけたポリスのなんと重装備なこと。白バイではなくてグリーンバイクでしたが、かなり迫力がありました。

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 昼食の時間となり、町で一番美味しいという肉専門レストランに繰り出しました。ここでも店頭に生後56ヶ月の子羊1頭丸ごと焚き火焼きがありました。

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 店内はほぼ満席となっていて、当然のごとく皆さんのテーブルには赤ワインと大きな肉のブロックがありました。

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 酒飲み三人組が揃いました。飲んべえのS氏と岡山から夫婦参加のKさん。Kさんはビールのブランドにこだわっていました。

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 じっくりと炭で焼いたパリージャという、三人分の肉の盛り合わせが出てきました。ビーフ、ポーク、チキン、普通のソーセージ、チョリソのセットでした。酒飲み三人組で挑戦したのですが、完食できませんでした。他のテーブルでは女性だけの三人組がいて、完食していました。酒はいくらでも飲めるのですが、それにしても情けない。

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 お腹が一杯になって表に出てみると、海面はキラキラと輝いていて、気持ちのいい青空が広がっていて、とてもいい気分でした。

 

南の果てのウシュアイアからパンアメリカンハイウェイを北上するこのルートは、パタゴニア探訪というワイルド感がなく、アルゼンチン・チリ観光の趣となっていますが、こんな機会でもなければこんな遠い町の姿を見ることができませんので、これもありかなと思いました。

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2016年3月 4日 (金)

パタゴニア物語13 海軍の町

2/7(日) パンアメリカンハイウェイを北上して、マゼラン海峡を越えてブンタ・アレーナスという町に落ち着きました。

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 マゼラン海峡を越えてから、さらに長い道のりをバスはまっしぐらに進みました。この日は朝のうちはちょっと太陽が顔を出していたのですが、その後はほとんど曇りがちのどんよりとした天候でしたが、丸一日バス移動でしたので気になりませんでした。

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 世界中どこへ行っても見られる中華レストランが現れ、ブンタアレーナスという町に着きました。

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 19:29 ようやくホテルに着きました。ウシュアイアを07:00に出発して12時間半、やはり国境越えには時間がかかりました。

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 宿泊したホテルは2階建てでこじんまりとしたプチホテルでしたが、いたる所に寛げるつくり、配慮がされていてとても居心地のいいホテルでした。

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 他に数人の宿泊客の姿が見え、ゆったりとこのサロンで寛いだりしていました。

    

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 エレベーターホールも、そのままサロンになるようでもあり、とても感じがよかったのでした。世界中あちこち旅をしていろいろなホテルに泊まると、ホテルそのものが楽しみになっています。このホテルは小さいもののとても寛げるホテルでした。

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 部屋もシンプルでしたが、インテリアなどさりげない工夫がされていて居心地よく感じました。

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 ホテルの部屋からの眺めは、どんよりとした空の下でガランとしていて、海に近いせいか霧に煙っているようであり、港町ということもありく寂しげで、しかしそれはそれで趣がありました。

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 20:24 一つのテーブルを囲んでの食事となりました。二組のご夫婦と7人の一人参加、合計11名のツアー仲間です。

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 前菜は豆や野菜を肉で包んだもので、あっさりとしていて美味しく食べました。

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 メインディッシュは白身の魚で、これもさっぱりと美味しく食べました。今回のツアーは肉料理責めも覚悟していたのですが、こういうように適度な間隔でシーフードや野菜が出てくるのはありがたかった。

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 デザートも甘みが抑えられ、これもさっぱりとしていました。

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 21:00 夕食後、表に出てみました。白夜のように明るかったのですが、人通りは少なくガランとした感じでした。ここは海岸線の防御のためにつくられた町で、位置的に軍の駐屯地としては最適なのですが、小さく山がちな半島の頂上に位置していたため、民間居住地が少ないとのこと。

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 翌日の朝食はバイキングで、質素でしたが朝食には充分なメニューでした。

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 この日の出発は10:00とゆっくりでしたので散歩に出ました。軍の駐屯地ということで、建物も頑丈で、煉瓦造りの倉庫が目立ちました。行き交う人は軍人(さすがにカメラは向けられませんでした)が多く、雰囲気が私の故郷横須賀にどことなく似ていました。

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 港に出てみました。ここから先は立ち入り禁止ということで、写真だけ撮らせてもらいました。この町には5ヶ所の軍関係の施設があるとのこと。

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 ガランとした通りに、「KUMON」(公文?)の看板がありました。このブンタ・アレーナスという町の人口は13万人で、10万人以上の町としては世界最南端ということでした。それにしてもこんな遠い地球の裏側に「公文」とは。

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 調子に乗って、興味に任せて歩いているうちに道に迷ってしまいました。海軍関係と思われる軍人さんに道を聞くと、笑いながら丁寧に教えてもらいました。

 

ブンタ・アレーナスという町は、フライトによる南極へのベースになっているそうで、また年間を通じて風がとても強いそうですが、この日は穏やかでした。パンアメリカンハイウェイの北上ドライブはこの海軍の町で終わりを迎えました。

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2016年3月 3日 (木)

パタゴニア物語12 マゼラン海峡

2/7(日) ツアーの5日目は、長い長いバスの旅でした。

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 パンアメリカンハイウェイを北上して、国境を越えてアルゼンチンからチリに入りました。さらに北上してマゼラン海峡を目指しました。

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 国境を越えてチリに入った時には道は舗装されていない道がしばらく続きましたが、ようやく舗装された道となり、快適なバスの旅となりました。

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パンパ(草原)には様々な生物が棲んでいました。中でもグアナコは代表的な動物で、頻繁に見かけました。

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 羊や牛や馬、狐やウサギなど、パンパにはたくさんの生き物がいました。

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 どこまで行っても、どこまでも続くパンパにはあきれ果ててしまうほどでした。それでも、バスに揺られてこういう景色をボンヤリ眺めているのは好きなのです。

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 04:41 ようやく海に突き当たりました。これがマゼラン海峡。マゼラン海峡は、マゼランが1520年にここを通り、約660kmの海峡を40日間かけて通り抜け、太平洋と大西洋を繋げる海峡であることを発見したものです。どういうわけか私たち日本人には馴染みのある海峡です。

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 ちょうど対岸(南アメリカ大陸)から来たフェリーが接岸して、こちら側のスロープにガリガリ(音はしませんが)と、接岸というよりは乗り上げていました。開いた船首の鉄板が下ろされると、トラックや自家用が上陸を始めました。とてもシンプルでわかりやすいフェリーでした。

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 私たちはバスを降りて、歩いて乗船しました。マゼラン海峡というかなり有名な海峡の割には建物がなく、実にあっさりと殺風景な船乗り場でした。

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 フェリーに乗ってみると甲板はとても広く見えました。

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 16:52 私たちが乗船した後、バスも上陸しました。後方の陸には、国境でとても時間のかかったチェックを受けていた大型バス(おかげで私たちは随分待たされました)が取り残されていました。どうやら次のフェリーで海峡を渡るようでした。

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 人も車もあっという間に乗り込んで、いつの間にか出航していました。フェリーには船室はありませんでしたがトイレがあり、ドライブ中長時間トイレがありませんでしたので助かりました。

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 南アメリカ大陸側からはフェリーがこちらに向かって出航していました。2隻のフェリーは交互にピストン輸送で海峡を行き来していました。とてもわかりやすいシンプルなシステムでした。このマゼラン海峡は、チリ・アルゼンチン間の国境画定条約において、自由通行可能な海域とされ、国際海峡と認識されています。

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 マゼラン海峡は南アメリカ南端部とフェゴ島を隔てる海峡であり、内海ですので波はほとんどなく穏やかだったのですが、鳴門の渦潮のように潮の流れは速く渦を巻いていましたので、フェリーの操船はかなり難しそうでした。

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 フェゴ島側の船着き場辺りには建物が何もなく殺風景でしたが、南アメリカ大陸側にはいくつかの建物がありました。

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 フェリーは、ガリガリ・ゴリゴリという音も出さずとてもスムーズにスロープに乗り上げ、船首が開かれ、私たちもバスも上陸し、あっという間に空っぽになりました。どうやら、フェリーの構造に合わせて船着き場のスロープが造られたようです。とても合理的です。単純に橋を架ければとも思うのですが、アルゼンチンとチリとの国境問題や大型船の通行などの問題があるのだろうと思ったりもしました。

 

海峡というと、津軽海峡など何となくドラマ性を感じるもので、特にマゼラン海峡は世界で初めて世界一周を成し遂げた探検家マゼランが発見したものでしたし、その探検記など胸を躍らせて読んだ記憶がありましたので、もう少しドラマチックに感慨にふけるのかなと思っていたのですが、感慨に耽る間もなくあっという間に(30分足らず)海峡を渡ってしまいました。

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2016年3月 2日 (水)

パタゴニア物語11 国境越え

物語2/7(日) 私たちを乗せた専用バスは、果てしなく続くパンパ(草原)を両側に見ながら、チリとの国境目指して快走しました。

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草原は嫌というほどどこまでも続いていました。こういう景色は普段見ることができませんので、これはこれで気分のいいものでした。

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 10:40 ウシュアイアのホテルを07:00に出発して3時間40分、チリ側からアルゼンチンに入ってくる人の検問所がありました。

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 そして少し進むとアルゼンチンとチリとの国境があり、チェックを受ける車の列ができていました。

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 管理事務所の建物は殺風景で至極あっさりしたものでした。

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 管理事務所の中では、チリからアルゼンチンに入ってくる人たちが行列をつくっていました。

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 12:07 この日の昼食は、ウシュアイアで仕入れたランチボックスだったのですが、生ものが入っていて、この生ものがチリ側に入国する時に引っかかる恐れがあるということで、急遽バスの中で食べてしまうことにしました。

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 私たちが食事をしている間に、現地ガイドさんが私たちのパスポートを持って行って、アルゼンチンから出国の手続きをしてくれました。24日に入国して7日に出国したというスタンプが押されていました。

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 バスの中で、チリ側に入国するための申告書に記入しました。

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 無事にアルゼンチンを出国して、国境緩衝地帯を走ってチリ側の国境に向かいました。あたりまえですがとても殺風景な道でした。

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 12:44 チリ側の入国管理事務所にも既に車の行列ができていました。

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 アルゼンチンからの出国手続きは簡単でしたが、チリ側に入国する手続きはかなり厳しそうでした。

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 私たちの一台前の観光バスでは、荷物が全部下ろされ、麻薬犬が荷物の一つ一つ、車内にまで入って検査が行われていました。これに時間がかかり、私たちは随分待たされました。そしてその後、この麻薬犬が私たちの荷物チェックをした後、車内にまで入ってきて同じようにチェックされました。

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 個人の場合も徹底的にチェックされていました。

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 13:54 なんだかんだで国境通過に3時間くらいかかりました。チリ側に入って、チリ側で待っていたバスに乗り換え、逃げるように殺風景な風景の中を進みました。

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 とてもとても殺風景な国境の町の一風景です。

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 チリ側に入って、両側にはパンパが広がり、その真ん中を真っ直ぐにパンアメリカンハイウェイは続いているのですが、この辺りは舗装がされていない道で、行き交う車は土埃を巻き上げて走っていました。

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 パンパでは、牛がノンビリと横たわっていました。

 

特に悪いことをしているわけではないのですが、国境を通過するとホッとしました。それにしても国境越えは時間がかかるもので、まあ問題もなく3時間くらいですみましたので可としなければ。

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2016年3月 1日 (火)

パタゴニア物語10 パンアメリカンハイウェイ

2/7(日) ウシュアイアで連泊した後、氷河を目指して北上しました。

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 ウシュアイアからパンアメリカンハイウェイを北上しました。アルゼンチンとチリの国境を越えてマゼラン海峡も渡ります。

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 06:26 部屋から眺めた夜明け前の景色は薄墨を流したようで、美しかったのですがハッキリしない空模様でした。

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 どんよりとした雲の切れ間から朝日が顔を出しました。この時はまったく風がありませんでした。

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 前日、青い海と青い空が見られたビーグル水道の景色もボンヤリとした灰色の世界でした。

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 この専用バスに乗って、チリとの国境からマゼラン海峡まで移動することになっていました。

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 連泊したホテルを07::0に出発してパンアメリカンハイウェイを走り、30分もすると山の中の道となりました。いくつもの牙のような山や切り立った崖の裾に切り拓かれた道をバスは進みました。

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 次から次へと尖った頂きの山が現れてきて、山岳ドライブのようでした。出発した時はどんよりしていた空も心持ち明るくなってきたように感じられました。

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 ハイウェイではありますが、半舗装状態で無料の道でした。この道が、マゼラン海峡を越えて、北米大陸を貫いてアラスカまで18,000km続いています。

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 08:23 ドライバーさんが車を止めて何やら始めました。暖房の利きが悪く調子を見ていました。前日は暑いくらいだったのですが、この日は暖房が必要なぐらい冷え込んでいました。

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 山の姿が少しずつなだらかに低くなってきて所々に湖が現れました。水面に雲が映って、湖面が雲海のようにも見えました。

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 09:11 出発して2時間、湖畔の畔に立つホテルでのトイレ休憩となりました。

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 ホテルの敷地には色鮮やかな花が咲いていて、そういえばこの旅でこういう色を目にしたのは初めてのような気がしました。

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 手摺りをつっついている野鳥はあまりこちらを警戒する風もなく、殺伐としたハイウェイを走ってきた後だけに気持ちが解きほぐされるような気分になりました。

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 ワンちゃんもこちらに寄ってきて、すっかりノンビリとした気分となりました。

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 パンアメリカンハイウェイは、山岳地帯から視界が開けた草原地帯に入りました。ハイウェイの両側は見渡す限りの草原で、これが有名なパンパです。パンパはアルゼンチン中のラプラタ川流域に広がる草原地帯です。

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 あちこちで、パタゴニアを代表する グアナコ の姿が見られるようになりました。他に、ウサギや狐なども見ることができ、草原地帯は野生動物の宝庫でした。

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 道は、真っ直ぐ真っ直ぐ続いていました。

アラスカまで続くパンアメリカンハイウェイは、走るごとに景色が変わり、パンパでは様々な野生動物が生息していました。アラスカまでの18,000kmの道は、どんな景色になっているのかちょっとした興味が湧きました。

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