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2016年7月28日 (木)

ヒマラヤ回想 ホテル・エベレスト・ビュー

2011.4.25 ヒマラヤで初めてのロッジ泊の後、ナムチェ(3,440m)から標高差440mのホテル・エベレスト・ビュー(3,880m)を目指しました。ちょうど富士山の八合目から胸突き八丁を経て頂上に登るのと同じ行程でした。

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 ロッジの部屋はこじんまりとしていて、可愛らしいイメージでした。シャワーやトイレも付いていましたがとてもシャワー浴びる気にはなれませんでした。夜は湯たんぽと厚手の毛布を一枚足してもらったら汗ばむ程でとても快適でした。標高3,440mでの睡眠は大丈夫だろうと高をくくっていたのですが、高度順応できていなかったために息苦しく、ほとんど眠ることができませんでした。早々にヒマラヤの洗礼を受けました。

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 窓からは他のホテルやロッジが見えました。年々高いところに建物が建てられてゆくそうです。昨年(2015年)のネパール地震では、ここも大きな被害を受けたそうです。

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 東側にはクッセムカングール(6,370m)を臨むことができました。好きな歌「山小屋の灯」を口ずさむにはあまりにも迫力がありすぎ、ただただ黙って見とれていました。

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 角部屋だったため、西側の山も眺めることができました。ワンデ山塊(6,011m)が間近に迫っていました。上高地や立山などで眺めた山々の倍の高さの白い峰に取り囲まれて、鳥肌が立つような感動と恐ろしさを感じたものでした。

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 08:05にロッジを出発しました。しばらく歩くと村の出口にマニ車がありました。魔よけの仏具で、中にはお経が入っていて、1回廻すと108回お経を唱えたことになるといわれています。私たちも無事を祈ってマニ車を廻しました。この先いたるところでマニ車にお目にかかりました。

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 おばさんがヤク(水牛?)を操って荷物を運んでいました。ヤクは持ち主にとっては大変な財産だそうです。エベレスト街道の険しい道では時々滑落したヤクの亡骸などが見かけられるとのことです。従順で働き者で、モクモクと荷を運んでいる姿はいじらしくもありました。

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 私とカミさんは、薄い空気と険しい上りに次第に息が荒くなりましたが、16才のポーター君は私たちの荷物と酸素ボンベを背負って、携帯をかけたり、鼻歌を歌ったり、時々カメラを向けるとにっこりと微笑んでくれました。余裕です。

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 名峰タムセルク(6,623m)を楽しみながらといいたいところですが、肩で息をしながら少しづつ高度を上げました。富士登山では全ての風景が眼下ですが、ここでは白き神々を見上げながらのトレッキングでした。ヒマラヤトレッキングの大変さを実感しました。

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 10:30ナムチェを出発して2時間半が経過し、シャンボチェを通過して最後の緩やかな登りとなりました。前方に見えるのはクムスカングル(6,367m)でしょうか。意外だったのはガイドさんの後をゆくカミさんの足取りが快調で、私はついて行くのが大変でした。

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 ホテルまでの道程は残り少なく、ようやく周りの景色を楽しむゆとりもでき、一息つきながら記念写真を撮りました。

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 眼下には、山の中腹に切り開かれた道がクネクネとうねっていました。いつか歩いてみたいと思っていた憧れのエベレスト街道、身が引き締まる思いでした。それにしてもホテルまでの道でもこんなに息苦しく、ヒマラヤトレッキングなんてできるのかなとちょっと不安になりました。

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 10:49 ナムチェを出発して2時間45分かけてやっと到着しました。成田からバンコク、カトマンズ、ルクラ、シャンボチェと4回のフライトと、3時間のトレッキングで、4日目にしてようやくエベレストを見ることができるスポットに辿り着きました。ホテル・エベレスト・ビューへの道は遠かったのでしたが、目的の一つは達成されました。

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 ここは標高3,880m、つい低地のホテルのつもりで、立ち上がったり歩いたり、急な運動をすると酸素不足でめまいや頭がクラッとしました。一歩踏み出す前に深呼吸をして十分酸素を取り入れてからおもむろに行動開始というスタイルになれるのに少し時間がかかりました。

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 ホテルの展望デッキには、エベレストを一目見ようというたくさんの人達が集まっていました。この展望デッキまでは宿泊客以外も入ることができ、エベレストを見ながらお茶したり、食事をしたりできますが、あいにくと雲が発生していてエベレストは見ることができませんでした。

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 昼食はこのダイニングルームで名物?の親子丼をいただきました。夜は夕食の準備ができるまで暖炉で身体を温めながら、他の宿泊客と軽く談笑。この日の宿泊客は、香港からの若いカップルとガイドさんの3人グループと欧米人の老夫婦でした。残念だったのは、ビールかワインで乾杯したかったのですが、高山病の初期症状で息苦しく、とてもアルコールどころではありませんでした。

 

屋外は夕方から降り出した雨が雪に変わりました。エベレストを見ることができるチャンスはこのホテルに2泊するときだけですので、明日エベレストが見られるか不安になりました。ホテルのマネージャーが「明日晴れるよ、チャンスは早朝」と断言してくれましたのでこの言葉に望みを託しました。

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