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2016年10月18日 (火)

スペイン紀行21 グエル公園

9/14(水) マドリッドから5時間のバスによる移動で、グエル公園の予約時間に間に合い、早速観光が始まりました。

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 現地ガイドのカルロスさん。ちょうどいい時間に合流できたようで、添乗員の橋本さんとホッと一息ついていました。カルロスさんは日本語ペラペラで見た通り愉快なキャラで、日本語でダジャレを飛ばしたりしていました。

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 以前は入場料などなく無料で、勝手に入園できたそうですが、1984年にユネスコ世界遺産に登録され、人気が出てくるに従って有料となりました。現在は予約時間に1秒でも遅れたら入れないほど観光客がつめかけてきています。ここで入場者のチェックが行われました。

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 当初は、施主のエウゼビ・グエイ伯爵とガウディが分譲住宅を中心とした住宅地を造ろうとしたそうですが、二人の進みすぎた発想は受け入れられず、60軒の住宅のうち2軒しか売れませんでした。しかし、その結果現在は多くの観光客が訪れるようになりました。

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 分譲住宅地のはずが庭園として生まれ変わり、都心にもかかわらずあちこち濃い緑が植生されて、憩いの場にもなっています。グエル伯爵とガウディの自然と調和した総合芸術という考え方はこの辺りにも残されているようでした。

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 よく見ると何気ないところにも訳のわからない形状の造作があり、遊び心が感じられました。園内を歩いているうちに少しずつ心が解きほぐされてくるようでした。

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 多くの人が腰掛けているベンチは、心地よさを感じられる微妙なカーブをしていて、座る部分はお尻がスッポリと収まるようにも造られていていました。

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 私も飲み友のYさんと試しに座ってみました。背もたれの部分にもたくさんのタイル画やイラストが描かれていました。

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 右側の棟は新興住宅の管理人室だったのですが、待合室とするためのコンシェルジェとして発案され、「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家をモチーフにしたもので現在は売店や書店となっています。建物の壁にはトランカディで覆われていて、トランカディは、ガウディが愛した装飾方法で、陶器の破片を表面に貼り付けたものです。左側の家はやはり新興住宅の門番の家だったのですが、現在はバルセロナ市歴史博物館となっています。

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 左側の門番の家の屋根の先に大きなクレーンが2基あり、鉛筆の先のように尖った建物、サグラダ・ファミリアが見えました。

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 グエル伯爵とガウディは、都市の近代化や工業化が進む中、人々が自然と芸術に囲まれて暮らせる、新しい住宅地を造ろうとしました。これは自然の地形を生かした「洗濯女の回廊」。しかしこのような形状の通路は受け入れられることができませんでした。確かに園内を歩いていると平衡感覚が失われてくるようでもありました。

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 このホールは、新興住宅地の市場になる予定でした。密度のある列柱の規則的なリズムをずらして3つの空間を作っているとのことですが、そんなことをいわれるとリズムが狂ってきそうでした。

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 太い柱が支えている天井を見ると日本の大阪万博のシンボル、太陽の塔のようなデザインの円形タイルが貼り付いていました。その円形タイルをはじめ、並外れた素材と形と色が使われているともいわれ、最先端の芸術ともいわれています。

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 ここはモニュメント階段といわれていて、このトカゲはグエル公園で一番人気の撮影スポットになっていました。

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 飲み友のYさん親子さんと写真を撮りました。

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 いただいたパンフレットには、このモニュメント階段にはたくさんのディテールがあり、グロテスクの美術様式の突飛な形をした蛇の形をした噴水や色とりどりのドラゴン、サンショウウオが現れると説明されています。階段の下から見た光景も一筋縄でいかないような不思議な世界でした。

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 たかがフェンスにも様々な造形が施されていて、ガウディの頭の中はどうなっているのだろうと思いました。

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 この奇形の通路も表現のしようがありません。ついあんぐりと口を開けて上を見てしまいました。

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 似顔絵を画いている人と画かれている人、遠くでボンヤリと見ている人。公園内を歩いておかしくなった平衡感覚を鎮めているようでもありました。

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 グエル公園の観光を終えてバスへと戻りました。約1時間の観光でしたが、何となく不思議な感覚が残っていました。

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 ほんの数キロ先なのですが、サグラダ・ファミリアへはバスで向かいました。

 

グエル公園を出て、普通の建物を見ると何とつまらない単純なデザインなのだろうと思ったりもしました。グエル応援はちょっと変わった公園といえばそれまでですが、ガウディの天才じみたデザインは気持ちの深層に働きかけてくるようでもありました。

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