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2016年12月 5日 (月)

回想ヒマラヤ&アルプス

街道歩きから始まったテクテクも、直射日光とアスファルト道路の照り返しが強い夏場は自然に山に向かいました。数年前日本一高い場所の風景はどうなんだろうと富士山にテクテク、それではもっと高いところの風景はどうなんだろうとヒマラヤの入口に第一歩を記しました。更に本場アルプスを巡る道と風景はどうなんだろうと、ツール・ド・モンブラン(TMB)に出かけました。高い山も私にとってはあくまでもテクテクの延長であり、従って山岳風景にも感動しますが、街道(ロード)風景や宿場(リゾート)もとても興味がありました。

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 (マッシー伊藤さん撮影)「ヤクが来たら山側によけろ」がヒマラヤ歩きの鉄則だそうです。 エベレスト街道は、おそらく世界一(定義は?)のトレッキングコースであり、街道でもあります。街道ということは人々が往来する生活道路でもあり、行き交う人々に出会うたびに、この人たちの生活に思いを馳せることがしばしばでした。

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 TMBは、ヨーロッパ最高峰のモンブランをフランス~イタリア~スイス3国に跨ってぐるっと1周(170km)するヨーロッパ一随一のトレッキングコースで、トレッカーや自転車野郎の観光ロードですので、すっかり観光気分に浸ることができました。

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 ナムチェ(3,440m)は、エベレスト街道で最も賑やかな宿場です。ここから本格的なトレッキングが始まりますので、ここで防寒対策のダウンジャケット(安い)などを買い求める人も多く、私は登山ズボンを購入(帰りに荷物になりましたので、ルクラの現地ガイドさんにプレゼントしました)。

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 TMBのクールマイヨールは人口2,800人たらずですが、イタリア有数のリゾートで、冬はスキーリゾート、夏は避暑地です。

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 宿泊したナムチェのロッジ。若夫婦が二人で切り盛りしていて、一生懸命なのが微笑ましく、日本語は話せないようなので、視線が合うとニコニコしていました。

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 TMBの山小屋は今まで体験したことのないリッチな気分の山小屋でした。TMBでは、山小屋といってもプチホテルやペンションといった方がいいような宿泊施設が多く、エベレスト街道のロッジとは雲泥の差がありました。

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 ナムチェのロッジの窓からの風景は、エベレスト街道のまだ入口とは思えない程迫力があり、ヒマラヤを実感しました。

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 クールマイヨールで宿泊した山小屋(ホテル)、想像していた通りのアルプスの風景が広がっていました。

 

TMBで宿泊した村は、その多くがリゾート地で、しゃれたレストランや小さなホテルがあり、教会の尖塔の後ろにはなだらかな山が広がっていて、アルプスの3点セットが同じように揃っていました。くつろいでビールでも飲んで何日間かグダグダと滞留するのもいい気分でしょうが、リッチなライフスタイルやリゾートに慣れていないせいか、こんな贅沢いいのだろうかと落ち着かない気分でもありました。

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 ナムチェのロッジは、生活感があり、馴染んでしまえば、観光客でありながら日常生活を営んでいるような安心感がありました(但し、更に山奥に入ったロッジではこのような気分を味わうどころではないと思います。ナムチェという街だからこその気分だと思いますが・・・)。この食堂では、昼間トレッキングしてきた宿泊客(外人3人)が、夕方になると三々五々集まってきて、ストーブを囲んで暖をとりながら、雑談したりヘッドランプの明かりで読書をしていたのが印象的でした。とても素敵なライフスタイルだなあと思いました。

 

カトマンズで何日か喧騒の中をうろうろし、それに飽きたらルクラ(2,800m)からナムチェ(3,440m)まで、(私は飛行機で飛びましたが)次はのんびりとトレッキング(23日)で辿り着き、何日か滞在し、天気が悪ければ読書、良ければホテル・エベレスト・ビュー(3,880m)へエベレストを見に行ったり、クムジュン村を訪ねたり、クンデピーク(4,200m)に登ったり、そんな風にしてヒマラヤに馴染めたらいいなあと思ったりもしました。

 

山岳風景

 

ヒマラヤとアルプスでは、山の姿がかなり異なり、それらの山々を仰ぎながらのトレッキング風景もかなり異なっていました。

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 シャモニーの街からロープウェイに乗って数十分で見られた雪山とそこに散らばる登山者の姿に衝撃を受けました。街からすぐ近くにこんな世界があるなんて、アルプスがヨーロッパ人にとって身近なものかを実感しました。

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 パラグライダーから見たモンブラン。シャモニーからこれまたロープウェイで20分、パラグライダーで飛び立ち10分でモンブラン頂上が目の前でした。

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 ヒマラヤの景観、鈴木さん撮影。自然の美しさと厳しさと挑む人。この写真を撮った鈴木さんと来年最後のヒマラヤに挑戦しようと張り切っているのですが。

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 ヒマラヤの景観、人を寄せつけないような厳しい大自然。そこに貼り付くように暮らしている人々がいました。

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 鈴木さん撮影。ヒマラヤはどこまで深くて、どこまで美しいのでしょうか。

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 鈴木さん撮影。“孤高のエベレスト”ツール・ド・モンブラン(12日間)では、予定コースのすべてを歩くことはできませんでしたが、その分シャモニーでのリゾートライフをエンジョイし、トレッキングではサウンドミュージックの世界もアルプスの少女ハイジの世界も堪能し、パラグライダーでモンブラン見物というおまけまでつきました。いつかまた疲れたときに、ゆったりとした時間を過ごしたいと思ったときに行く機会があればいいなあと思いました。

 

ホテル・エベレスト・ビュー(10日間)では、エベレスト街道のほんの入口に一歩を印しただけですが、ゴーキョ・ピーク(20日間)遠征グループと途中まで同行し、様々な写真や情報をいただき、疑似体験できました。

 

ヒマラヤは知れば知る程、より高くへ、より深くへ、より遠くへと足を踏み入れたいという衝動に駆られました。カラパタール遠征(5,545m18日間)やアンナプルナ内院トレッキング(15日間)なども魅力的です。アルプスでは、ヨーロッパ3大トレイルのひとつツール・ド・モンテローザ(14日間)も行けたら・・・。そんな夢を見させてくれるアルプスとヒマラヤでした。

 

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