回想ヒマラヤⅣ14 馬上トレッキング
11/13(火)、まったく食欲がなく、歩くのは難しいということで、この日も馬を利用することになりました。当初の日程では次の宿泊地はデボチェなのですが、馬の値段は距離に関係ないため思い切ってHEV(ホテル・エベレスト・ビュー)まで行くことにしました。2日分の行程を1日で行ってしまえばその分馬代は安くなりますし、安く浮いた分はHEVの連泊費用にあてることができました。

出発の朝、皆さんは予定通りデボチェ(3,700m)へ、私は馬で一足早くその先のHEVまでと別行動になるため、2日後の再会を約して皆さんの写真を撮らせていただきました。
ゾッキョ使いのミマさんとはここでお別れでした。ミマさんはエベレストマラソン(ベースキャンプ~カトマンズ)のランナーであり、ガイドであり、一流のクライマーであり、かなりのイケメンで女性陣の人気度No1でした。
出発してすぐ、左側のタウチェ(6,367m)と右側のチェラツェ(6,335m)が見えてきました。カラパタールを目指すときはじっくりと名峰を見る余裕がなかったのですが、馬上から眺めることができるなんてかなり贅沢でした。
私は三蔵法師気分でヒマラヤの景色を堪能しながらも、この馬が道の真ん中よりもどうも端が好きなのではないかということに気がつき、ちょっと落ち着かない気分でした。馬子(若い親方)はそんなことは知ってか知らずか鼻歌を歌っていました。
馬を利用するについては、当初は“関西代表”さんのようにレスキュー的な意味合いがあり、多少後ろめたさも感じていたのですが、以前乗馬を習ったことがあり、この頃になると馬を操る面白さを感じるようになりました。ゆとりをもって景色を眺めることもでき、また目線も違うために異なる景色にも見えました。左手前方にアマダラム(6,812m)が見えてきました。
先に出発していたトレッキングチームに追いつきました。私の個人旅行的我が儘を受け容れてくださり、暖かく迎えていただき、一緒に楽しんでいただき感謝しています。
どうもこういう道になると、この馬の端っこ好きの癖が気になりました。
パンボチェのゴンパ(寺院)前を通過しました。馬上にて失礼しました。
カンテガ(左:6,799m)とタムセルク(右:6,623m)が見えてきました。この辺りは6,000m級の、美しい名峰を眺めることができるトレッキングには楽しいコースです。標高は富士山と同じくらいの3,867mですので、呼吸もかなり楽になってきました。
ロッジで休憩するときは、愛馬は餌や水を旨そうに飲み食いしていました。私を乗せて一生懸命歩いてくれる馬がとても可愛く思えてきました。
2日間の行程を1日で行ってしまうということですので、馬も馬子も、個人ポーターのビルバルさんも途中で昼食にしました。私は得体の知れない黄色いジュースを二口いただきました。小さな小屋で休息しているとまるで我が儘な個人旅行的な気分になってきました。






