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2018年6月29日 (金)

回想チベット大縦断 10ラサ市 高度順応

9/15(日)ラサ市に到着しました。ラサ市は標高3,650mで富士山九合目くらいの高さですので、ここで連泊して高度順応のための休養をしました。

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青蔵鉄道は静かにラサ駅に滑り込みました。構内は広く、VIPのお出迎えでしょうか、トヨタのランドクルーザーが待機していました。

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車掌さんたちも長時間勤務を終えてほっとした様子でした。ここはチベット自治区の中心部ですので、制服姿の人にカメラを向けるとき、よほど注意しないととんでもないことになります。

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列車から降り、駅構内を出て振り返ったとき、小高い山を背にして聳え建つ駅舎の偉容に不気味なものを感じてしまいました。思い描いていたチベットのシンボルが、威圧的で、無機質で、人を寄せつけないような印象でした。駅、特に終着駅(ターミナル)は、人が出会ったり旅立ったり、人肌の温もりを感じさせるものですが、そういうものを一切排除して拒絶しているようにも感じられました。深いブルーの空と白い雲は、まぎれもなくチベットの空なのに。

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駅からホテルまでは専用車で移動しました。道路は広くよく整備されていて、道路の脇には中国国旗が数メートルおきに飾られていて、北朝鮮の軍事パレードでも行われるのではないかというような印象でした。思わずここがチベット?と思ってしまいました。 

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ホテル前の通りは、高層ビルはないもののよく整備されていて、どこにでもある中核都市の雰囲気で、街歩きをしてみようという気が一気に萎えてしまいました。

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何はともあれ、ホテルに落ち着きました。ツアーが始まってまだ4日目ですが、随分長い間旅に出ているような気がしていました。飛行機と車と列車で大移動して着いた先は、奥地というイメージではなく躍進中の都市的雰囲気でかなり戸惑いました。

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部屋に落ち着き外を見ると、向かいの建物との間に飾られたタルチョがはためいていました。整備された都市で、青空を背景にはためくタルチョは何となく虚しいものでした。

ラサ駅からめぬき通りを走り、車窓から見た街並みや中心部に位置するホテルまで、チベット自治区の中心部にたどり着いたという気がまったくしませんでした。街はよく整備され、塵一つないほど清潔でしたが、徹底的にコントロールされているような白々しさを感じてしまいました。

ラサのイメージはともかくとして、ここで2連泊して高度順応をするというのが今後の旅程上最も重要なことでした。ラサ市は富士山9合目くらいの標高ですので、富士登山であれば歩きながら高度順応できるのですが、私たちは標高2,275mの西寧から鉄道で一気にここまで上りましたので、慎重に高度順応する必要がありました。先ず、日中はできるだけ動き回らなければなりません。呼吸が浅くなる昼寝などは絶対禁物ですので、とりあえず街を歩きまわりました。夜は、12時間ごとに起きて深呼吸をし、トイレに行き、水分補給をしました。エベレスト街道のトレッキングでは室内にトイレがなかったのですが、今回はどこに宿泊してもトイレ付きでしたので天国でした。一日目は実際に眠りについて寝入ったかなと思うと息苦しさで目が覚めてしまいました。しかも悪い夢ばかり見てしまいました。さすがに2日目は楽に眠れるようになり、順調に高度順応できたようでした。

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