旅の記憶 みちのく秘湯めぐり 青荷温泉へ
2016年1/5~7の3日間、「みちのく三大秘湯巡り」(旅物語)というツアーで秘湯といわれる温泉に出かけました。前年も1月(1/13)に3日間の日程で、津軽三味線を聴きに青森に行きましたので2年続けての新年東北ツアーとなりました。
添乗員のRieさんが作成してくれた行程図、盛岡を起点としてグルッと反時計回りに十和田湖、ランプの宿として有名な青荷温泉、太宰治の生家(斜陽館)がある金木、日本海に面した黄金崎不老不し温泉、そして乳頭温泉を巡りました。かなり距離のあるコースでした。
東京駅06:45集合でしたので、朝食は新幹線の中で食べようと駅弁屋で物色しました。この時間、まだコンビニは開いていませんでしたので、かなりの人たちがあれやこれや豊富なメニューの駅弁を物色していました。昨今、駅弁はかなり進化していて、旅の大きな楽しみとなっています。
07:12 東京駅07:16発の「はやて111号」で盛岡へと向かいました。
09:03 東京駅で買ったビールと駅弁で朝食をとっていると、間もなく仙台駅に到着しました。この杜の都に何回通ったことでしょう。東北新幹線の駅の中では特に思い入れのある駅ですし、懐かしい場所です。
09:31 仙台を過ぎて盛岡までの区間、雪はどのくらいあるのか興味があったのですが、田畑は収穫を終えた後の土色の大地でした。多分この区間は雪は積もらない区間なのでしょう。
定刻の10:11盛岡駅に着きました。添乗員のRieさんの誘導で、私たちツアー一行(男性7名、女性11人、計18人)はゾロゾロとカルガモの行列のように後に続きました。この行列はちょっと気恥ずかしく、特に東京駅構内では知った顔に出くわすのではないかといつも気になります。
盛岡駅構内では、今が旬のリンゴがとても美味しそうでした。青森県だけではなく岩手県もリンゴが名産品となっています。
盛岡駅からは専用バスでの移動となりました。駅からは岩手山がドーンと鎮座している姿が見えたのですが、雪化粧はしていませんでしたし、前方の山にもその気配はありませんでした。
11:07 盛岡駅から東北自動車道に乗って暫く走ると、地肌にうっすら雪を纏った奥羽山脈の山脈(やまなみ)が見えてきました。
11:50 さらに時間の経過とともに、道端に積もっている雪は少し多くなり、舞い落ちてくる雪の量も多く、強くなってきました。
12:03 青森県内に入ると一面の雪が見られるようになりました。雪を期待するのは地元の人には申し訳ないと思いつつ、一面の銀世界にようやく冬の「みちのく」に来たという実感が湧いてきました。
雪は “しんしんと” という感じで降ってきて、 “雪の降る街を” という曲を思い出したりしていたのですが、やはり地元の人に申し訳ないなあと思っていたのですが、現地ガイドさんから “今年は例年の1/3の雪の量で、スキー場がオープンできなくて困っているし、夏の水不足が心配” と聞かされ、やはりそれなりの積雪は必要だということに納得がいきました。
12:51 十和田湖に到着し、ツアー定食の昼食となりました。
昼食後は自由行動で、十和田神社経由で湖畔に立つという「乙女の像」へと向かいました。
湖畔には雪が積もっていましたが、前年訪れた時(1/15)には高く積もった雪で湖畔には近づけませんでしたので、やはりこの年の雪は少ないようです。
「乙女の像」は、高村光太郎の最後の作品で、光太郎は “立つなら幾千年でも黙って立ってろ」と詩にも詠んでいるのですが・・・。勝手にスリムな少女に近い乙女を想像していたのですが、この冷たい雪が降りしきる中、多少は耐えられるように皮下脂肪もちょっと厚めにしたのかなとか思ったりもしました。
私たち以外誰もいない湖畔にはかなり冷たい雪が吹き付けてきて、防寒用の襟巻きを頭に被ってしまいました。気温は-4℃で、さすがに寒かった。きっと「乙女の像」は笑っていることと思いました。
14:42 奥入瀬渓流にも寄りました。この時期の水流は水門でコントロールされていて少ないそうです。私たち以外人影の見えない渓流の風情もいいものでした。
15:30 この日の最終的目的地「青荷温泉」に向かう途中の道は、雪の華ツリーの道で、この白一色の世界もいいものでした。
16:49 この時期の東北地方の日の入りは16:30くらいとのことで、あっという間に日が暮れて暗くなってきました。
16:55 黒石温泉郷の「青荷温泉」には観光バスの乗り入れはできず、「青荷温泉」のシャトルバスが待っていてくれ、乗り換えました。
17:25 細い山道を上ったり下ったりして、30分くらいで「青荷温泉」に到着しました。ここは “ランプの宿” として有名で、電気もない、電話もない、テレビもない、ランプだけというだけあって、目的地の宿の前についてもランプがあるだけで真っ暗でした。
私たちは、ランプの明かりだけの世界に目を慣らしつつ、おっかなびっくり宿にチェックインしました。
昨年に続いてのこの時期のみちのくツアーで、確かに今年は雪の量が少なく、通りかかったスキー場のリストが空しく泊まっている姿はもの寂しく、夏場の水不足は今から人ごとではないような気がしました。ないないづくしのランプの宿と現地ガイドさんに散々脅かされましたので、最終のドライブインでは万一に備えて食糧などを買い込んだりしました。着いてみれば薄暗く、携帯も圏外となっていて、なるほど秘境というか陸の孤島状態でした。
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