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2026年4月30日 (木)

旅の記憶 パタゴニア物語 パイネの滝と爪

2016年2/10(水) 午前中見た圧倒的な迫力のグレイ氷河、感動覚めやらぬままパイネの滝と爪へと向かいました。 

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この日は、ポエ湖で昼食をとり、パイネ大滝あたりからパイネ・グランデ峰周辺をハイキングするという予定でした。待望していたパタゴニアの大地を歩くことができます。 

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12:32 私たちは、再び専用バスに乗って、次はパイネ山群の周辺のハイキングに向かいました。バスは舗装されていない道をガタゴトと、パイネ国立公園の素晴らしい景観の中を進みました。 

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草原と山々と白い雲と青空と、この景色を見ているだけで、パタゴニアに来てよかったと何度も思ったものでした。 

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途中、パイネの爪を遠望できる湖に立ち寄りました。バスを降りたとたん、強烈な横風に煽られました。 

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風が吹き渡っている湖面の向こうに、雲に覆われているパイネ山群が見えました。 

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景色が美しいということで、一行の集合写真を撮りました。現地ガイドのホセさんがシャッターを押してくれました。個性的な面々もかなり親しくなり、団結力も出てきました。

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パイネ山群を目指して、バスは山道をクネクネと上って行きました。舗装されていませんので、それぞれの車は土煙を巻き起こしていました。

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ところどころ現れるグリーン色の沼のような小さな湖のようなところは氷河湖です。氷河が溶けて沼や湖になったものです。

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パイネ山群に面したペオエ湖の畔、橋を渡った先にレストランがありました。 

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昼食の席に着いて、午前中の感動的なグレイ氷河に乾杯しました。 

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前菜のスープは、見た目トマトスープのようですが、味はカボチャでした。

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メインディッシュは、ラム肉でした。これは何とか完食できました。この一行の中では私が一番小食(お酒の量では飲んべえのS氏に次いで2番目ですが)ということになり、食事の度に完食できるかどうか、注目を浴びるようになっていました。

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レストランの上に展望台があり、昼食後に上ってみると、パイネ山群に囲まれた渓谷や氷河が見えました。

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14:52 ハイキングの起点に到着し、いよいよハイキングが始まりました。

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歩き始めて間もなく大きな水音が聞こえてきて、それがパイネ大滝。氷河の水は勢いよく落下して、もうもうと水煙を立てていて、それが強風に乗って向かってきました。 

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いよいよ待ち望んでいたパタゴニア歩きが始まりました。パイネ・グランデ峰目指して歩き出したのですが、猛烈な風で前に進めないようでした。 

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強い風に負けないように前傾姿勢になりながら、少しずつパイネの爪といわれるパイネ・グランデ峰の尖塔を目指しました。こんな風景を見ながら、強烈な風の中を歩いてみたいと思っていたイメージ通りの道でした。 

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あまりの風の強さに、このまま進むか戻るか、この先のルートの説明、強風に向かっての心構え、ここで引き返したいと思う人はそれでもいいです、などの説明があり、全員で前進することにしました。添乗員のHitomoiさんの前髪が水平にたなびいていました。 

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夢に描いていたパタゴニアの大地と風の道が続き、ズンズンと歩きました。 

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途中、こんな景色も。緑色がかったの湖面の上を、手前の雲は踊るように、向こうの雲は水平に流れていました。 

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標高3,050m、パイネ・グランデ峰の爪に最も近づいた瞬間でした。

パタゴニアの大地を風を感じて歩いてみたいという夢は叶えられました。風の道はまだまだ続いていました。 

 

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2026年4月27日 (月)

旅の記憶 パタゴニア物語 グレイ氷河

2016年2/10(水) グレイ湖クルージングでグレイ氷河の最前線に到着し、氷の壁を目の前にして圧倒されました。

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強烈な向かい風の中、氷河を目の前にしたところで船は停止し、強風も氷河の壁に遮られて風当たりがほとんどなくなりました。ほとんどの乗船客は甲板に出てきて、目の前の氷河の迫力に言葉もありませんでした。 

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クルーズ船はゆっくりと氷河の壁に沿って進み、また別の氷河が流れ込んでいる地点に移動しました。遠くからは平らに見えていた氷河の表面は以外にも大根の摺り下ろし器みたいにギザギザで、とても歩けそうもありませんでした。 

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ダルマのM氏の指示で、写真撮影となりました。

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テレビなどでよく見る氷河の崩落シーンは、後日予定されているアルゼンチンの氷河が有名で期待しているのですが、ここでは垂直に一気に落下する派手なシーンはありませんでしたが、後ろから押されて徐々に崩れた痕跡が見られました。 

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高さが3040mを目前にすると圧倒的な迫力で、また総面積13000km2と聞かされるとハァ~そうですかとしか言いようがありませんでした。延々と広がるこの塊が地球温暖化で溶け出したら、水位は上がってしまうことは確実だろうなと納得してしまいました。

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この塊が静かな水面下120190mにも沈んでいるとは。ほとんど波がなく、ひっそりとした湖面に浮いているような氷河は自然の力強さを訴えかけてきているようで、神秘的でした。ダイビングで覗いてみたいような! 

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遠くから同じように見えた氷河の壁は、実にいろいろな表情を見せていました。グラデーションかかったブルーは、自然が造り出した芸術品です。 

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ガリガリなのかズルズルなのかギシギシなのか、あるいは音もなくなのか、巨艦の沈没を連想させるような崩落の後でした。 

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こちらは、後ろからの圧力で、かなり速いペースで崩落が進んでいるようでした。氷河の表面は剣山のようにギザギザで、これは太陽の陽射しを浴びて氷河が溶けたためにできた尖塔です。 

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クルーズ船がゆっくりゆっくりと氷河の壁に沿って進み、様々に表情を変える氷河、微妙に違って見えるブルーの巨大な壁にすっかり満足し、船は港へと向きを変えました。船室に戻り、もう一杯のピコサワーで興奮した頭を冷やしました。

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グレイ氷河を振り返って見ると、黒い雲が氷河を包み込もうとするかのように広がっていました。遠くに見える白い氷河では、ブルーの壁が少しずつ押し出され、少しずつ流氷となって漂い始める、そういう自然の営みが絶え間なく続くんだろうなあとピコサワーの酔いがほどよく回ってきた頭で思ったりしました。 

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氷河の塊が流氷となって、あちこち漂っていました。グレイ湖を取り囲む山の肌を背にして、氷塊のブルーはさらにブルー度を増しているようでした。

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後方の氷河の上空には黒い雲が湧いていましたが、前方の船着き場方向は青空が広がっていて、とにかく雲の動きは目まぐるしく激しいのです。

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遠くからはわからないのですが、突然という感じで流氷が現れるのです。見れば見るほど美しいブルーなのでした。

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船室でボンヤリしていても、突如として窓に流氷は現れ、それがまたいろいろな形をしていて面白いのです。持って帰りたくなるようなブルーの塊です。 

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11:45 船着き場に着くと、午後から氷河見物に出かける人たちが嬉しそうな顔をして待っていました。

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風の向きが変わったために、行きも逆風、帰りも逆風で、帰りの方が強く感じ、とてもとても疲れました。

間近に見たグレイ氷河は、間近に見たエベレストと同じくらい迫力があり、一生記憶に残るものでした。

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2026年4月24日 (金)

旅の記憶 パタゴニア物語 グレイ湖クルージング

2016年2/10(水) かなり強い向かい風の中、クルージング船の船着き場に辿り着き、強い向かい風に向かって船は発進しました。 

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グレイ湖は南北に縦長の湖で、北上して突き当たった所にグレイ氷河があります。

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乗船して、船尾に積まれていた氷河の氷を見て、シマッタ! と思いました。オンザロック用の氷があるのに肝心のお酒を持ってくるのを忘れました。日本からはるばる持ってきたのに! 

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船室は、思った以上に綺麗で広く、各シートには救命胴衣が置かれていて、船室から外に出る時は着用が義務づけられていました。船室を一歩出れば強風が吹いていますので、これは絶対に必要なことでした。 

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出航して30分も経たないうちに、大きな氷河がゆったりと流れていて、その先には白くキラキラと光っている氷河が見えました。 

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いろいろな形をした氷河がポカポカと浮かんでいました。この氷河は、海面下には4倍もの高さ(深さ)の氷の塊を抱えているそうです。光の当たり具合で、ブルーの色が濃くなったり淡くなったり、表面はとてもソフトで柔らかそうでした。 

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寒さと強風を避けて船室に籠もっていた乗客たちも、白い氷河がチラリと見えたと同時にゾロゾロと甲板に出てきました。 

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氷河の前にはまるでフタをしたように雲が被さっていました。多分、氷河で冷えた空気が雲を生み出しているのではないかと思いました。コクもが動く度に、太陽光の当たる場所も移動して、キラキラと光っていました。 

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これまでスタッフと冗談を言いながら操縦していた船長も、氷河が近づくにつれて、真剣な表情となりました。当たり前のことだと思いますが、大きな流氷にぶつからないように、風の強さを考えながら、少しづつ氷河に接近していきました。 

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氷河がある脇には大きな断崖状の山が聳えていましたので、風はこの脇を吹き抜けたり、断崖にぶつかったりしながら強さを増しているようでした。 

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私は、氷河への接近と共に2階にいたのですが、1階の船首部分の甲板にはダルマのM氏が、強風をものともせずカメラを構えていました。上から見ているとまるで捕鯨船の砲撃手のようでした。さすが、南極にも出かけた猛者でした。甲板に出ていた乗船客の皆さんは、あまりの寒さに船室に引き籠もってしまい、他には誰もいませんでした。

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氷河の手前に小さな船着き場があり、乗降客がいましたのでクルージング船は一時接岸しました。船の近くに流氷が浮かんでいて、スタッフがこの流氷をロープを操って捕獲しようとしていました。こんな小さな流氷でも、とても一人や二人の力では引き上げそうもないくらい重量感がありました。遠くで見るとブルーに見えるのですが、近くで見ると無色透明でとても綺麗でした。 

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船は再び、氷河へと近づきました。氷河の表面が汚れているのは、強風で山肌が削られた土が付いたものだそうです。長い間に堆積した雪が氷河となり、山肌を削りながら大河のように流れ出し、渓谷をつくったりしているわけで、内陸部数百キロまで削り取ってできた北欧のフィヨルドなどを見れば、自然の凄さに言葉もありません。 

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グレイ氷河は、総面積13000km2の広大は氷原です。凍結した陸塊としては南極大陸、グリーンランドに次いで地球上で3番目に大きいそうです。アンデス山脈を源として、チリ側とアルゼンチン側を合わせて48の氷河が流れ出しているとのこと。 

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船は、氷河に近づいたところで減速しましたので風当たりも大分弱く感じました。ダルマのM氏に促されて写真を撮っていただきました。 

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船はゆっくりゆっくり氷河の縁に近づきました。遠くから見ていると低いというか薄いというか、あまり迫力を感じなかったのですが、近づくにつれ厚みを増してきました。 

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高さは3040m、長さ27km、水面下120190m! チリで、5トンの氷河を盗もうとして検挙された犯罪グループがあったとのこと??? 

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氷河の表面には引っかき傷のようなものが。雪が氷河となった長い歴史を物語っているのでしょう。

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遠くからはのっぺりとした一枚岩のように見えたのですが、あちこちに割れ目があり、一枚岩でありませんでした。所々に崩落して、流氷となる寸前の姿も見られました。 

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船尾では、スタッフが氷河の塊を砕いていました。 

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そして、ピコサワーの氷河割り。 

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真向かいの強風をものともせず船首で頑張っていたM氏。大きなリュックから目出し帽を出して被っていました。往年のプロレスラーのザ・デストロイヤーのようで、さすが南極帰りです。 

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M氏と乾杯。ピコサワーは、甘酸っぱくてとても美味しいのですが、アルコール度数が高いので要注意です。

グレイ湖のクルージングは風と寒さの戦いでした。遠くから見た氷河は、北欧で見た氷河や前日見たセラーノ氷河と同じようにしか見えなかったのですが、船が近づくにつれ、重量感と迫力、淡いような深いようなブルーに圧倒されました。自然の驚異を目のあたりにしました。 

 

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2026年4月21日 (火)

旅の記憶 パタゴニア物語 パイネ国立公園

2016年2/10(水) パイネ国立公園での氷河観光が始まりました。いわばパタゴニア探訪の第二ラウンドの開始でした。 

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06:28 前夜は、猛烈な風雨がホテルにぶつかってきて、建物が揺れているような感じだったのですが、ホテルの窓からは、まだ明け切らないものの薄い青空が広がっていて、パタゴニア名物の強風で雲が左から右へと千切れるように飛んでいました。 

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朝食もバイキングで、パン一つとってもその種類の多いこと。 

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チーズやハム、野菜やフルーツも豊富で、飲み物はドリンクヨーグルトが美味しかったです。

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07:22 朝食後、ロビー集合が07:15でした。もっとノンビリしてもと思ったのですが、パイネ国立公園は見所が多く、しかもスケールが大きいので、早めの出発となりました。出発前に、添乗員のHitomiさんからジオラマを見ながらこの日の行動予定の説明を受けました。この日の予定はグレイ湖クルージングと氷河見物でした。 

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専用バスでホテルを出発してすぐに高台に登りました。眼下には宿泊しているホテルが見え、その向こうにはパイネ山群が見えました。このジオラマのような景観は毎日見た景色で、とても気に入った景観でした。 

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バスでどこを走ってもスケールが大きく、特に空が大きく、その空を背景に風に吹かれた雲が様々な動きを見せてくれるのがとても楽しかったのです。 

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パイネ国立公園のシンボルとなっているパイネ山群、バスで移動する度に違った角度からの姿を見せてくれました。 

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黒い雲があっという間に湧いてきて、濃さを増した青空と好対照をなしました。ここまで、日中の行動中に雨に降られたことがありませんでしたので、黒い雨雲を気にしなくなっていました。 

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この日は、このグレイ湖をクルージングして、グレイ氷河を見物することになっていました。行く手には雲が何重にもかかっていましたが、あまり気になりませんでした。 

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グレイ湖クルージングの船着き場までは、吊り橋などを渡って少し歩くことになりました。ダルマのM氏は、どこへ行くにも大きなリュックを背負っていて、ツアー仲間たちはドラえもんのリュックと呼んでいましたが、その通りいろいろなものが入っていました。 

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船着き場までは、川を渡ったり林の中を歩いたりと、これはこれで楽しいハイキングでした。 

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林の中を野鳥を探したりしてしばらく歩いて行くと、前方が開けてきて、いくつかの山がドーンと現れました。 

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目の前に現れた湖畔の砂浜、見通しがとてもいいのですが遮るものが何もなく、ここでとてつもない強風と格闘することとなりました。この砂は、山肌が強風で削られて堆積したものです。 

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真っ直ぐに歩けないほど、大袈裟ではなく息もできないほどの強風に向かって、船着き場に向かって歩きました。沼津から参加のNさんご夫妻は、ご主人は体格で風にも負けなかったのですが、奥様はあっちにフラフラこっちにフラフラで、ここでの向かい風がパタゴニアで体験したNo1の強風だと言っていました。 

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湖なのですが、強風で白波が立っていました。白い雲も灰色の雲も、湧いてきては次から次へと上空を通り過ぎていきました。 

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強い風に吹かれて、でっかい流氷も流れてきました。その青さにビックリ。雪が積もり、長い年月をかけて堆積されて氷となり氷河となり、圧力で空気が抜かれ、長い長い年月をかけてこのブルーが生み出されました。 

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私たちの後方には、氷河クルーズに参加する人たちがポツリポツリと見えたのですが、強い風と格闘しているせいか、なかなか近づいてきませんでした。 

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ようやくクルーズ船の船着き場に辿り着きました。私たち一行が一番乗りでした。空は灰色の雲に覆われて、暗い感じでしたが、この雲は強風が吹き飛ばしてくれることを祈りつつ、乗船開始を待ちました。

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 09:02 乗船開始となりました。そこそこの参加者が集まってきました。

パタゴニアの風の強さはどのくらいかというと、インターネットによる「風が最も強い場所7選」によると、1位がエベレスト山頂付近で風力度10(定義は不明ですが)、パタゴニアは風力度9でその特徴は “吠える40°” となっていました。南極が6位(但し風力度10)となっていました。要するにエベレストの頂上ほどではないが、南極より風が強いということのようです。私にとってのパタゴニア一の強風はこの数日後体験することになりました。 

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2026年4月18日 (土)

旅の記憶 パタゴニア物語 パイネのホテル

2016年2/9(火) ゴムボートでパイネ国立公園に入り、楽しみにしていた3泊4日のホテルライフが始まりました。 

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この地域で随一といわれるホテル「リオ・セラーノ」、朝は出発する人たちで、夕方は到着する人たちで賑わうメインロビーも、それ以外の時間はひっそりとしていて、連泊の場合にはゆっくりとここに座って、ノンビリ、ボンヤリするのもいいものでした。 

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メインロビーの横には、何ヵ所かのソファーコーナーがあり、パイネ山群眺めることができ、ここで読書したり、ビールを飲んだりすることもできました。

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パイネ山群に面しているソファーコーナーは広いガラス張りになっています。ここでは軽い食事をしたり談笑したりしているグループをよく見かけました。ホテルの中はエアコンが効いていて快適なのですが、一歩外に出ればビュービューと、風が音をたてていました。 

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部屋は、どの部屋も同じような造りで、明るくて開放的でした。 

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広い窓からはパイネ山群を真っ正面に見ることができました。 

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私の部屋は3階の一番端で、どういうわけかこの部屋だけベランダがありました。ただ風が強く、ベランダに出ているとあっという間に体が冷えてしまいました。

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部屋からもベランダからもパイネ山群の刻々と変わる光景を見ることができ、空の色や雲の動きを見ているだけで飽きませんでした。しかし、風が強過ぎて数分しかベランダには出ていられませんでした。 

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パイネ山群をズームで見ると、標高3,000mの山の姿は普通の山とは随分違っていました。裾野がなくいくつかの頂きが天に向かって突き出ていていました。これは花崗岩によるものだそうで、そのために強風に晒されても削り取られることはないそうです。とはいえ、長い年月の間には強風によって包丁の歯を磨くように少しずつ研磨され、現在の姿になっています。 

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散歩に出てホテルを眺めてみました。3階建てで、3階の一番右側が私の部屋でした。どういう理由かわかりませんが、右端と左端(画像には写っていません)だけベランダが付いていました。 

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ホテルの建物前に広い草原があり、牧場の柵がありました。散歩がてら柵に沿って歩いたのですが、強風に煽られて真っ直ぐ歩けず、柵に捕まりながら歩きました。散歩どころではありませんでした。部屋から眺めている光景は素晴らしく、のどかにも見えたのですが、一歩外に出ると強風が吹き荒れている別世界でした。 

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大きな山小屋風のレストラン。ほとんど満席状態で、きっと部屋も満室だろうと思われました。 

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夕食では、赤ワイン、白ワイン、ビールなどは一杯目は西遊旅行社の奢りでした。まあ旅行代金に入っているのでしょうが。 

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食事は朝食、夕食ともバイキング方式で、メニューはどれをチョイスしたらいいかと思うほど種類が豊富でした。誰もが真剣な眼差しで料理を選んでいました。三連泊でしたので、私は3日間の戦略とテーマを考えました。 

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3日間の戦略とテーマなんて頭で思っても、ついつい生ハムが好きでしたのでプロシュートに手が伸びてしまいました。 

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結局、3日間とも好物の生ハム(プロシュート)とスモークサーモン中心になってしまい、またアスパラが太くて美味しかったので、私たちツアー仲間で取り合いとなりました。アスパラを生ハムで包んで食べるのがいけました。

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スイート類も豊富でこれも散々迷いましたので、初日はツアー仲間で分担して味見をしました。どれもこれもちょっと甘すぎるという印象でしたが、別腹別腹と言いながら、ついつい手が伸びてしまいました。 

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20:47 食べ過ぎて部屋に戻って表を見ると、まだ空は明るく、それでも花崗岩の尖塔に沈みかかる夕陽が当たっていて、確実に日暮れの気配が忍び寄っていました。

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角部屋でしたので、ベランダに出ると左側には正面のパイネ山群とは別の景色が見られました。ところが、夜が更けるにつれて風がさらに強くなり、ゴーッという音が角部屋故にさらに大きく聞こえました。

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雨が降ろうが(実際には降りませんでしたが)風が吹こうが、ウィスキーを傾けながら刻一刻と変わる景色を見ていれば最高でした。飲んべえのS氏と、こんなホテルなら、昼間のハイキングや見物に出かけなくてもホテルでノンビリしているのもいいネなどと言っていたのですが、さすがにそういうことにはなりませんでした。

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このホテルをベースに、3日間ハイネ国立公園の氷河見物や氷河トレッキングに出かけました。

名峰を眺めることができるホテルといえば、エベレストを見ることができる「ホテルエベレストビュー」、ダウラギリを眺めることができる「タサンビレッジ」、ニュージーランドのマウントクックを眺めることができる「The Hermitage Hotel」などに宿泊しましたが、ここ「リオ・セラーノ」も勝るとも劣らない景観とホテル設備でした。別のツアーの日本人客を見かけましたが、夕方チェックインして夕食をとって、翌朝慌ただしく去って行くという普通のツアーの光景を見ました。こういうホテルの良さを味合うには連泊しなければもったいないなあと思いました。

 

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2026年4月15日 (水)

旅の記憶 パタゴニア物語 ゴムボート上陸作戦

2016年2/9(火) 二つの氷河を見て、ピコサワーと白ワインでキングサーモンを食べて、いよいよホテルに向かってゴムボートでの旅が始まりました。 

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食後、テントの中に一時保管しておいたそれぞれの防水・防寒具を取りに向かいました。 

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防水・防寒具を着用すると体型が同じようになってしまい誰が誰だかわからず、全員ダルマ状態になりました。 

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ソディアックというゴム製のボートが待機していましたが、こうしてみると小さく見え、14人も乗れるの?と不安になりました。

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14:54ダルマ状態になって、波しぶきにも寒さにも万全の備えで、ボートに乗り込みました。お互いの姿を見てはお互いにニヤニヤと、和気藹々的な雰囲気でした。 

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ソディアックというゴム製のボートは、ものすごい勢いでセラーノ川の上流に向けて発進しました。

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ボートが巻き起こす波はありましたがもともと川ですので水面は静かで横波がなく、ボートも横揺れがなく振り落とされる心配はありませんでした。 

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最初は凄いスピードに振り落とされないように緊張していた私たちも、周りの景色を楽しむゆとりもできてきました。 

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ダルマのM氏は、身を乗り出して写真撮影していましたし、それぞれ体の向きを変えたりして、景色を楽しみました。

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パイネ国立公園に近づくと、パイネの山々が姿を現しました。 

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次から次へと変わる大自然の姿は美しく、ボートでしか、水面からでしか見ることができない景色を楽しみました。 

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静かだった水面が急に波立ち、段差がある場所から激流が流れ込んできていました。 

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さすがに段差がある場所は遡ることができないために一度ボートを降りて上陸しました。 

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段差がある場所では流れが激しく、渦を巻いていました。

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私たちは、防水・防寒具を着たまま腰を伸ばしたり、周りの景色を写真で撮ったりしてしばし寛ぎました。 

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少し歩いたところに別の桟橋があり、別のソディックが係留されていました。 

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再び、別のソディックに乗り込みました。地形的にここは風が強い場所なのか、水面もちょっと波立っていました。風が雲を吹き飛ばしたか、上空には青空が広がっていました。 

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もう一艘のソディックと競い合うように激走しました。 

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16:41 昼食をとってボートに乗り込んで2時間近く、上陸地点に近づきました。

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ここはパイネ国立公園の中心地で、パイネの山々が聳え立っていました。風がとても強く、水面を吹き抜けていました。 

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上陸してからホテルまで10分くらいの距離だったのですが、真っ直ぐ歩くということができず、これぞパタゴニアの風という台風並みの強い風の洗礼を受けました。何はともあれ無事に最初のアドベンチャーは無事に終了し、ホテルにチェックインしました。嬉しいことに、パイネ一といわれるこのホテルに三連泊です。

この日の行程は、ゴムボートのような小さな船でしか遡れないセラーノ川をボートクルーズでホテルへ向かうというもので、西遊旅行社の本領発揮でした。普通のツアーではできない体験をさせてもらいました。

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2026年4月12日 (日)

旅の記憶 パタゴニア物語 氷河ハイキング

2016年2/9(火) 氷河を見た後、別の氷河見物のハイキングに向かいました。 

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パルマセーダ氷河を見た後、別の氷河を間近で見るために船着き場から上陸しました。 

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この日の行動は、バスに乗らずにホテルまで船やゴムボートで移動することになっていましたので、一日の行動に必要なものや防水・防寒具などは小型リュックや手荷物で持ち歩くことになっていました。それぞれ皆さん、しっかりと防水・防寒具は用意していました。 

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船着き場から、遊歩道のように整備された道に沿って歩き始めました。脇を流れている支流の流れは激しく、乳白色がかった緑色で、氷河がかなり溶けているようでした。 

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セラーノ氷河からは流氷が海に押し出され、海流に乗って流れていました。 

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ハイキングといっても、ほんの10分くらいの道のりで、ちょっとした散歩にもならないものでしたが、短い距離でも歩けることは嬉しかったです。 

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海際まで氷河が張り出し、氷河の高さはあまり高くないために崩落といった派手なパフォーマンスはなく、ジワジワと海に流れ出し、流氷となっていました。 

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氷河までは手前の岸壁が邪魔をしてあまり近づくことはできませんでした。大きな氷河の崩落や氷河トレッキングは後日の楽しみになっていました。 

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流氷が岩場に打ち上げられて徐々に溶けつつある様子は、イルカや小さな鯨が浜辺に打ち上げられ息も絶え絶えになっている様を連想されるものでしたが、流氷は混じりっけがなく透明な水晶のようでした。

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氷河見物の後、ゴムボートで狭い水路を遡るために防水・防寒具が用意されていました。かなり分厚くしっかりしたもので、確かにこれを着れば波しぶきも寒さも大丈夫そうでした。 

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防水・防寒具を着込んで、ダルマのような縫いぐるみになったような気分でゴムボートに乗り込みました。皆さんこれから何が始まるのだろうかと、神妙な顔をしているのが可笑しかったのでした。 

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私たちが乗り込んだゴムボートはソディアックというそうで、強力なエンジンを積んでいました。ダルマのM氏は、防水・防寒具の上にさらに自前の黄色い防水・防寒具を着込んで万全の備えで、撮影しやすい最後尾に乗り込んでいました。 

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ほんの数十分走ったと思いましたら食事のために上陸となり、着込んでいた防水・防寒具はテントの中に一時保管となり、私たちは身軽な姿に戻りました。 

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ボートでしか来られないレストランは、満杯状態でした。 

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嬉しいことにワインが待っていました。 

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私たち一行は、一つのテーブルに並びました。

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テーブルには野菜サラダと並んで、ピコサワーと白ワインが準備されていて、しかもグラスには白ワインがなみなみと。 

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飲んべえ二人組で乾杯、飲み放題に近い状態だったのですが、この先分厚い防水・防寒具を着込んでのアドベンチャーが控えていて、酩酊してボートから振り落とされたら氷河の水は冷たそうですし、アルコールは控えめにしました。 

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メインはでっかいキングサーモンで、なんとか完食できました。 

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このレストランは、牧場内のレストランですがボートでしか来られない陸の孤島にあります。こういうところに来れるのは秘境ツアーの西遊旅行社ならではで、普通のツアー会社と異なるところです。

次第にアドベンチャー的雰囲気になりつつありました。 

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2026年4月 9日 (木)

旅の記憶 パタゴニア物語 氷河ウオッチング

2016年2/9(火) いよいよパタゴニアらしいアドベンチャーの第二ラウンドとなりました。 

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プエルト・ナタレスから、船に乗って狭い海域を分け入るように北上しました。どんな景色が見られるのかワクワクしました。

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05:59 明け方まで激しい雷雨と強風が続いていましたがそれも止んで、窓から見ると黒い雲が残ってはいるものの向こうの空は明るく、天気はなんとか大丈夫そうでした。 

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出発は07:30、バスに乗り込みました。現地ガイドのホセさんは寒そうにしていて結構冷えていました。 

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随分青空が広がってきていて、風も収まってきて、クルージング日和のようでした。天候が変わりやすいパタゴニアのこと、防寒・防水着はしっかり準備してきたのですが、これまでのところ天候には恵まれていました。 

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船着き場では若い元気なスタッフが笑顔で迎えてくれました。私たちが乗る船は、前日風と波に翻弄されているように揺れていた小さな船ではなく、しっかりとしたクルーズ船のようで安心しました。 

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船長とおぼしきスタッフも元気モリモリで、笑顔がいいです。 

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町はひっそりとしていたのに何処から集まってくるのか、次から次へと人が乗船してきました。 

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一ヶ所分厚い雲の塊が流れてきましたが、どちらの方向に向かうのか。こういう雲が突如現れて、知らないうちに消えていることに大分慣れました。 

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私たち一行は、団体ということで2階の一室を割り当てられました。気温も低く、自分たちの身体もまだ温まっていないために寒そうにして、どんなクルージングになるのか期待と不安で神妙に出発を待っていました。 

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母親と子どもが、船首で遠くの景色をじっと見ていました。親子心中の気配はなさそうでしたので安心しましたが、何か想い入れがあるのか、大きなお世話ですが。

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同じ桟橋に停泊していた同じ型のクルーズ船も快速していました。そこそこの観光客が乗っていました。

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途中、コーヒーとマテ茶のサービスがあり、身体が温まりました。 

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雲はすっかり遠ざかり、これでもかというほど青く晴れ渡った空と次から次へと現れる島影、快適なクルージングでした。この海域はウルティマ・エスペランサ湾という湾で、私たちはひたすら北上しました。 

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途中、ウミウの生息地がありました。ビーグル水道のクルージングではペンギンかと思ったのですが、今回も遠くからはペンギンのように見えましたが、じっくりと見るとやはりウミウでした。もう騙されません。よくよく考えればペンギンが海面からあんな高いところに住めるはずはないのです。 

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乗船客たちも最初は船室にいたのですが、日射しが強くなり気温も上がってくるとゾロゾロと甲板に出てきました。遠くを見ていた親子も楽しそうにしていました。 

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私たちの船室では、添乗員のHiromiさんがいろいろ説明してくれました。マスクをしたダルマのMさんは入口の一番近く(いち早く表に出られるように)でドッカリと座っていました。見せ場のスポットに近づくと驚くほどの素早いフットワークで大抵一番乗りで撮影好位置をキープするのです。 

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霧が発生して霞んでいる先に白い氷河の一部がチラリと見えている手前に、海中から吹き出しているように虹がかかっていました。パタゴニアではよく虹を見ました。 

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出発して150kmくらいの地点に最初の見所、パルマセーダ氷河が見えてきました。標高2,035mのパルマセーダ山の裾野にできた氷河です。 

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二つの切り立った断崖の真ん中を削るように氷河が流れてきたようです。海面の近く辺りは土色の山肌が露出していて、その部分は氷河が後退したようです。肉眼では細い滝のようなものが幾筋も流れ落ちていて、これは多分氷河が溶けたものと思われ、氷河の溶けた水は海の色を乳白色がかったグリーンに染めているようです。

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近づくと、氷河の後退部分はかなりの面積となっていて、まるでゆっくりと流れてきた氷河がここで力尽きたようにも見えました。氷河のちょっと奥は霧が発生していて霞んで見えませんでした。氷河で大気が冷やされてキリが発生しているのでしょうか。

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氷河の先端部分は薄いブルーで、ソーダ水でつくったソフトクリームのようでした。 

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この辺りの海水は氷河が溶けこんだもので、乳白色っぽいグリーン色をしていました。それだけ氷河が溶けているということで、温暖化によって氷河の後退が加速している現実を見せつけられました。 

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2026年4月 6日 (月)

旅の記憶 パタゴニア物語 氷河観光ベースへ

2016年2/8(月) 氷河観光のベースとなっているプエルト・ナタレスという町へと向かいました。パタゴニア探訪の第二ラウンドが始まりました。

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氷河観光のベースとなっているプエルト・ナタレスまでは、プンタ・アレーナスから陸路を北上しました。

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この日の行程を地図で見ると山の中を走るのかなと思ったのですが、しっかりと舗装された道を走りました。 

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パンアメリカンハイウェイもそうでしたしこのルートも観光客があまり訪れないエリアのようで、サービスエリアやドライブインのような場所がかなり限られています。そういう限られた場所で小休止やトイレ休憩となりました。 

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道の両側にはやはり草原が広がっていましたが、心なしか丘陵地が多くなり、遠くには山も見え、その分雲も厚くなってきました。少しずつワイルドな世界に近づいているようでした。 

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17:18 巨大熊が立ち上がった大きな像がある町に入りました。この日の目的地プエルト・ナタレスの入口でした。巨大熊の後ろには灰色の雲がモクモクと湧いていました。 

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町に入って間もなくホテルに着きました。あまりホテルというイメージがしないごく普通の建物でした。 

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添乗員のHitomiさんがチェックイン手続きをしていました。何やら行き違いがあったようで、身振り手振りも交えて激しくやり合っていました。何語で話しているのかはわかりませんでしたが、こんな時、英語、スペイン語、ポルトガル語などが話せる(当然でしょうが)というのは頼もしいものです。 

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夕食は、19:30からということで大分時間がありましたので、散歩に出かけました。せいぜい2階建ての低い建物が多く(風が強いためか)、潮風に風化されたような建物も多く、氷河観光の基地といわれている割には裏寂れている感じがしました。侘しい気配がするこういう感じは嫌いではありません。 

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ほとんど人影を見ない街角、上空には黒さを増した雲が覆い被さっていました。翌日は氷河見物の船に乗りますので心配でした。 

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いかにも自分でつくって、自分でペンキを塗ったというようなペンション風の宿が多く見られました。日本でいえば民宿が集まった漁師町といったイメージでした。 

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バックパッカーの姿が見られました。この町は、こういう小グループのバックパッカーたちが集まる場所かもしれません。そのために小なさ宿が多いのかもしれません。 

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ホテルからの道を真っ直ぐに歩いて行くと港に突き当たりました。地図では四方八方を山や島で囲まれているエリアで、波打つ海面の向こうに山々が見えました。厚い雲に覆われ、強い風が吹いていて、海面は波立ち、荒涼とした光景で、ワイルド感が出てきました。 

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何艘かの小さな船が風と波に翻弄されるように揺れていました。漁船ではなさそうですし、ひょっとすると氷河観光船? 翌日はあの船に乗るのだろうかと考えると、楽しいような恐ろしいような気分でした。どんなに海が荒れても船酔いにはならない自信はあるのですが、転覆したら水は冷たそうですし。

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桟橋では釣りをしている人が何人かいました。強い風や荒れる海はきっと当たり前なのでしょう。やはり雰囲気としては漁師町でした。

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一見ぶっきらぼうで怖そうなお姉さんがベンチに座っていて、シャッターを押してもらおうと思い切って声をかけましたら、とてもチャーミングな笑顔でしたので、逆に写真を撮らしてもらいました。 

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シャッターを押してもらいました。言葉が通じればいろいろ話を聞きたかったのに残念でした。

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19:44食事の時間になりました。最初に出てきた唐揚げはカラットしていて美味しかったのでした。脇のレモン色の飲み物は「ピスコサワー」といってチリの地酒です。ペルー原産のブドウ果汁を蒸留したもので、アルコール度数がウィスキーと同じ42度のピスコというお酒を、サワーで割ってレモン汁を垂らしたもので甘酸っぱくて結構いけました。 

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次に出てきたカニグラタンは、濃厚なカニ味噌の味がとてもとても美味しくて、今回の旅で食べたもののうちでは一番だったと思います。白ワインとの相性も抜群でした。 

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メインディッシュは厚切りキングサーモンで、これも美味しかったのですが、かなりボリュームがあって、私だけではなくかなりの人が完食できませんでした。 

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デザートは別腹で完食しました。

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チェックインの時、添乗員のHitomiさんと激しくやり合っていたイケメンは経営者か、私たちの食べっぷりをじっと見ていて、サーモンが完食できずに申し訳なかったのですが、カニが美味しかったと言ったらとても喜んでくれました。 

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食事で満腹になり、翌日の好天を祈ってベッドに潜り込みました。

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窓から眺めた景色は、雲が何重にも重なっていました。

この日の深夜から明け方にかけて、ものすごい暴風と雷鳴と激しい雨に夜中に時々起こされました。うつらうつらしながら、海は荒れるのか、船は出るのだろうか、どうなるのだろうかとボンヤリと考えました。 

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2026年4月 3日 (金)

旅の記憶 パタゴニア物語 炭火焼き肉盛り合わせ

2016年2/8(月) 国防上重要な拠点となっている海軍の町であり、南極へのフライト基地でもあるブンタ・アレーナスの町を散策しました。 

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西遊旅行社のツアーで恒例となっているスーパーマーケット巡り、近くのスーパーに出かけました。スーパーでこの先の旅で必要なものを買うことになっています。店内に入るとワインがズラリと並んでいて、このコーナーだけではなくあちこちにワインコーナーがあり、どれを選ぶか迷いました。チリワインは、フランスワインを抜いて日本での輸入ワインNo1になったばかりです。 

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ワインの次に目をひいたのが肉でした。1kg単位のパックになっていてビーフ1kgの値段が1,000円前後で、それでも地元では高くなったといわれています。消費税が21%、インフレ率も20%と、確かに経済的に厳しい状況になっているようでした。

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ハム・ソーセージコーナーも充実していて種類も多く、お客はあれやこれや細かい注文をつけながら勝っていました。厳しい経済状況の中で、商品選択の目も厳しくなっているようでした。 

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飲んべえのS氏が、ワインを買って現地通貨でおつりをもらおうと20$紙幣を出した時(為替レートは1米$730チリ・ペソ)、レジ係のお姉さんは目が点になって、紙幣を舐めるように見ていて他の店員も呼んできました。どうやら偽札ではないかと疑っているようでした。次に並んだ私は、つまみ用のナッツの缶詰(日本円で300円くらい)を購入し、S氏同様に10$紙幣を出すとまた同じように紙幣をチェックしていました。こんなところでドル紙幣を出されたら迷惑だったでしょうし、クレジットカードで決済すれば割安で簡単なのはわかっているのですが、細かい現地通貨がほしかったものですから、迷惑だったかも。 

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市内の目抜き通りの建物は、ペルーやアルゼンチンと同じようにチリもスペインの影響を多分に受けていてヨーロッパ様式が多く見られました。 

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チリは1818年にスペインの統治から独立しました。スペインの統治によって、都市造りが行われたため建物はしっかりしていて道路も広いのですが、個性がなく歩いていてあまり面白みがありませんでした。まあ、勝手な外国人観光客の勝手な言いぐさですが。 

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南米都市のどこにでもあるアルマス広場には、マゼランの銅像がありました。マゼラン海峡400年を記念して地元の名士が寄贈したもので、足下には先住民像があります。建設当時はともかく、現在では先住民族を圧迫するものとして評判が悪いそうです。 

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アルマス広場の「アルマス」とは、スペイン語で武器のことで、スペイン統治時代に警備する兵士が持っていた武器に由来するもので、いわばスペイン統治のシンボルでもあります。ペルーやチリ、アルゼンチンなどどの町にも広場があってアルマス広場と呼ばれています。広場に面して大聖堂や教会があるのも共通しています。植民地時代の話はともかく、人々が集まる賑やかな場所で、ここでは露店が出ていて賑やかでした。 

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広場の一角では高校生たちが太鼓を叩いて賑やかにパフォーマンスをしていましたが、女子高生の体格の立派なこと。こちらでは立派な体格ほど美人という見方もあるそうです。 

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町を一望できるクルスの展望台から眺めたマゼラン海峡。この海の彼方は前日まで居たフェゴ島ですが、40kmと海域が広いために水平線しか見えませんでした。   

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クルスの展望台には、旅行者たちが自分たちの故郷までの距離を刻んだ手作りの標識がありました。 “HOKKAIDO NISEKO 12,4456km)と刻まれていましたが、地球の裏側からの距離感がまったくわかりませんでした。これと比べると、パンアメリカンハイウェイのアラスカ~南の果てのウシュアイア間の18,000kmという距離は凄いです。 

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町で見かけたポリスのなんと重装備なこと。白バイではなくてグリーンバイクでしたが、かなり迫力がありました。

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昼食の時間となり、町で一番美味しいという肉専門レストランに繰り出しました。ここでも店頭に生後56ヶ月の子羊1頭丸ごと焚き火焼きがありました。 

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店内はほぼ満席となっていて、当然のごとく皆さんのテーブルには赤ワインと大きな肉のブロックがありました。

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酒飲み三人組が揃いました。飲んべえのS氏と岡山から夫婦参加のKさん。Kさんはビールのブランドにこだわっていました。 

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じっくりと炭で焼いたパリージャという、三人分の肉の盛り合わせが出てきました。ビーフ、ポーク、チキン、普通のソーセージ、チョリソのセットでした。酒飲み三人組で挑戦したのですが、完食できませんでした。他のテーブルでは女性だけの三人組がいて、完食していました。酒はいくらでも飲めるのですが、それにしても情けない。

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お腹が一杯になって表に出てみると、海面はキラキラと輝いていて、気持ちのいい青空が広がっていて、とてもいい気分でした。

南の果てのウシュアイアからパンアメリカンハイウェイを北上するこのルートは、パタゴニア探訪というワイルド感がなく、アルゼンチン・チリ観光の趣となっていますが、こんな機会でもなければこんな遠い町の姿を見ることができませんので、これもありかなと思いました。

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