旅の記憶 パタゴニア物語 パイネ国立公園
2016年2/10(水) パイネ国立公園での氷河観光が始まりました。いわばパタゴニア探訪の第二ラウンドの開始でした。
06:28 前夜は、猛烈な風雨がホテルにぶつかってきて、建物が揺れているような感じだったのですが、ホテルの窓からは、まだ明け切らないものの薄い青空が広がっていて、パタゴニア名物の強風で雲が左から右へと千切れるように飛んでいました。
朝食もバイキングで、パン一つとってもその種類の多いこと。
チーズやハム、野菜やフルーツも豊富で、飲み物はドリンクヨーグルトが美味しかったです。
07:22 朝食後、ロビー集合が07:15でした。もっとノンビリしてもと思ったのですが、パイネ国立公園は見所が多く、しかもスケールが大きいので、早めの出発となりました。出発前に、添乗員のHitomiさんからジオラマを見ながらこの日の行動予定の説明を受けました。この日の予定はグレイ湖クルージングと氷河見物でした。
専用バスでホテルを出発してすぐに高台に登りました。眼下には宿泊しているホテルが見え、その向こうにはパイネ山群が見えました。このジオラマのような景観は毎日見た景色で、とても気に入った景観でした。
バスでどこを走ってもスケールが大きく、特に空が大きく、その空を背景に風に吹かれた雲が様々な動きを見せてくれるのがとても楽しかったのです。
パイネ国立公園のシンボルとなっているパイネ山群、バスで移動する度に違った角度からの姿を見せてくれました。
黒い雲があっという間に湧いてきて、濃さを増した青空と好対照をなしました。ここまで、日中の行動中に雨に降られたことがありませんでしたので、黒い雨雲を気にしなくなっていました。
この日は、このグレイ湖をクルージングして、グレイ氷河を見物することになっていました。行く手には雲が何重にもかかっていましたが、あまり気になりませんでした。
グレイ湖クルージングの船着き場までは、吊り橋などを渡って少し歩くことになりました。ダルマのM氏は、どこへ行くにも大きなリュックを背負っていて、ツアー仲間たちはドラえもんのリュックと呼んでいましたが、その通りいろいろなものが入っていました。
船着き場までは、川を渡ったり林の中を歩いたりと、これはこれで楽しいハイキングでした。
林の中を野鳥を探したりしてしばらく歩いて行くと、前方が開けてきて、いくつかの山がドーンと現れました。
目の前に現れた湖畔の砂浜、見通しがとてもいいのですが遮るものが何もなく、ここでとてつもない強風と格闘することとなりました。この砂は、山肌が強風で削られて堆積したものです。
真っ直ぐに歩けないほど、大袈裟ではなく息もできないほどの強風に向かって、船着き場に向かって歩きました。沼津から参加のNさんご夫妻は、ご主人は体格で風にも負けなかったのですが、奥様はあっちにフラフラこっちにフラフラで、ここでの向かい風がパタゴニアで体験したNo1の強風だと言っていました。
湖なのですが、強風で白波が立っていました。白い雲も灰色の雲も、湧いてきては次から次へと上空を通り過ぎていきました。
強い風に吹かれて、でっかい流氷も流れてきました。その青さにビックリ。雪が積もり、長い年月をかけて堆積されて氷となり氷河となり、圧力で空気が抜かれ、長い長い年月をかけてこのブルーが生み出されました。
私たちの後方には、氷河クルーズに参加する人たちがポツリポツリと見えたのですが、強い風と格闘しているせいか、なかなか近づいてきませんでした。
ようやくクルーズ船の船着き場に辿り着きました。私たち一行が一番乗りでした。空は灰色の雲に覆われて、暗い感じでしたが、この雲は強風が吹き飛ばしてくれることを祈りつつ、乗船開始を待ちました。
09:02 乗船開始となりました。そこそこの参加者が集まってきました。
パタゴニアの風の強さはどのくらいかというと、インターネットによる「風が最も強い場所7選」によると、1位がエベレスト山頂付近で風力度10(定義は不明ですが)、パタゴニアは風力度9でその特徴は “吠える40°” となっていました。南極が6位(但し風力度10)となっていました。要するにエベレストの頂上ほどではないが、南極より風が強いということのようです。私にとってのパタゴニア一の強風はこの数日後体験することになりました。
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