旅の記憶 パタゴニア物語 炭火焼き肉盛り合わせ
2016年2/8(月) 国防上重要な拠点となっている海軍の町であり、南極へのフライト基地でもあるブンタ・アレーナスの町を散策しました。
西遊旅行社のツアーで恒例となっているスーパーマーケット巡り、近くのスーパーに出かけました。スーパーでこの先の旅で必要なものを買うことになっています。店内に入るとワインがズラリと並んでいて、このコーナーだけではなくあちこちにワインコーナーがあり、どれを選ぶか迷いました。チリワインは、フランスワインを抜いて日本での輸入ワインNo1になったばかりです。
ワインの次に目をひいたのが肉でした。1kg単位のパックになっていてビーフ1kgの値段が1,000円前後で、それでも地元では高くなったといわれています。消費税が21%、インフレ率も20%と、確かに経済的に厳しい状況になっているようでした。
ハム・ソーセージコーナーも充実していて種類も多く、お客はあれやこれや細かい注文をつけながら勝っていました。厳しい経済状況の中で、商品選択の目も厳しくなっているようでした。
飲んべえのS氏が、ワインを買って現地通貨でおつりをもらおうと20$紙幣を出した時(為替レートは1米$=730チリ・ペソ)、レジ係のお姉さんは目が点になって、紙幣を舐めるように見ていて他の店員も呼んできました。どうやら偽札ではないかと疑っているようでした。次に並んだ私は、つまみ用のナッツの缶詰(日本円で300円くらい)を購入し、S氏同様に10$紙幣を出すとまた同じように紙幣をチェックしていました。こんなところでドル紙幣を出されたら迷惑だったでしょうし、クレジットカードで決済すれば割安で簡単なのはわかっているのですが、細かい現地通貨がほしかったものですから、迷惑だったかも。
市内の目抜き通りの建物は、ペルーやアルゼンチンと同じようにチリもスペインの影響を多分に受けていてヨーロッパ様式が多く見られました。
チリは1818年にスペインの統治から独立しました。スペインの統治によって、都市造りが行われたため建物はしっかりしていて道路も広いのですが、個性がなく歩いていてあまり面白みがありませんでした。まあ、勝手な外国人観光客の勝手な言いぐさですが。
南米都市のどこにでもあるアルマス広場には、マゼランの銅像がありました。マゼラン海峡400年を記念して地元の名士が寄贈したもので、足下には先住民像があります。建設当時はともかく、現在では先住民族を圧迫するものとして評判が悪いそうです。
アルマス広場の「アルマス」とは、スペイン語で武器のことで、スペイン統治時代に警備する兵士が持っていた武器に由来するもので、いわばスペイン統治のシンボルでもあります。ペルーやチリ、アルゼンチンなどどの町にも広場があってアルマス広場と呼ばれています。広場に面して大聖堂や教会があるのも共通しています。植民地時代の話はともかく、人々が集まる賑やかな場所で、ここでは露店が出ていて賑やかでした。
広場の一角では高校生たちが太鼓を叩いて賑やかにパフォーマンスをしていましたが、女子高生の体格の立派なこと。こちらでは立派な体格ほど美人という見方もあるそうです。
町を一望できるクルスの展望台から眺めたマゼラン海峡。この海の彼方は前日まで居たフェゴ島ですが、40kmと海域が広いために水平線しか見えませんでした。
クルスの展望台には、旅行者たちが自分たちの故郷までの距離を刻んだ手作りの標識がありました。 “HOKKAIDO NISEKO 12,4456km)と刻まれていましたが、地球の裏側からの距離感がまったくわかりませんでした。これと比べると、パンアメリカンハイウェイのアラスカ~南の果てのウシュアイア間の18,000kmという距離は凄いです。
町で見かけたポリスのなんと重装備なこと。白バイではなくてグリーンバイクでしたが、かなり迫力がありました。
昼食の時間となり、町で一番美味しいという肉専門レストランに繰り出しました。ここでも店頭に生後5~6ヶ月の子羊1頭丸ごと焚き火焼きがありました。
店内はほぼ満席となっていて、当然のごとく皆さんのテーブルには赤ワインと大きな肉のブロックがありました。
酒飲み三人組が揃いました。飲んべえのS氏と岡山から夫婦参加のKさん。Kさんはビールのブランドにこだわっていました。
じっくりと炭で焼いたパリージャという、三人分の肉の盛り合わせが出てきました。ビーフ、ポーク、チキン、普通のソーセージ、チョリソのセットでした。酒飲み三人組で挑戦したのですが、完食できませんでした。他のテーブルでは女性だけの三人組がいて、完食していました。酒はいくらでも飲めるのですが、それにしても情けない。
お腹が一杯になって表に出てみると、海面はキラキラと輝いていて、気持ちのいい青空が広がっていて、とてもいい気分でした。
南の果てのウシュアイアからパンアメリカンハイウェイを北上するこのルートは、パタゴニア探訪というワイルド感がなく、アルゼンチン・チリ観光の趣となっていますが、こんな機会でもなければこんな遠い町の姿を見ることができませんので、これもありかなと思いました。
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