旅の記憶 パタゴニア物語 氷河観光ベースへ
2016年2/8(月) 氷河観光のベースとなっているプエルト・ナタレスという町へと向かいました。パタゴニア探訪の第二ラウンドが始まりました。
氷河観光のベースとなっているプエルト・ナタレスまでは、プンタ・アレーナスから陸路を北上しました。
この日の行程を地図で見ると山の中を走るのかなと思ったのですが、しっかりと舗装された道を走りました。
パンアメリカンハイウェイもそうでしたしこのルートも観光客があまり訪れないエリアのようで、サービスエリアやドライブインのような場所がかなり限られています。そういう限られた場所で小休止やトイレ休憩となりました。
道の両側にはやはり草原が広がっていましたが、心なしか丘陵地が多くなり、遠くには山も見え、その分雲も厚くなってきました。少しずつワイルドな世界に近づいているようでした。
17:18 巨大熊が立ち上がった大きな像がある町に入りました。この日の目的地プエルト・ナタレスの入口でした。巨大熊の後ろには灰色の雲がモクモクと湧いていました。
町に入って間もなくホテルに着きました。あまりホテルというイメージがしないごく普通の建物でした。
添乗員のHitomiさんがチェックイン手続きをしていました。何やら行き違いがあったようで、身振り手振りも交えて激しくやり合っていました。何語で話しているのかはわかりませんでしたが、こんな時、英語、スペイン語、ポルトガル語などが話せる(当然でしょうが)というのは頼もしいものです。
夕食は、19:30からということで大分時間がありましたので、散歩に出かけました。せいぜい2階建ての低い建物が多く(風が強いためか)、潮風に風化されたような建物も多く、氷河観光の基地といわれている割には裏寂れている感じがしました。侘しい気配がするこういう感じは嫌いではありません。
ほとんど人影を見ない街角、上空には黒さを増した雲が覆い被さっていました。翌日は氷河見物の船に乗りますので心配でした。
いかにも自分でつくって、自分でペンキを塗ったというようなペンション風の宿が多く見られました。日本でいえば民宿が集まった漁師町といったイメージでした。
バックパッカーの姿が見られました。この町は、こういう小グループのバックパッカーたちが集まる場所かもしれません。そのために小なさ宿が多いのかもしれません。
ホテルからの道を真っ直ぐに歩いて行くと港に突き当たりました。地図では四方八方を山や島で囲まれているエリアで、波打つ海面の向こうに山々が見えました。厚い雲に覆われ、強い風が吹いていて、海面は波立ち、荒涼とした光景で、ワイルド感が出てきました。
何艘かの小さな船が風と波に翻弄されるように揺れていました。漁船ではなさそうですし、ひょっとすると氷河観光船? 翌日はあの船に乗るのだろうかと考えると、楽しいような恐ろしいような気分でした。どんなに海が荒れても船酔いにはならない自信はあるのですが、転覆したら水は冷たそうですし。
桟橋では釣りをしている人が何人かいました。強い風や荒れる海はきっと当たり前なのでしょう。やはり雰囲気としては漁師町でした。
一見ぶっきらぼうで怖そうなお姉さんがベンチに座っていて、シャッターを押してもらおうと思い切って声をかけましたら、とてもチャーミングな笑顔でしたので、逆に写真を撮らしてもらいました。
シャッターを押してもらいました。言葉が通じればいろいろ話を聞きたかったのに残念でした。
19:44食事の時間になりました。最初に出てきた唐揚げはカラットしていて美味しかったのでした。脇のレモン色の飲み物は「ピスコサワー」といってチリの地酒です。ペルー原産のブドウ果汁を蒸留したもので、アルコール度数がウィスキーと同じ42度のピスコというお酒を、サワーで割ってレモン汁を垂らしたもので甘酸っぱくて結構いけました。
次に出てきたカニグラタンは、濃厚なカニ味噌の味がとてもとても美味しくて、今回の旅で食べたもののうちでは一番だったと思います。白ワインとの相性も抜群でした。
メインディッシュは厚切りキングサーモンで、これも美味しかったのですが、かなりボリュームがあって、私だけではなくかなりの人が完食できませんでした。
デザートは別腹で完食しました。
チェックインの時、添乗員のHitomiさんと激しくやり合っていたイケメンは経営者か、私たちの食べっぷりをじっと見ていて、サーモンが完食できずに申し訳なかったのですが、カニが美味しかったと言ったらとても喜んでくれました。
食事で満腹になり、翌日の好天を祈ってベッドに潜り込みました。
窓から眺めた景色は、雲が何重にも重なっていました。
この日の深夜から明け方にかけて、ものすごい暴風と雷鳴と激しい雨に夜中に時々起こされました。うつらうつらしながら、海は荒れるのか、船は出るのだろうか、どうなるのだろうかとボンヤリと考えました。
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