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2026年5月31日 (日)

旅の記憶 パタゴニア物語 幻のフィッツロイ

2016年2/13(土) ツアー11日目、フィッツロイの勇姿を間近に見ようとハイキングに出かけたのですが。 

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朝、ゆっくりと寝覚めました。連泊でしたので、出発のための荷物の整理などしなくてすみますので、部屋は散らかし放題となっていましたが、そのまま出かけました。 

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朝食はバイキングでしたが、パンくらいしかなくて今までで一番質素でした。 

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09:00 ゆっくりとした時間にホテルを出発しました。足の調子がよくないという方を除いて総勢10人、フィッツロイを間近に見ようと意気込んでいたのですが。 

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登山口では、珍しく拳を上げて気勢を上げたのですが。

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待っていたのは女性の山岳ガイドさんでしたがかなりガッシリした人で、ついて行くのは大変かなとちょっと不安になりました。 

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スタートして、少しずつ高度を上げ、大きな岩が現れたりして、だんだん登山の雰囲気が出てきました。 

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山岳ガイドさんの後を隊列を組んで歩きました。ガイドさんは時々後ろを振り返りながら、私たちのペースに合わせてくれました。

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景色のいい所に出ましたが、後から考えると見るべき景色はここだけだったのでした。 

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目指すフィッツロイは、近づくにつれ逆に霧が濃くなり、ますます見えなくなりました。 

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かなりの重量のありそうなリュックを背負った登山者が降りてきました。この山は初級者向けから上級者向けまで、たくさんのルートがあります。私たちは初級者向けコースを歩きました。 

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初級者コースとはいえ、それなりの登りがあり、時々休憩もとりました。天候がハッキリせず、メンバーも何となくさえない表情をしていました。 

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最初の目的地、フィッツロイの展望台に着いたのですが、濃い霧がまったく動かず、フィッツロイの前衛の山の麓さえ見えず、呆然としました。

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展望台に設置されていた説明パネルを空しく眺めました。フィッツロイとは別名チャルテン(煙を吐く山)とも呼ばれ、氷河が隣接しているため、霧が発生しやすいとのことでした。

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気を取り直して、次の目的地のカプリ湖へと向かいました。カプリ湖にも霧がかかっていて、向こう岸の小山が見えるだけで、湖も寂しげな風景でした。前日、グリーンがかった美しい氷河湖を見すぎたせいで、陽も射さず暗い表情の湖面はあまりにも殺風景でした。 

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11:59 雨模様で寒い中、ちょうど昼となり、持参したランチボックスで昼食としました。添乗員のHitomiさん手作りのおにぎりの差し入れもありました。

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何となく気勢が上がらず、誰もが早く帰ってノンビリしたいという雰囲気で、サッサと下山しました。 

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気の毒だったのは山岳ガイドさんで、やる気のないグループを引き連れて、天候もさえず、見所もなく、それでも最後は笑ってお別れしました。

前日にパイネ・グランデ峰へのハイキングでパタゴニアの風の洗礼をたっぷりと受け、素晴らしい景色をたくさん見ましたので、メンバー全員何となくこの日はのんびりでいいや、早くホテルに戻って休みたいという雰囲気でした。そんな雰囲気を天気の神様も察知したのか、霧が煙った一日でした。

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2026年5月28日 (木)

旅の記憶 パタゴニア物語 登山基地チャルテン

2016年2/12(金) チリとアルゼンチンとの国境を越えて、アルゼンチン側に再入国し、登山基地チャルテンへと向かいました。

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国境を越えて、パンパ(草原)の中を、山々が連なっている遙か先へとバスは進みました。 

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草原の先に湖が見え、その上空にはいつまで見ていても飽きない白い雲と青い空が広がっていて、気持ちのいいドライブでした。

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やがて展望が開けてきてチャルテンの町が見えてきました。 

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チャルテンの町の背後にはパタゴニアのシンボルとなっている名峰フィッツロイが見えました。

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19:48 国境を越えて6時間、目的地のチャルテンに入りました。 

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町の中には、食事に向かうのか結構多くの人、それも若い人たちが歩いていて、いかにも登山基地という雰囲気でした。 

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路上に駐められていた車のボディにはフィッツロイの勇姿がプリントされていました。この町ではフィッツロイがいかに愛されているかわかりました。

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19:56 ようやくホテルに着きました。平屋の民宿風の小さなホテルでした。ここまでお世話になった現地ガイドのホセさんとドライバーのペドロさんとはここでお別れしました。

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こちらはホテルの裏側で、私たちの部屋は芝生が敷き詰められた庭に面していました。 

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部屋からの景色は、おとぎの国に迷い込んだような、気持ちが和らぐような眺めでした。

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レストランからの眺めも一枚の絵画のようでした。

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20:43 ホテルへのチェックインが遅い時間になりましたので、夕食も遅い時間となりました。レストランは質素なテーブルと椅子で、オシャレな山小屋という雰囲気でした。 

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飲み物はビールを。アルゼンチンはワインもなかなかですが、ビールもかなりいけました。

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ほぼ定番となったカボチャスープはあっさりとしていて美味しかったのです。 

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メインディッシュは、アルゼンチンの国民食ビーフで、かみ応えがあり、味もしっかりとしていて美味しかったです。パイネのホテル三連泊でのバイキングではどれを選ぶか散々迷いましたが、たまにはこういうシンプルな食事もいいものです。 

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特に、パイネのホテルバイキングではスイーツで散々迷いましたが、頭を使うことがないお任せもいいものです。

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食後、荷物の整理もしないままに寝てしまいました。部屋もシンプルで落ち着きました。どこから聞こえるのか暖房の音がかなり響いていたのですが、国境越えのロングドライブに疲れたのか、いつの間にか寝てしまいました。

民宿のような山小屋のような小さなホテルでしたが、登山基地という町の雰囲気そのままに、これはこれで気持ちが和らぎました。 

 

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2026年5月25日 (月)

旅の記憶 パタゴニア物語 再びの国境

2016年2/12(金) パイネを後にして、チリからも出国する事になり、再びの国境越えとなりました。 

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バスは、パイネ国立公園を抜けて、草原の中を真っ直ぐに延びている舗装されていない道を、国境に向けて走りました。 

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時々、道端に赤い小さな小屋がありました。それは、日本の地方に行くと道端や路地にお地蔵様などが置かれた小屋を見かけることがありますが、それと同じようなもので、但しこちらでは仏像のようなものはなく花が供えられていたりして、交通事故で亡くなった人や行き倒れた人を弔うものだそうです。赤い小さな弔い小屋と抜けるような青い空、印象的でした。 

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舗装されていない道を、ガタゴトといいながらかなりのスピードで走って行くと、乾いた道の先に突然小さな村が現れました。村に入ると道は舗装されていました。 

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交通標識には馬が使われ、馬がシンボルになっているガウチョの村でした。ガウチョはパンパ(草原地帯)やアンデス山脈に1719世紀にかけて居住して牧畜に従事していたスペイン人と先住民との混血民族です。 

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村の中に入って行くと、とても古く懐かしさを感じさせるような建物があり、バスは建物の前で駐りました。

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建物はお土産屋になっていて、店先には等身大の先住民(インディオ)の人形が置かれていました。 

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建物の中には、インディオの暮らしなどが再現されていて、この村はもともとはインディオの部落だったようです。 

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インディオが使っていた古道具なども展示されていて、小さな博物館のようでした。 

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ミニ博物館と隣接してお土産屋や談話コーナーなどもあり、ちょっとしたコミュニティセンターのようでした。 

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お土産品は、民芸品やガウチョが作った衣料品などが売られていました。毛皮で作られた防寒具などはとても暖かそうでした。ここでは絵はがきを買いました。 

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11:19 昼食にはちょっと早かったのですが、ここでしか食事をすることができないということで、2階にあるレストランで昼食となりました。ここで、前日ツアー仲間に出した宿題、いかにしてワインボトルに入っているコルク栓を取り出すかの答えを披露しました。取り出したコルク栓は引っ張り出す時にちょっとヒビが入ってしまいました。 

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昼食を終え、いよいよ国境へと向かいました。国境に近くなるにつれて景色は殺風景になってきました。 

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12:11 チリ側の国境検問所は比較的空いていました。チリを出国する私たちは比較的スムースに出国しました。 

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チリを出国し、アルゼンチン側の国境検問所へと向かいました。 

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12:22アルゼンチン側の検問所では、警察犬が活躍していました。麻薬犬は麻薬や危険物の匂いを察知すると吠えるのではなくその前でジッと座るそうです。 

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12:44アルゼンチン側の出入国の管理事務所では、中に入りきれないほどの行列ができていて、列はちっとも進まず、諦めてはいたもののさすがにウンザリしました。 

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13:00 ようやく建物の中に入れたのですが、前にはまだまだたくさんの人がいました。どうやらかなりの数の団体客のようでした。それにしても係官は一人きりで、二人いればスピードは倍になるのにと思ったのですが、まあ人手不足や財政難などこの国の事情もあるのでしょう。今まで一番緊張した中国からネパールへの検問所では係官はたくさんいて、あっけないほど短時間で中国を出国したものでしたが。

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13:48 ようやく入国手続きが終了し、アルゼンチンに再入国できました。2時間近くかかりましたが、国によっては半日かかるという所も珍しくないので、よかったよかったでした。 

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アルゼンチン側に入って二回目の休憩の時、熟年サイクリストがいました。ガソリンスタンドと同じように日本のようなサービスエリアや道の駅などはほとんどなく、100km200km走ってようやく小さな店があるというこのルートを自転車で走るというのは信じられません。

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私の心配をよそに、結構サイクリストを見かけました。夏とはいえ、夜は寒く野宿は無理そうでしたので、多分何かあった時には車を止めて、助けを求めるんだろうなあと思ったのですが。

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いつの間にか道は舗装され、心地よいバスの揺れに身を任せ、草原の先の地平線や低い山脈、青い空、白い雲を眺めました。

ワインボトルからコルク栓を抜くにはハンカチを使います。ハンカチはできるだけ薄くて丈夫なものがベターです。ハンカチをボトルの中にできるだけ広がるように入れ、ボトルをトントンと揺らしたりしながらコルク栓を広がったハンカチの上に乗せます。コルク栓がハンカチに乗ったら、手元のハンカチをゆっくり捻るとコルク栓がハンカチに巻き込まれますので、そのまま引っ張り出します。かなり力がいりますが、ワインパーティなどの余興では、かなり盛り上がります。

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2026年5月21日 (木)

旅の記憶 パタゴニア物語 アディオス パイネ

2016年2/12(金) ツアー10日目、パイネを去る日が来ました。 

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専用バスのタイヤパンクというトラブルの後ホテルに戻り、夕食を終えて部屋に戻り、楽しかった一日を振り返りました。パイネ山群に暮れかかろうとしている夕陽が当たっていました。

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パイネのホテルでの最後の夜が明けて、朝食をとりました。この日は控えめにしました。 

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この日の出発は08:30でしたので、早朝散歩に出ました。鴨のようなそうでないような野鳥の小さな群れも散歩していました。 

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この日の出発は08:30でしたので、早朝散歩に出ました。鴨のようなそうでないような野鳥の小さな群れも散歩していました。 

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このホテルに着いた日から吹きまくっていた強い風が、この日はピタリと止んでいました。半日くらい散策してもいいかなと思えるような野原でした。 

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思えば3日前、ゴムボートでこの川を遡って上陸しました。この川沿いの道ももう少し歩いてみたい所でした。34日で時間はたくさんあるような気がしていましたが、氷河クルーズやハイキングでほとんど出かけていましたので、こういう所をゆっくり散策することはできませんでしたが、これ以上の滞在は贅沢というものです。 

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この日は風がなく穏やかでしたが、川沿いの道の樹々の姿を見れば、風の強さや過酷な自然環境がわかろうというものです。 

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風はなく、川面も穏やかで、それでも水は冷たそうでしたが、釣り糸を投げている(ルアー)人がいました。陽が高くなるにつれて川の水は碧さを増してきました。 

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上空には、コンドルが悠々と翼を広げていました。クチバシから尾の先までは1.2m、両翼の長さは3m、翼の面積が広いのは上昇気流に乗るためといわれています。 

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出発の時間となり、私たちの荷物が積み出されました。いよいよパイネともお別れになりました。 

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チリに入ってからずっと一緒だったガイドのホセさんとドライバーのパブロさん、パブロさんは昨日のパンク修理ではバスの下に潜って苦闘していました。アルゼンチン国境まで一緒です。 

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バスは出発し、何回も通って一番好きになったジオラマのような景色も見納めでした。3泊したホテルも小さく見えました。 

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パタゴニアは風と氷河の大地といわれていますが、氷河のおかげなのか、豊かな水にも恵まれた大地です。 

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パイネ山群と、青い氷河湖と青い空、忘れられない景色ですが、雲がないのがちょっと寂しいような。

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まだまだツアーは続くのですが、集合写真。

パイネ国立公園での氷河クルージングやハイキングも楽しかったのですが、ホテルにいることだけでもとても楽しかった34日でした。記憶に残るホテルライフでした。 “アディオス パイネ!” 

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2026年5月18日 (月)

旅の記憶 パタゴニア物語 カフェで雨宿り

2016年2/11(木) チリの国境から頑張ってきた専用バスのWタイヤが二本ともパンクするというトラブルの中、救世主が現れ、カフェで雨宿りしながらバスのパンクしたタイヤの修復を待ちました。

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この辺りで唯一のカフェに避難しました。西遊旅行社から、時間がかかりそうですしお詫びとして好きな物をオーダーして下さいといわれました。それぞれティーやコーヒーなどをオーダーしました。 

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酒飲み三人組は、ビールを。後で考えれば嬉しそうに乾杯している場合ではなかったのですが、飲んべえのS氏は年中中東やアフリカに出かけていて、ダルマのM氏は世界中、南極まで出かけている猛者ですので、トラブルを楽しんでいるようでした。私は、昨年の南米・ペルーで飛行機の遅延でロスに一泊というトラブルに遭遇した程度で、お二人に比べれば可愛いものでした。 

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ランチボックスに入っていたツマミが役に立ち、その後は飲めや歌え(歌いはしませんでしたが)の自前での酒盛りとなりました。

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このカフェは湖畔にあり、ちょうど遊覧船が到着しました。 

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17:55 ちょっと表に出てみましたら、急激に気温が下がっていて、とても寒く感じました。 

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連絡船を降りたトレッカーたちは、防水・防寒具をしっかりと着込んで足早にカフェに向かって来ました。霙交じりの雨になってきました。 

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トレッカーたちは、疲れ切った様子で雨宿りしていました。気温が雨によって一気に下がりましたので寒そうにもしていました。

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カフェのすぐ近くに、小さな清潔なトイレがありました。この辺りでは唯一のトイレでした。パタゴニアではトイレの数がとても少ないのです。

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トレッカーたちは、外で雨宿りしている人がいる一方で、カフェの中で飲み物を飲んでいる人もいて、私たちだけだった店内な急に賑やかになりました。どこへ行ってもあまり人影を見ることがなかったのですが、どこから湧いてきたんだろうというようなトレッカーの姿を見ていると、大きな自然の中をモクモクと歩いている人たちがいることが想像できました。 

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17:59 夕方の6時近くになってパンク修理されたバスが到着し、乗り込みました。

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たしかに、パンクしたタイヤは交換されましたが、スペアタイヤ一本だけ。現場が町から遠いためにもう一本のタイヤを調達するには時間がかかるということで、ワンタイヤ走行となりました。

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右側後方のタイヤは一本だけですので、これがパンクしたら万事休止になってしまいますので、体重の重い人はできるだけ前方に、またできるだけ左側に座ることになりました。 

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ドライバーもバスも恐る恐るゆっくりと進みました。私たちは祈る気持ちで、バスの振動を気にしつつ身を任せました。 

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いつの間にか青空が広がっていて、少し気持ちも明るくなりました。

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19:07 約Ⅰ時間ほどのソロリソロリ走行で無事にホテルに到着しました。

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この日は随分歩きましたので、ひとまず部屋に戻り、シャワーを浴びました。見慣れたパイネ山群の上空には青空が広がっていました。 

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食事は定時の20:00から、この日も多くの人で混雑していました。 

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食事は、定番となりつつある生ハム、スモークサーモン、アスパラの三点セットでした。 

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赤ワインのボトルが空きましたので、ツアーの皆さんに余興で宿題を出しました。ワインのボトルの中に入ったコルク栓をいかにして取り出すか。小道具は普通誰でもが持っている物で。先ず、コルク栓を瓶の中に押し込むのが大変でした。 

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レストランのスタッフは、ワインボトルにコルク栓を入れるのは無理だと言いながらも興味津々で見ていました。

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一番力がありそうなダルマのM氏が挑戦して、8割くらいボトルの中に入れました。 

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結局、ダルマのM氏の奮闘でコルク栓はボトルに収まりました。

このコルク栓を、ある小道具を使って砕いたりすることなく取り出すことができます。コルク栓脱出法の答えは翌日にしますと約束しましたので、ツアー仲間の皆さんは、あれこれ考えて眠れなかったようでした。ハイキングとトラブルと、雨宿りと宿題と、慌ただしい一日でした。

 

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2026年5月15日 (金)

旅の記憶 パタゴニア物語 トラブル&救世主

2016年2/11(木) 午前中の壁画へのハイキングを終えた後、さらに湖畔ハイキングに出かけました。

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アスール湖という小さな湖の畔に着いたと同時に雨が降ってきました。それほど強い雨ではなく小雨程度でしたが、折角持ってきた防水着を着る機会がやってきました。 

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小一時間のハイキングでしたし雨が降っているということで自由参加となり、11人中7人が参加し、残りの4人はバスで休憩ということになりました。

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木肌が黒く炭化したり白色化したような枯れ木が目につきました。これは2011年の12月に起きた山火事によるものだそうです。イスラエル人の若者の火の不始末によるものだそうで、$200の罰金で出国したそうです。 

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当時の山火事のことを思いつつ、シトシト降る雨の中複雑な気持ちで湖畔を歩きました。先頭を歩くホセさんはガイドとしては寡黙な人ですが、この時は特に静かでした。 

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パタゴニアの大地を歩いてみたいと思っていて、風の通り道のような所や、グアナコなどの野生動物が暮らしている大自然の中を歩くことができて満足していたのですが、湖畔のひっそりとした道もパタゴニアの一面で、こんな所も歩くことができてよかった。 

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バスの車窓から頻繁に見かけた変な物、白がかった密集した毛が木に引っかかって風にたなびいていた変な物の正体が掴めました。木に寄生している “老人の顎髭” という植物だそうで、なるほど。

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待機しているバスに戻りました。

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もうホテルに帰るだけでしたの、ノンビリとした気分で、牧場の馬を見たり。 

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モソモソと動く羊を見たりして、バスの中でボーッとしていたのですが・・・。

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小雨が相変わらず降っていて、霧だか雲だかが風に吹かれることもなく漂っている舗装されていない山道を走っている時、ガタンという音と同時に今までにない揺れ、異変を感じました。 

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16:52そして、バスはガクンと揺れて急停止しました。見事なパンクで、それもダブルで。二本のタイヤが一度にパンクするという滅多にないトラブルが発生しました。 

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私たちはとりあえず雨の中バスを降り、タイヤの修理を見ているより仕方がなかったのですが、スペアタイヤは一本しかなく、町は遠い山の中、どうしようという時、一台の車が急停車して、私たち12人が雨宿りできるカフェまで連れて行ってくれることになりました。

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現場はかなり山の中で、カフェ迄は今まで走ってきた道を逆戻りしてズンズン走りました。雨は激しくなり、車は山道を進み、町から遠くなり、どうなるんだろうかと、不安でしたが、ホテルは連泊ですので今日中に帰れればいいかと腹を括りました。 

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17:14 カフェのある場所に着きました。何かお礼はできないかと相談したのですが、イイヨ!と一蹴されてしまいました。 

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逆に、仕事があるのでホテル迄送っていけないのが申し訳ないといわれてしまいました。救世主は気っぷのいいナイスガイでした。

後でわかった事ですが、急遽駆けつけてくれた救世主は、通りかかった他の車から通報を受けたようで、見事な連係プレイでした。思いがけない所で、思いがけないトラブルでしたが、まあなんとかなるだろうと全員楽観していました。飛行機のトラブルやテロに遭うなどに比べれば蚊に刺されたようなもので、トラブルともいえないような事でした。 

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2026年5月12日 (火)

旅の記憶 パタゴニア物語 グアナゴ

2016年2/11(木) 午前中は、ハイネ国立公園の大自然の中を歩いて4000年前の壁画を見た後、別ルートを辿って登山口へと戻りました。

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ハッキリしない空模様の中、低い丘陵に囲まれた草原の道を下りました。 

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時々現れる氷河湖、湖の向こう側から絶え間なく雲が湧いてきましたが、風がないためにゆっくりゆっくりと流れていきました。水辺に動物の影が一つ見えました。

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丘陵地帯に寂しげに佇む一頭のグアナコ。グアナコは群れを形成して暮らしているのですが、この一頭は群れから引退したのか、はじき出されたのか、生きていけるのでしょうか。 

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時々、ニヤンドゥーといわれる野鳥も姿を見せました。狐やウサギなどもいたのですが、カメラで捉えることはできませんでした。野生動物ウオッチングのハイキングでした。 

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草原の道を下るにつれて、グアナコの姿が多くなりました。大きないくつかのグループがありました。

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いかにも子どもグループという集団もありました。好奇心旺盛という目つきをしていました。可愛いですね~~~。サファリパークを歩いているような気分でした。

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一方で厳しい生存競争の現実も。所々で見たグアナゴの骨。まだ生肉が付いていたかなり生々しいものもありました。ピューマの餌食になったものでした。 

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(画像は絵はがきから転載) 夜になるとピューマが補食のために行動を起こすそうです。こんな猛獣がこの辺りに棲んでいるなんて、思わず周りを見回してしまいました。ピューマは、北は北米大陸のロッキー山脈から南は南米大陸のパタゴニアまでを平地から標高3,900mまで、湿地の森林地帯から砂漠地帯までと非常に広範囲の多様な環境に適応して生息しています。北米では絶滅の危機が叫ばれてもいるそうです。例え強者でも、生きるということは厳しいものです。 

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場所によっては土地の所有者がいる所があって、柵があり鉄線が張られていました。私たちが通り過ぎるのを柵の近くでじっと見ていて、あまり警戒をもっていないようでした。驚いたのは、喧嘩が始まり、追いつ追われつが始まって、1mはある高い柵を軽々とジャンプして越えていたことでした。大人しそうな顔つきからは想像もつかない迫力でした。

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生物の生存競争の厳しさを考えながら人間だって生きていくのは厳しいよなあ!とも思いながら、素晴らしい景色を楽しんでいました。向こう側に聳えている山に向かって延びている一本の道、とても気に入った景色で、こういう景観の中を歩けるのはハイキングの醍醐味です。

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目の前に広がる景色を楽しみながら、足取りも軽く下山しました。 

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ここでも一人きりのグアナコが、群れに入っていないとピューマに襲われるかもしれないと心配になりましたが。私たちが近づいても逃げようともしませんでした。

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氷河から溶け出した水が小さな川となって流れていました。 

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氷河から、小さな流れが大きな流れになって、パタゴニアの大地を潤しています。

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登山口に戻り、バスに乗って次の目的地アスール湖に移動しました。アスール湖畔で昼食タイムとなりました。湖畔にはカフェがあり、そこで食事をしている人もいました。 

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折角ですので、添乗員のHitomiさんと飲んべえのS氏と3人で戸外で食事をしました。 

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昼食は、ホテルがつくってくれたランチボックスでした。中味はパン、スナック菓子、ナッツ、フルートのデザートとなかなかのものでした。飲んべえのS氏と私はウィスキーで乾杯しました。

パタゴニアの野生動物を見ながらのハイキングは、なだらかな丘陵地帯と草原を歩くものでしたが、広がる景色が素晴らしく、ランチボックスも美味しく、ここまではよかったのですが。 

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2026年5月 9日 (土)

旅の記憶 パタゴニア物語 壁画ハイキング

2016年2/11(木) ツアーも9日目となり、2/31917日間)の折り返しとなりました。この日もハイネ国立公園の大自然の中を歩きました。

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06:52 目覚めた朝、窓の外にはパイネ山群に朝陽が当たっていて、薄紅色に染まっていました。 

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この日も一日歩くことになっていましたので、腹ごしらえはしっかりと。この日は07::00朝食、08:00出発でした。 

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出発前に、恒例となったコースの特徴や注意事項などのレクチャーを受けました。特に防水・防寒着はしっかり準備してくださいと。

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どこへ出かけるにもこの高台の道を通り、その度に素晴らしいジオラマのような景色を眺めることができました。

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チリに入ってからずーっと私たちの足となっている専用バス。席は特に決まっていなくて、適当に日替わりで前に座ったり後ろに座ったりしていました。 

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途中、レンジャーハウスに寄りました。レンジャーハウスでは、地形の説明を受けながら、展示室で古生代の巨大イルカの図形や、花崗岩の成り立ちなどを見学しました。

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再びバスに乗って移動しました。前日昼食を食べたレストランの後方の山々は、前日と違って雲に覆われていて、霧も発生していました。 

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前日はエメラルドグリーンに輝いて静かだった氷河湖の湖面は強風に煽られて白波が打ち寄せていました。 

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パイネ・グランデ峰辺りも、濛々と霧が発生して、強風で激しく舞っていました。こういう荒々しい光景も好きです。

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09:42 ハイキングのスタート、上空は全面的に雲に覆われていましたので、やはり薄暗い感じでした。ここまで、しっかり準備してきた防水・防寒具でしたが、幸い着る機会はありませんでした。一回くらいは雨風の中を歩いてもいいかなと覚悟したのですが。

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これから先の道はやや上り坂、その先には雲が湧いてはいましたが、ちょっとだけ青空も見えました。

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歩き始めて間もなく、再び雲と霧が発生してきましたが、どういうわけか風はほとんど無風状態でした。 

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パタゴニアの代表的な野生動物グアナコは、あまり警戒心はないようで、随分近くによっても逃げることもなく、興味津々の目でこちらを見ていました。 

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巨大な岩や壁が砦のように、立ち塞がっている岩場に出ました。 

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ダルマのM氏は、マイペースで写真を撮りながら、添乗員のHitomiさんに続いて上ってきました。 

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岩場の脇の道を上ってゆくと、上の方は浅い洞窟のようになっていて、ここには4000年前の壁画がありました。

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4000年前に描かれた壁画は、コンドルや人の手、動物などでした。文化的にはきっと貴重なものなのでしょうが、剥き出しのまま、何の保護・保存の措置もなく、自然のままでした。

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10:49 昼食にはちょっと早いのですが、小腹が空いたと思った時、添乗員のHitomiさん手作りのおにぎりが振る舞われました。とても美味しかったのです。これは西遊旅行社ではよくあるサービスで、長いツアーの最終日にはちらし寿司をつくってくれたりしてくれたり、ありがたいことです。

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久しぶりのお米を食べながら、パタゴニアの原風景ともいえるような景色を眺めました。

前日に続いてのハイキング、パタゴニアらしい風景の中、ハッキリしない空模様の中、楽しく歩きました。風雨がなかったのが、ホッとしたような残念なような。 

 

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2026年5月 6日 (水)

旅の記憶 パタゴニア物語 ホテルライフ

2016年2/10(水) グレイ氷河見物とパイネ・グランデ峰周辺ハイキングでパタゴニアの氷と風の世界を堪能して、ホテルへと戻りました。

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パイネの滝と爪のエリアからの帰路、バスは湖の畔を走りました。車窓から見る景色はそれだけでも楽しいものでした。風の通り道で体感した風はここでも吹いていて、静かなはずの湖にも白波が岸辺へと打ち寄せていました。 

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連泊のせいか、朝出かける時に通った道も、もうすっかり馴染みの道になってしまったようで、ホテルに帰るのも我が家に帰るような気分になっていました。

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ホテルに戻れば、ロビー脇にあるバーでいつでもビールやワイン、ウィスキーなどを飲むことができます。 

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読書している人や談笑している人、様々でした。

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しかし、自分の部屋で一風呂浴びて、ベッドにひっくり返って、パイネ山群にかかる雲の動きを見ているのが最高でした。

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19:19 まだ外は明るく、調教を終えた野生の馬たちが厩舎に戻って行きました。ノンビリとしたのどかな風景ですが、とても強い風が吹いていて、ホテルの建物にぶつかるゴーッという音が聞こえていました。 

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レストランは、この日も満杯状態。

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前菜風に豆と野菜を、それに添乗員のHitomiさんが差し入れてくれたちりめんじゃこを振りかけました。 

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メインは、この日もプロシュート(生ハム)とスモークサーモンとアスパラとなりました。

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スイーツは、この日も悩んで何が何だかわからなくなりました。 

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食後、就寝前の一時、ウィスキー片手にボンヤリと。 

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20:56 左側に見えている山影もまだハッキリ見えていました。 

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正面のパイネ山群も、日が暮れるにはもう少し時間があるような。

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この日、パイネ・グランデ峰周辺の風の通り道で見たレンズ雲が紅く染まっていました。かなりの強風が吹いているようで、ホテルに当たる風の音が、ゴーッゴーッと聞こえていました。

3泊4日のこのホテル滞在も、2日目が終わろうとしていて、少しずつ残り少なくなってきました。 

 

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2026年5月 3日 (日)

旅の記憶 パタゴニア物語 風の道

2016年2/10(水) パイネの滝を通り過ぎ、パイネ・グランデ峰周辺のハイキングは続きました。 

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風の吹き荒れる道は続き、ちょっとしたアップダウンの繰り返しと強い日射しに体は汗ばんできました。

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パイネ・グランデ峰は進むにつれ角度が変わり、強烈な風は今度は左から吹いてきました。遠くに見えるパイネ山群は荒々しく見え、それへと続く道は荒涼たるもので、もし一人でここを歩いていたら怖くなりそうでした。

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場所によっては風が遮られるような所もあり、そんな時は体がフッと軽くなるような感じでした。歩いてみたいなあと思っていた道を実際に歩いたこの一時は不思議な感覚でした。

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湖の畔、無風地帯のような所で一休みしました。強風の中頑張ったねとバンザイ!記念写真を撮りました。 

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帰路、何も遮るものがない道に出るとまたまた強風に晒されました。まるでここが風の通り道のようで、ここでの風がパタゴニアで感じた最も強い風だったかもしれません。前方に低く垂れ込めた雲は手が届くようでした。

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目についたのが朽ち果てつつある枯れ木でした。冬の寒さと強風がもたらしたものでしょうか。 

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真っ直ぐ立っている比較的高い木も白く乾燥し、葉はなく、緑はなく、芽吹きの気配はありませんでした。 

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風の向きが追い風になり、私たちは背中を押されるように進みました。先頭の現地ガイドのホセさんよりかなり前方にダルマのM氏の姿があり、絶景写真を撮ろうと先を急いだようでした。 

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風は弱まり、陽射しは強くなり、風との戦いでかなり疲れ、グッタリとしながらヨロヨロと、隊列はかなりバラケました。 

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健脚組は、スイスイと先を歩いて行きました。

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16:05 着いた所はビューポイントで、ここで一休み。雲が動く度に陽射しが遮られたり現れたり、そのまま湖面に雲の動きが映し出されていて、当たり前のことなのに面白いなあと思って眺めていました。

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私は何とか元気でした。 

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帰路は、隊列を組んで追い風に背中を押されながら、元気に。 

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左前方には不思議な形をした雲が。これは強い風が吹くとできるもので、その形から “レンズ雲” と呼ばれているもので、パタゴニア特有の雲だそうです。

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褐色の草原と枯れ木、グリーンがかった氷河湖、氷河を抱えた山脈、白い雲と青く広い空、パタゴニアが凝縮されたようなこの景色、とても印象的でした。

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そして、白い骨のような木々、それでも立っていて大地に根は張っていて、強い風に耐えているこの景色も印象的でした。 

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パタゴニアの景色と風を満喫しました。この景色ともお別れでした。

風の大地と風の道、思い描いていたパタゴニアハイキングでした。 

 

 

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