旅の記憶 パタゴニア物語 カフェで雨宿り
2016年2/11(木) チリの国境から頑張ってきた専用バスのWタイヤが二本ともパンクするというトラブルの中、救世主が現れ、カフェで雨宿りしながらバスのパンクしたタイヤの修復を待ちました。
この辺りで唯一のカフェに避難しました。西遊旅行社から、時間がかかりそうですしお詫びとして好きな物をオーダーして下さいといわれました。それぞれティーやコーヒーなどをオーダーしました。
酒飲み三人組は、ビールを。後で考えれば嬉しそうに乾杯している場合ではなかったのですが、飲んべえのS氏は年中中東やアフリカに出かけていて、ダルマのM氏は世界中、南極まで出かけている猛者ですので、トラブルを楽しんでいるようでした。私は、昨年の南米・ペルーで飛行機の遅延でロスに一泊というトラブルに遭遇した程度で、お二人に比べれば可愛いものでした。
ランチボックスに入っていたツマミが役に立ち、その後は飲めや歌え(歌いはしませんでしたが)の自前での酒盛りとなりました。
このカフェは湖畔にあり、ちょうど遊覧船が到着しました。
17:55 ちょっと表に出てみましたら、急激に気温が下がっていて、とても寒く感じました。
連絡船を降りたトレッカーたちは、防水・防寒具をしっかりと着込んで足早にカフェに向かって来ました。霙交じりの雨になってきました。
トレッカーたちは、疲れ切った様子で雨宿りしていました。気温が雨によって一気に下がりましたので寒そうにもしていました。
カフェのすぐ近くに、小さな清潔なトイレがありました。この辺りでは唯一のトイレでした。パタゴニアではトイレの数がとても少ないのです。
トレッカーたちは、外で雨宿りしている人がいる一方で、カフェの中で飲み物を飲んでいる人もいて、私たちだけだった店内な急に賑やかになりました。どこへ行ってもあまり人影を見ることがなかったのですが、どこから湧いてきたんだろうというようなトレッカーの姿を見ていると、大きな自然の中をモクモクと歩いている人たちがいることが想像できました。
17:59 夕方の6時近くになってパンク修理されたバスが到着し、乗り込みました。
たしかに、パンクしたタイヤは交換されましたが、スペアタイヤ一本だけ。現場が町から遠いためにもう一本のタイヤを調達するには時間がかかるということで、ワンタイヤ走行となりました。
右側後方のタイヤは一本だけですので、これがパンクしたら万事休止になってしまいますので、体重の重い人はできるだけ前方に、またできるだけ左側に座ることになりました。
ドライバーもバスも恐る恐るゆっくりと進みました。私たちは祈る気持ちで、バスの振動を気にしつつ身を任せました。
いつの間にか青空が広がっていて、少し気持ちも明るくなりました。
19:07 約Ⅰ時間ほどのソロリソロリ走行で無事にホテルに到着しました。
この日は随分歩きましたので、ひとまず部屋に戻り、シャワーを浴びました。見慣れたパイネ山群の上空には青空が広がっていました。
食事は定時の20:00から、この日も多くの人で混雑していました。
食事は、定番となりつつある生ハム、スモークサーモン、アスパラの三点セットでした。
赤ワインのボトルが空きましたので、ツアーの皆さんに余興で宿題を出しました。ワインのボトルの中に入ったコルク栓をいかにして取り出すか。小道具は普通誰でもが持っている物で。先ず、コルク栓を瓶の中に押し込むのが大変でした。
レストランのスタッフは、ワインボトルにコルク栓を入れるのは無理だと言いながらも興味津々で見ていました。
一番力がありそうなダルマのM氏が挑戦して、8割くらいボトルの中に入れました。
結局、ダルマのM氏の奮闘でコルク栓はボトルに収まりました。
このコルク栓を、ある小道具を使って砕いたりすることなく取り出すことができます。コルク栓脱出法の答えは翌日にしますと約束しましたので、ツアー仲間の皆さんは、あれこれ考えて眠れなかったようでした。ハイキングとトラブルと、雨宿りと宿題と、慌ただしい一日でした。
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