旅の記憶 パタゴニア物語 トラブル&救世主
2016年2/11(木) 午前中の壁画へのハイキングを終えた後、さらに湖畔ハイキングに出かけました。
アスール湖という小さな湖の畔に着いたと同時に雨が降ってきました。それほど強い雨ではなく小雨程度でしたが、折角持ってきた防水着を着る機会がやってきました。
小一時間のハイキングでしたし雨が降っているということで自由参加となり、11人中7人が参加し、残りの4人はバスで休憩ということになりました。
木肌が黒く炭化したり白色化したような枯れ木が目につきました。これは2011年の12月に起きた山火事によるものだそうです。イスラエル人の若者の火の不始末によるものだそうで、$200の罰金で出国したそうです。
当時の山火事のことを思いつつ、シトシト降る雨の中複雑な気持ちで湖畔を歩きました。先頭を歩くホセさんはガイドとしては寡黙な人ですが、この時は特に静かでした。
パタゴニアの大地を歩いてみたいと思っていて、風の通り道のような所や、グアナコなどの野生動物が暮らしている大自然の中を歩くことができて満足していたのですが、湖畔のひっそりとした道もパタゴニアの一面で、こんな所も歩くことができてよかった。
バスの車窓から頻繁に見かけた変な物、白がかった密集した毛が木に引っかかって風にたなびいていた変な物の正体が掴めました。木に寄生している “老人の顎髭” という植物だそうで、なるほど。
待機しているバスに戻りました。
もうホテルに帰るだけでしたの、ノンビリとした気分で、牧場の馬を見たり。
モソモソと動く羊を見たりして、バスの中でボーッとしていたのですが・・・。
小雨が相変わらず降っていて、霧だか雲だかが風に吹かれることもなく漂っている舗装されていない山道を走っている時、ガタンという音と同時に今までにない揺れ、異変を感じました。
16:52そして、バスはガクンと揺れて急停止しました。見事なパンクで、それもダブルで。二本のタイヤが一度にパンクするという滅多にないトラブルが発生しました。
私たちはとりあえず雨の中バスを降り、タイヤの修理を見ているより仕方がなかったのですが、スペアタイヤは一本しかなく、町は遠い山の中、どうしようという時、一台の車が急停車して、私たち12人が雨宿りできるカフェまで連れて行ってくれることになりました。
現場はかなり山の中で、カフェ迄は今まで走ってきた道を逆戻りしてズンズン走りました。雨は激しくなり、車は山道を進み、町から遠くなり、どうなるんだろうかと、不安でしたが、ホテルは連泊ですので今日中に帰れればいいかと腹を括りました。
17:14 カフェのある場所に着きました。何かお礼はできないかと相談したのですが、イイヨ!と一蹴されてしまいました。
逆に、仕事があるのでホテル迄送っていけないのが申し訳ないといわれてしまいました。救世主は気っぷのいいナイスガイでした。
後でわかった事ですが、急遽駆けつけてくれた救世主は、通りかかった他の車から通報を受けたようで、見事な連係プレイでした。思いがけない所で、思いがけないトラブルでしたが、まあなんとかなるだろうと全員楽観していました。飛行機のトラブルやテロに遭うなどに比べれば蚊に刺されたようなもので、トラブルともいえないような事でした。
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