旅の記憶 パタゴニア物語 グアナゴ
2016年2/11(木) 午前中は、ハイネ国立公園の大自然の中を歩いて4000年前の壁画を見た後、別ルートを辿って登山口へと戻りました。
ハッキリしない空模様の中、低い丘陵に囲まれた草原の道を下りました。
時々現れる氷河湖、湖の向こう側から絶え間なく雲が湧いてきましたが、風がないためにゆっくりゆっくりと流れていきました。水辺に動物の影が一つ見えました。
丘陵地帯に寂しげに佇む一頭のグアナコ。グアナコは群れを形成して暮らしているのですが、この一頭は群れから引退したのか、はじき出されたのか、生きていけるのでしょうか。
時々、ニヤンドゥーといわれる野鳥も姿を見せました。狐やウサギなどもいたのですが、カメラで捉えることはできませんでした。野生動物ウオッチングのハイキングでした。
草原の道を下るにつれて、グアナコの姿が多くなりました。大きないくつかのグループがありました。
いかにも子どもグループという集団もありました。好奇心旺盛という目つきをしていました。可愛いですね~~~。サファリパークを歩いているような気分でした。
一方で厳しい生存競争の現実も。所々で見たグアナゴの骨。まだ生肉が付いていたかなり生々しいものもありました。ピューマの餌食になったものでした。
(画像は絵はがきから転載) 夜になるとピューマが補食のために行動を起こすそうです。こんな猛獣がこの辺りに棲んでいるなんて、思わず周りを見回してしまいました。ピューマは、北は北米大陸のロッキー山脈から南は南米大陸のパタゴニアまでを平地から標高3,900mまで、湿地の森林地帯から砂漠地帯までと非常に広範囲の多様な環境に適応して生息しています。北米では絶滅の危機が叫ばれてもいるそうです。例え強者でも、生きるということは厳しいものです。
場所によっては土地の所有者がいる所があって、柵があり鉄線が張られていました。私たちが通り過ぎるのを柵の近くでじっと見ていて、あまり警戒をもっていないようでした。驚いたのは、喧嘩が始まり、追いつ追われつが始まって、1mはある高い柵を軽々とジャンプして越えていたことでした。大人しそうな顔つきからは想像もつかない迫力でした。
生物の生存競争の厳しさを考えながら人間だって生きていくのは厳しいよなあ!とも思いながら、素晴らしい景色を楽しんでいました。向こう側に聳えている山に向かって延びている一本の道、とても気に入った景色で、こういう景観の中を歩けるのはハイキングの醍醐味です。
目の前に広がる景色を楽しみながら、足取りも軽く下山しました。
ここでも一人きりのグアナコが、群れに入っていないとピューマに襲われるかもしれないと心配になりましたが。私たちが近づいても逃げようともしませんでした。
氷河から溶け出した水が小さな川となって流れていました。
氷河から、小さな流れが大きな流れになって、パタゴニアの大地を潤しています。
登山口に戻り、バスに乗って次の目的地アスール湖に移動しました。アスール湖畔で昼食タイムとなりました。湖畔にはカフェがあり、そこで食事をしている人もいました。
折角ですので、添乗員のHitomiさんと飲んべえのS氏と3人で戸外で食事をしました。
昼食は、ホテルがつくってくれたランチボックスでした。中味はパン、スナック菓子、ナッツ、フルートのデザートとなかなかのものでした。飲んべえのS氏と私はウィスキーで乾杯しました。
パタゴニアの野生動物を見ながらのハイキングは、なだらかな丘陵地帯と草原を歩くものでしたが、広がる景色が素晴らしく、ランチボックスも美味しく、ここまではよかったのですが。
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