旅の記憶 パタゴニア物語 再びの国境
2016年2/12(金) パイネを後にして、チリからも出国する事になり、再びの国境越えとなりました。
バスは、パイネ国立公園を抜けて、草原の中を真っ直ぐに延びている舗装されていない道を、国境に向けて走りました。
時々、道端に赤い小さな小屋がありました。それは、日本の地方に行くと道端や路地にお地蔵様などが置かれた小屋を見かけることがありますが、それと同じようなもので、但しこちらでは仏像のようなものはなく花が供えられていたりして、交通事故で亡くなった人や行き倒れた人を弔うものだそうです。赤い小さな弔い小屋と抜けるような青い空、印象的でした。
舗装されていない道を、ガタゴトといいながらかなりのスピードで走って行くと、乾いた道の先に突然小さな村が現れました。村に入ると道は舗装されていました。
交通標識には馬が使われ、馬がシンボルになっているガウチョの村でした。ガウチョはパンパ(草原地帯)やアンデス山脈に17~19世紀にかけて居住して牧畜に従事していたスペイン人と先住民との混血民族です。
村の中に入って行くと、とても古く懐かしさを感じさせるような建物があり、バスは建物の前で駐りました。
建物はお土産屋になっていて、店先には等身大の先住民(インディオ)の人形が置かれていました。
建物の中には、インディオの暮らしなどが再現されていて、この村はもともとはインディオの部落だったようです。
インディオが使っていた古道具なども展示されていて、小さな博物館のようでした。
ミニ博物館と隣接してお土産屋や談話コーナーなどもあり、ちょっとしたコミュニティセンターのようでした。
お土産品は、民芸品やガウチョが作った衣料品などが売られていました。毛皮で作られた防寒具などはとても暖かそうでした。ここでは絵はがきを買いました。
11:19 昼食にはちょっと早かったのですが、ここでしか食事をすることができないということで、2階にあるレストランで昼食となりました。ここで、前日ツアー仲間に出した宿題、いかにしてワインボトルに入っているコルク栓を取り出すかの答えを披露しました。取り出したコルク栓は引っ張り出す時にちょっとヒビが入ってしまいました。
昼食を終え、いよいよ国境へと向かいました。国境に近くなるにつれて景色は殺風景になってきました。
12:11 チリ側の国境検問所は比較的空いていました。チリを出国する私たちは比較的スムースに出国しました。
チリを出国し、アルゼンチン側の国境検問所へと向かいました。
12:22アルゼンチン側の検問所では、警察犬が活躍していました。麻薬犬は麻薬や危険物の匂いを察知すると吠えるのではなくその前でジッと座るそうです。
12:44アルゼンチン側の出入国の管理事務所では、中に入りきれないほどの行列ができていて、列はちっとも進まず、諦めてはいたもののさすがにウンザリしました。
13:00 ようやく建物の中に入れたのですが、前にはまだまだたくさんの人がいました。どうやらかなりの数の団体客のようでした。それにしても係官は一人きりで、二人いればスピードは倍になるのにと思ったのですが、まあ人手不足や財政難などこの国の事情もあるのでしょう。今まで一番緊張した中国からネパールへの検問所では係官はたくさんいて、あっけないほど短時間で中国を出国したものでしたが。
13:48 ようやく入国手続きが終了し、アルゼンチンに再入国できました。2時間近くかかりましたが、国によっては半日かかるという所も珍しくないので、よかったよかったでした。
アルゼンチン側に入って二回目の休憩の時、熟年サイクリストがいました。ガソリンスタンドと同じように日本のようなサービスエリアや道の駅などはほとんどなく、100km、200km走ってようやく小さな店があるというこのルートを自転車で走るというのは信じられません。
私の心配をよそに、結構サイクリストを見かけました。夏とはいえ、夜は寒く野宿は無理そうでしたので、多分何かあった時には車を止めて、助けを求めるんだろうなあと思ったのですが。
いつの間にか道は舗装され、心地よいバスの揺れに身を任せ、草原の先の地平線や低い山脈、青い空、白い雲を眺めました。
ワインボトルからコルク栓を抜くにはハンカチを使います。ハンカチはできるだけ薄くて丈夫なものがベターです。ハンカチをボトルの中にできるだけ広がるように入れ、ボトルをトントンと揺らしたりしながらコルク栓を広がったハンカチの上に乗せます。コルク栓がハンカチに乗ったら、手元のハンカチをゆっくり捻るとコルク栓がハンカチに巻き込まれますので、そのまま引っ張り出します。かなり力がいりますが、ワインパーティなどの余興では、かなり盛り上がります。
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