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2026年6月30日 (火)

旅の記憶 パタゴニア物語 ブエノスアイレスへ

2016年2/15(月) 風と氷河に圧倒されたパタゴニアの大地を離れる日が来ました。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスへと向かいました。ペルトモレノ氷河の迫力に圧倒されつつ、さらに氷河の周辺を散策し、どっぷりと氷河の世界に浸りました。

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氷河の想像以上のスケールと迫力に驚き、ペルトモレノ氷河を後にしました。国立公園エリアの山岳地帯を抜けると、湖の上には青空と白い雲が折り重なっていて、パタゴニアでは見慣れた景色がここにもありました。 

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途中、氷河博物館に立ち寄りました。ここは遮るものがない平原に建てられているのですが、強風で大型バスが揺れていて、少し忘れかかっていたパタゴニアの風を思い出しました。

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館内で、氷河の成り立ちや氷河研究や氷河探検の歴史のビデオを見ました。氷河の中は、ダイビングで見た水中と同じようなマリンブルーの世界でした。

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館内に展示されていた雪の結晶、こんなにも様々な形状があるとは驚きでした。それぞれがとても美しいデザインでした。

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館内には氷河バーもありました。防寒具を身に着けて氷点下20℃の部屋に入ると氷で造られたカウンター、テーブル、椅子などがあり、氷のジョッキでビールやウィスキーなどのお酒やジュースなどを飲むというものでした。体験してみようか迷ったのですが、パスしました。 

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氷河博物館の後、カラファテの繁華街に寄りました。賑やかな観光地で、暖かい陽射しを浴びて、人もワンちゃんも寛いでいました。 

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とても楽しい町で、街並みそのものが遊園地みたいでした。ここで、お土産の定番Tシャツを買いました。

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ホテルに戻り、夕食になり乾杯しました。氷河トレッキングや見物で強い日射しを浴びて誰もが随分陽に焼けていました。

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ぐっすりと眠り、目覚めれば湖の向こうには雲が薄紅色に染まっていました。 

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ホテルを10:30に出発し、ブエノスアイレスに向かうために国内線のターミナルへと向かいました。昼食は、ホテルが用意してくれたランチボックスで、空港内のロビーで食べました。

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南米ではお馴染みのLAN航空に搭乗すると、定刻に離陸しました。機体がフワーッと浮き上がるとすぐに、氷河が溶けたグリーンがかった湖が眼下にありました。

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眼下には、パタゴニアの褐色の大地と碧い海が現れたり消えたりを繰り返していました。 刻一刻とパタゴニアから遠ざかりました。 

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感慨に耽る間もなく、ブエノスアイレスの上空にさしかかりました。ビルが建ち並び、久しぶりに見る都会の景観でした。 

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飛行機のタラップを降りた瞬間、パタゴニアはここで終わったと実感しました。ブエノスアイレスはアルゼンチンの首都で、人口は289万人と少ないのですが、周辺のエリアを含む大ブエノスアイレス都市圏の都市圏人口は1,312万人で世界第20位の大きな都市なのです。

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国内線ですので特にチェックなどはなく、スーツケースを受け取った後、現地のガイドさんと合流しました。 

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着いたホテルは、2週間前に成田から長時間フライトでアルゼンチンに着いた時に宿泊したのと同じホテルでした。夜遅く到着し、寝る間もなく夜中の2時に起床した思い出のホテルで、つい先日のような遠い昔のような・・・ボーッとした気分でした。

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ツアー14日目の夕食は、レストランで食べる最後の夕食となりました。

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手元に残っていた現地通貨を全て使い切ってしまおうと、赤ワインをボトルでオーダーし、飲んべえのS氏とあっという間に飲んでしまいました。

風を感じて氷河に圧倒されたパタゴニアを離れました。まだ長いフライトが残ってはいましたが、 “アディオス パタゴニア” となりました。

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2026年6月27日 (土)

旅の記憶 パタゴニア物語 氷河崩落

2/15(月) ペルトモレノ氷河の迫力に圧倒されつつ、さらに氷河の周辺を散策し、どっぷりと氷河の世界に浸りました。 

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展望台の木道は広く、アップダウンもあるのですが、ガイドのカルロスさんは慣れているせいか、巨体をものともしないであちこち案内してくれました。 

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お昼近くになりましたので、私たちは湖畔の木道の道をハイキングがてらレストランへと向かいました。

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湖畔の高台にレストランがありました。 

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レストランの窓からは氷河を見ることができ、食事をしながらの氷河見物ということになりました。 

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生ビールがあるということで、飲んべぇえのS氏と久しぶりの生ビールで乾杯しました。登山基地の町チャルテンで美味しい生ビールを飲んでしまったせいか、ここでのビールはイマイチでした。 

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湖畔のプチホテルで食べた前日の夕食、ビーフシチュー風の肉と野菜の煮込みがあり、美味しくお代わりしました。 

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食事をしながらの氷河見物、氷壁の近くを遊覧船が浮かんでいました。お昼になり、気温が上昇したために崩落の頻度が高くなりました。近くで落ちる瞬間を見たり、轟音を聞いたりしたらさぞかし迫力があることでしょう。 

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一瞬間に合わなかった崩落でした。水しぶきが上がり、湖面が揺れ、しばらくするとまた元の静けさに戻っていました。 

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食後は、専用バスが待っていてくれ、再び氷河展望台へと戻りました。 

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自由行動の時間となりましたので、展望台の高いところから氷河見物をしました。下の方の張りだした展望デッキには観光客の姿が小さく見えました。

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崩落した氷河、言葉もなく見つめるばかりでした。 

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待機していた専用バスに乗り込み、カラファテへと向かいました。

これで、グレイ氷河見物、ビエマド氷河トレッキング、ペルトモレノ氷河見物と続いた氷河シリーズは終わりました。パタゴニアは風と氷河の大地といわれているのですが、私にとっては風の大地というイメージが強く、氷河はいわばオマケぐらいに考えていたのですが、想像以上の氷河のスケールと迫力に圧倒され、認識を改めました。

 

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2026年6月23日 (火)

旅の記憶 パタゴニア物語 虹の氷河

2/15(月) ツアー13日目、湖畔のプチホテルをベースに氷河見物に出かけました。今回のツアーで最後の観光スポットです。 

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バスは、ロス・グラシアレス国立公園の大氷原目指して湖畔の道を走りました。気持ちよく晴れ上がった朝でした。

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ここは既に国立公園かと思うほど、環境も野生生物も保護されていて、素晴らしい景色でした。 

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うっすらとピンク色の羽根をまとったフラミンゴが寛いでいました。ノンビリとした水辺の風景でした。 

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国立公園に入る車はここで全てチェックされていました。

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私たちのバスもチェックを受けた後、ガイドのカルロスさんからロス・グラシアレス国立公園の説明がありました。ロス・グラシアスとはスペイン語の「氷河」の複数形なので、公園名は「氷河群」ということになります。

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バスから頻繁に眺めたこの変なものは、数日前の湖畔歩きの時にも見た 老人の顎髭 でした。この不思議な寄生植物がヒラヒラ風に吹かれているのを見て、何だろうと思ったものでしたが、正体がわかりました。

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国立公園の中を進んで行くと、美しい景色が現れました。湖の水は氷河が溶け出した養分を含んだグリーンがかった色で、湖面には光が当たっているのですが、その先には霧が立ちこめていて、多分あの辺りに氷河があり、氷河によって冷やされた大気が霧になっているものと思われました。 

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湖の沿って進むと、湖の先に白く輝く氷河が見えてきて、その氷河は滝が流れ落ちるように見えました。氷河の上には虹がかかっていました。

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さらに近づくと、滝が流れ落ちるように見えた氷河はその先が見通せない氷原でした。これは、南極、グリーンランドに次ぐ、地球で3番目に広い面積をもつ南パタゴニア氷原の一部で、ペリトモレノ氷河でした。 

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ペリトモレノ氷河の展望台はパタゴニアの最大の観光地となっていて、観光客が続々と詰めかけていました。

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氷河見物の展望台には木道の道があり、ガイドのカルロスさんに続いて、氷河へと向かいました。氷河にかかる虹はますます濃さを増し、カルロスさん曰く、たまに虹が出ることはあるが、これだけハッキリと長時間かかっているのは珍しいとのことでした。 

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遠くから見えた氷原や氷河の表面は決して平坦ではないということは、グレイ氷河で見たりビエドマ氷河トレッキングでわかっていることですが、このペリトモレノ氷河もかなりギザギザでした。

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TVや旅行ガイドで見たペリトモレノ氷河の代表的なアングルです。高さ60m(深さはその45倍)、長さ5kmの氷の壁は、鋭利な刃物で切り分けたケーキみたいに垂直に切り立っていて、それが何とも不思議でした。先端の方には、崩落したばかりの氷河が湖面に漂っていました。  

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日本から見ると地球の裏側の南半球は今は夏、気温の上昇と共に氷河の崩落が始まり、それがこのシーズンの最大の見物になっています。崩落シーンをカメラに収めたいと思ったのですが、谷全体に響き渡る轟音を耳にした時には既に崩落の後なのでした。 

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圧巻です、この氷の塊は何なのだろうと思ってしまうのでした。雪が積もり、氷となって氷河となるという理屈は何回も聞かされていることなのですが、この塊に圧倒されてしまいました。 

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この50mもの高さの氷壁は全長35kmの氷原となっていて、今なお一日に1.5mの速度で山肌を削りながら動いているとのこと。どれほどのエネルギーが蓄えられているのか想像もつきません。 

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広大な氷原と巨大な氷壁を目の前にすると、私たち人間の一生なんて、なんて短くも儚いものだろうと思ってしまいました。

何とか、氷河の崩落シーンをカメラに収めたいと思っていたのですが、轟音を耳にした時はもう遅いのです。光速と音速の違いで、稲光を目にした後数秒して雷鳴を聞くのと同じで、余程辛抱強くカメラを構えていないと無理でした。 

 

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2026年6月20日 (土)

旅の記憶 パタゴニア物語 湖畔の宿

2016年 2/14(日) 氷河トレッキングと氷河トンネルくぐりを終えて、湖畔の町カフェラテへと向かいました。 

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18:00に氷河クルージングの船着き場を出発し、ほぼ2時間(19:52)走りました。道の先は、夕暮れの空と湖とが同じようなブルーの色に溶け合って、そのまま水平線か天空に突っ込んでいってしまうのではないかと思うような世界でした。 

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途中の休憩地点で、ガウチョを見かけました。ガウチョは、以前もご紹介しましたが、先住民とスペイン人との混血で、そのライフタイルはアメリカのカウボーイと似ています。そのガウチョを実際に見たのは初めてで、なかなかダンディーでした。 

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やがて町の近くにさしかかり、道路端には街灯が並んでいて、よく整備された道となりました。 

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途中、検問がありました。この日は、アルゼンチンで有名な歌手のコンサートがあり、VIPも来るということで、警察犬も動員されていました。私たちは特にチェックを受けることもなく通過しました。 

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賑やかなストリートに入ると、たくさんの人たちがコンサート会場に向かっていました。 

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20:54 バスは、町の中心部を抜けて湖畔の高台に建つホテルに着きました。大分遅い時間の到着でしたが、辺りはまだ明るかったのでした。 

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とても小さなホテルでしたが、湖畔の高台にあり、暮れかかる湖を眺めることができました。

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私の部屋は、ロビーのすぐ脇で、窓の下には黄色いバラが咲いていました。 

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到着して、添乗員のHitomiさんがチェックイン手続きをしている間、陽気なドライバーのシリーさんは、グッタリとして椅子に座っていました。

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ロビーがレストランにもなっていて、私たちの席が用意されていました。 

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部屋は、細かいところにオシャレっぽい工夫がされていて、アットホームなプチホテルという雰囲気でした。 

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部屋に荷物を運び入れて、すぐに食事が始まりました。てづくりのパンが用意されていました。 

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昼間トレッキングなどで行動することが多く、ワインよりもビールを飲むケースの方が多くなっているようでした。そのビールが結構いけるのでした。 

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前菜は、肉と野菜の串焼きで、美味しかった。 

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メインは、野菜多めのビーフシチューのようで、家庭料理のようでしたが、よく煮込まれていてとても美味しかったのでした。ビールでノドの渇きを癒やした後、赤ワインも飲みました。そろそろ、帰国のことが頭にちらつきだし、手元の現地通貨やドルと相談しながらアルコールを注文するようになりつつありました。 

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デザートも、しっかりとしたカカオ風味のアイスクリームで美味しかったのでした。 

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食後の一時、ダルマのM氏と寛ぎました。海外でたくさんの人と一緒になりましたが、作務衣を着ている人は初めてでした。日中の観光やハイキング・トレッキングでも、作務衣に数珠を首にかけて出かけたらと注文したのですが、さすがに断られました。 

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このホテルはファミリーで経営していてとてもアットホームでした。経営者の娘さんも、ダルマのM氏の作務衣をしきりに物珍しがっていました。 

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ホテルの一番端にサロンのような部屋があり、そこからは町の明かりが見えました。この日は有名歌手のコンサートと同時に花火大会もあるということでしたが、かなり疲れましたので部屋に戻って眠りにつきました。

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ぐっすりと寝て目覚めると、窓の外には青空が広がっていました。この日は、氷河見物に出かけますので、天気は大丈夫そうで安心しました。 

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早朝散歩に出ました。ワンちゃんが出迎えてくれ、湖の方に歩き始めるとしばらく一緒に付いてきました。可愛いものです。 

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ホテルはちょっとした高台にあり、緩やかに下っている道を湖畔まで往復30分くらいの散歩を楽しみました。

湖畔のプチホテルはとても居心地のいいホテルで、もし個人旅行で来るようなことがあれば、こんなホテルに泊まりたいと思いました。まあそういう機会は訪れないと思いますが、今回は連泊ですので、その分寛ぐことができました。

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2026年6月16日 (火)

パタゴニア物語 ロックオン氷河

2016年2/14(日) 初めての氷河トレッキング、ルートは危険な箇所が多く、慣れないアイゼンを装着しておっかなびっくり歩きましたのでかなり疲れました。もういいかなと思ったのですが、まだまだ終わりませんでした。 

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強い風によって削り取られた山肌の土によって表面が黒くなった氷河です。それでもブルーの色が浮き出ていて、美しい景色なのですが、進むにしても、ましてや近づいたら危ない道です。 

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何とかクレバスの近くに寄ることができる場所から覗き込んだのですが、深い場所は何ともいえない透明感がありながら濃いブルーになっていて、吸い込まれそうでした。 

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足下にばかり気をとられていたのですが、空を見上げると、クラゲのような形の雲が、フワーッと通り過ぎていきました。氷河の表面の冷えた空気が、風向きによって様々な雲を発生させていました。 

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横穴住居のような洞穴があり、その先の向こう側は明るくなっていてトンネル状になっていました。興味津々で眺めていたら、ガイドさんが一声、 レッツゴー! と。

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私たちは、 エェッー! といいながらも、すっかりアドベンチャー気分になって入って行きました。中は、透明感のあるキラキラしたブルーの壁一面で、神秘的なのですが、足下には冷たい水が流れていて、壁もツルツルで手掛かりがなく滑りやすく、バランスをとるのが難しく、短い距離でしたがビッショリと汗をかいてしまいました。 

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全員無事に氷河のトンネルを抜けて、地底から這い上がるような感じで、傾斜のきついスロープを上りました。 

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山肌の土が少ないところで、ガイドさんが綺麗な氷を分けてくれましたので、持参したウィスキーでオンザロックを。氷がプチプチと音を立て、スッキリとした飲み口でした。 

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ガイドさんたちもウィスキーを飲みたいということで、お裾分けしました。かなり度数が強く感じたようでビックリしていました。 

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ヘルメットを被っているグループは、氷河の壁をよじ登るアイスクライミングをしている人たちでした。4050mの氷の壁をよじ登ったり降りたりしていました。 

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船着き場に戻る途中、氷河が音もなく海へと崩落していました。パタゴニアで最大規模の長さ70kmの氷河の先端です。ここでその命を終えていました。 

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16:26 クルージング船が迎えに来ました。上陸(13:25)してから3時間の氷河トレッキングでした。 

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帰りは、朝から上陸していたガイドさんたちやスタッフの皆さんも乗り込みましたので、椅子に座りきれませんでしたが、好天に恵まれ、氷河トレッキングを堪能しましたのでとても賑やかでした。 

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私たちには、添乗員のHitomiさんから五目おにぎり、カリカリ梅、茎ワカメなどの差し入れがあり、とても美味しくいただきました。 

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氷河から流れ出した流氷が漂っていて、すっかり見慣れた光景となりました。それにしても、どの流氷もきれいなブルーなのが不思議でした。 

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陽射しは暖かく、風は心地よく、ダイビングを終えた後のような爽快な気分でした。

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船着き場に着き、お世話になったスタッフの皆さんとお別れでした。

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バスが待っていて、楽しみにしていた氷河トレッキングは事故もなく、無事に終了しました。

氷河の上を歩くという初めての経験は、映画やTVなどで見た例えば南極とはまるで違う世界でした。平坦なところのないクレバスだらけのルート、氷河のトンネルなど、どちらかというと、エベレストの裾野のアイスフォール地帯のようなものでした。気の遠くなるような長い時を経て作られた氷河も、長く続くその先端が絶え間なく海に押し出され、流氷となっていました。一時も留まることのない自然の営みはとても厳かなものでした。 

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2026年6月13日 (土)

パタゴニア物語 氷河トレッキング

2016年2/14(日) パタゴニアで一番規模が大きな氷河に上陸し、初めての氷河トレッキングが始まりました。  

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船着き場から上陸して、始まったのは岩登りでした。まさかの岩登りで、その傾斜もかなりきつく、想定外でした。

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強い日射しの下、岩場を上ること10分で体がじっとりと汗ばんできた頃、ガイドさんが待ち構えていました。日射しは強いのですが、風は強く冷たく、にもかかわらず半袖でした。後ろの景色を見れば、どこから氷河は始まるのだろうと思ったものでした。

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ガイドさんについてしばらく歩くとようやく氷河が見えてきました。船から見たあのギザギザのどこを歩くのかと不安になったのですが。

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アイゼンが待っていました。6本爪の軽アイゼンと聞いていたのですが、前に2本の爪がある10本爪の本格的なアイゼンでした。 

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軽アイゼンなら近場の丹沢山の雪山を歩く時に使ったことがあるのですが、さすがに氷の壁も登るアイスクライミングができる強力なアイゼンは、ガイドさんが全員に装着してくれました。

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初めての強力アイゼンを装着しておっかなびっくり歩き始めました。氷河トレッキングが始まりました。 

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私は、今回一緒に来られなかったカミさんのストックを持って行って、せめてストックだけでも氷河トレッキングを体験させてあげようと思いました。 

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ガイドさんの後を、ギザギザどころかかなり大きな口を開けているクレバスの脇をこわごわと歩きました。 

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氷河の表面は、強風で削られた土が付いているのですが、クレバスの下の方はブルーに染まっていました。もっと覗いてみたかったのですが、命綱でも付けないとさすがに無理でした。

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平らな場所はほとんどなく、どちらかに傾斜している細い道を歩くのは随分気を遣い、結構疲れを感じました。

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このビエマド氷河は、長さ70km、表面積100km2、氷河全面の高さ50m、末端の幅は2kmで、パタゴニアで一番規模の大きな氷河で、この一部を歩くだけで道に迷いそうでした。

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風は冷たいのですが陽射しは強く、上からの陽射しと氷河に反射した照り返しですっかり陽に焼けてしまったようでした。

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まさかあんな危険なところは歩かないだろうと思ったところもガイドさんのサポートで歩くことに。一人ずつ、慎重に歩きました。ポケットに忍ばせておいたウィスキー、いつ飲もうかとタイミングをみていたのですが、危ないルートの連続でそれどころではありませんでした。 

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さすがにここはおっかなびっくりで、ストックを使いながらもへっぴり腰でした。手にしていたウィスキーを飲まなくてよかったです。 

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アイゼンで歩くのには大分慣れましたが、楽に歩けるところはほとんどなく、こんなクレバスが次から次に現れ、脇の細い道を歩いたりと、緊張感でかなり疲れました。

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飲んべぇのS氏は、足取りも軽く、高みの見物していました。S氏は、六甲山のレースで、標高差1000m、距離55km11時間で走って歩いたという健脚の持ち主でした。恐れ入りました。 

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別の外人グループが寄ってきて、こちらを見て笑っていました。

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笑いの源は、ダルマのM氏のペンギンでした。いつも持ち歩いている大きなリュックにはこんな物も入っていました。

初めての氷河トレッキングは、想像以上にアドベンチャー感があり、緊張でかなり疲れました。ここで一休みとなりホッとしたのですが、まだまだアドベンチャーは続いたのでした。 

 

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2026年6月 9日 (火)

旅の記憶 パタゴニア物語 氷河クルージング

2016年2/14(日) ビエマド湖という琵琶湖の2倍近くもある大きな湖の畔で早めの昼食を食べ、氷河クルージングと氷河トレッキングに出かけました。

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11:54 クルージング会社のスタッフが現れ、クルージングの説明や注意事項についての話がありました。観光客のほとんどは防寒具を身に着けているのですが、スタッフは半袖姿でした。

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クルージングにあたっての注意事項を聞いた後乗船となりましたが、乗組員たちはいたってノンビリムードでした。 

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船室は自由席で、ほぼ満席状態でした。窓が広く、明るい雰囲気でした。 

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スッキリとした青空の下、クルージング船は快調にスピードを上げました。風はやや冷たかったのですが、陽射しはそれ以上に暖かく感じました。クルージングで氷河まで辿り着き、上陸してトレッキングが始まりますので、期待感で胸はワクワクしていました。 

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素晴らしい青空と白い雲、この景色を見ることができるクルージングだけでも十分満足でした。

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宇宙戦艦ヤマトのような潜水艦のような雲が、青空に一つだけ浮かんでいました。

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船室にいた人たちも好天気に誘われて2階甲板に出てきましたが、風は強く冷たくなってきて、防寒具をしっかりと着込んでいました。

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遠くに、僅かに白く氷河が見えてきました。氷河の冷たい空気によってできた雲が次から次に湧き出しては、強い風に吹き飛ばれていました。 

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あの氷河の上を歩くと思うとちょっと緊張しました。 

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強い力によって押し出されて海上に流れ出た流氷があちこちに浮かんでいました。ここは湖ですから潮流はないと思うのですが、風に吹かれてでしょうか、同じ方向に流れていました。 

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中にはこんな大きな流氷もあり、海面下には4倍くらいの塊があるとのことでしたので、クルーズ船がぶつかったらどうなるのかと心配になりました。そういえばライフジャケットも見当たらなかったし、きっと大丈夫なのでしょう。

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ダルマのM氏は、氷河が近づくにつれ、写真撮影のために甲板の先頭に立っていました。その足下にもとても熱心な外人の女性カメラマンが寒さを避けながらシャッターチャンスを狙っていました。 

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大きな氷山や小さな氷山が風によって陸に押し寄せられたのか、それとも崩落の後なのか。 

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クルーズ船が氷河の縁に接近しました。近くから見ると氷河の表面は平ではなく、ギザギザに亀裂が入っていて、どうやってここを歩くのかかなり緊張感が高まりました。氷河の表面が黒いのは氷河が汚れているわけではなく、強風によって周りの山肌が削られた土が付いたものでした。 

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クルーズ船は氷河の縁を通って、船着き場へと向かいました。ゴツゴツした岩場には、たくさんの人が待っていて、漂流したり島流しに遭った人が救助を待っているようにも見え、可笑しくなりました。どうやってこの岸壁に接岸するのか見物でした。 

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13:25 クルーズ船が接岸すると同時に、待ちかねた人たちが乗船を開始しました。 

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私たちは上陸し、これからの氷河トレッキングのスタート地点へと向かいました。ツアー仲間全員、期待と不安とが交錯していたようですが、緊張感の方がかなり強かったようです。

目前で間近に見た氷河は、平らな所はどこにもなくギザギザで、まったく想定外でしたので、どうやって歩くのかかなり不安になりました。

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2026年6月 6日 (土)

旅の記憶 パタゴニア物語 フィッツロイとロゴ

2016年2/14(日) ツアー12日目は、氷河クルーズと氷河トレッキングの予定でした。先ず、氷河クルーズのベースとなっているビエドマ湖へと向かいました。

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登山基地の町、てづくりビールの美味しい町、二連泊したチャルテンを去る日が来ました。新たな専用バスが迎えに来てくれました。 

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私たちは、快適な道を美しい景色を見ながら出発しました。 

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チャルテンを取り囲む山の峰は、強い日射しを受けてキラキラ輝いていました。 

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2日前にここからチャルテンの町に入りました。その時には雲がかかっていましたが、この日は青い空が思いっきり広がっていました。

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ここから眺めると、チャルテンの背後にはフィッツロイを頂点とするいくつかの山々が連なっていて、チャルテンをベースとして、いろいろなルートの山登りが楽しめそうでした。

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フィッツロイはビーグル号航海の時の船長の名前から付けられ、名峰と謳われていて、アウトドアブランド・パタゴニアのロゴマークのモチーフにもなっています。 

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そういえば、私が持っているリュック、ダウンジャケット、インナーダウン、防水ジャケットなどはパタゴニアブランドでした。それらは以前から持っていたもので、何となく気に入っていました。そのロゴマークのモチーフとなっている名峰を目の前に見ることができ、感慨深いものがありました。

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ホテルをバスで出発する時に小さく見えていたレンズ雲が、風が弱くなったせいでボンヤリと膨らんでしまったような中途半端な形で、飛行船のようにポカリポカリと浮かんでいました。

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バスは、再び真っ直ぐ続く気持ちのいい道を青空に向かって進みました。

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途中、新しい現地ガイドのカルロスさんが、甘酸っぱい木の実を食べさせてくれました。恰幅のいい、頼れるおじさんという感じのガイドさんでした。 

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ドライバーのシリーさんはとても陽気で、バスを降りたり乗ったりする度に、知っている片言日本語で語りかけてきました。アルゼンチンの人は底抜けに明るいようです。 

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バスは、山の中に入って行き、フィッツロイの裏側に回り込みました。チャルテンの町側から見るよりさらに峻険な峰が天に突き出ていました。フィッツロイは標高3375mと決して高い山ではありませんが、エベレスト登頂とほぼ同じ時期の1952年にフランス隊が初登頂したくらい難易度の高い山です。いかにも。 

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バスは、唐突に、山の中の静かな湖の畔に出ました。 

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この湖はビエマド湖、広さ約1100km2の巨大な湖です。琵琶湖が670km2ですから琵琶湖の2倍近くの広さです。

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湖の畔の桟橋には、クルーズ船がひっそりと待っていました。この湖の先に氷河があります。 

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クルーズ船の出航まで時間がありましたので、それぞれランチボックスで昼食をとりました。湖面は穏やかでノンビリとした時間でした。

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ツアー仲間から、食後のデザートにとチャルテンで勝ったというチェリーの差し入れがありました。とても美味しく、氷河トレッキングに向かう前の静かな一時を過ごしました。

名峰フィッツロイの姿を納得のゆくまで眺めました。 

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2026年6月 3日 (水)

旅の記憶 パタゴニア物語 てづくりビール

2016年2/13(土) フィッツロイを間近に見ようとハイキングに出かけたのですが、天気があまり良くなく、予想通りフィッツロイは雲の中、気勢が上がらないまま下山しましたが、気持ちは美味しいビールに向かって気もそぞろだったのです。

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ハイキングの時から、飲んべえのS氏と早く戻って美味しいビールを飲みたいねと言っていましたので、ホテルにリュックを置くやいなや旨いビール探しに出かけました。通りは小さなレストランや店が並んでいて、楽しい雰囲気でした。

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生ビールジョッキを看板に掲げていたビヤホールは、この町に着いた時から目を付けていたのですが、お目当ての店ではありませんでした。

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探していたてづくりビールの醸造所がようやく見つかりました。いかに、もこだわっていますという顎髭のおじさんがニッコリと微笑んで写真撮ってイイヨと言ってくれました。 

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てづくりビール飲ませるお店は、なかなか楽しそうなアウトドアテラスもありましたが、この日は曇り空でちょっと寒そうでした。

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飲んべえのS氏を先頭に、といっても二人きりでしたが、期待感でワクワクしながらも恐る恐るお店に入りました。 

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店内はとてもアットホームな感じで、あまり来たこともないよそ者(特に日本人は)に対して冷たい視線を向けられることもなく、ホッとしました。 

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先ずはお目当ての出来たててづくり生ビールで乾杯、幸せそうな顔をしています。この店は、飲んべえのS氏が仕入れてきた情報によるもので、パタゴニアに何年も通っている情報通が是非にと勧めてくれたそうです。持つべきものは情報通の友です。 

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隣のご夫婦もいかにもビール好きな雰囲気で、ニコニコして幸せそうな顔していました。ビールをお代わりしながらこちらをチラチラ見ていました。多分、ここのビールは旨いだろうとか、きっと自慢方々話もしたかったのだろうと思いましたし、こういう時は現地語がしゃべれないのは本当に残念です。 

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二杯目は、他のテーブルの人が飲んでいた黒ビールを指さしてオーダーしました。ウエイトレスさんも、はち切れそうな笑顔で、こちらもハッピーな気分になりました。

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黒ビールもコクがあって美味しく、ポップコーンをつまみに結局三杯目も黒ビールにしました。 

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他のテーブルでは乾杯したり。

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見知らぬ同士のカップルが写真を撮り合ったりして、とても和やかな雰囲気でした。 

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お名残惜しかったのですが、ほどほどに三杯で切り上げました。すっかりいい気分になりました。

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ホテルに戻ると、鎖に繋がれていないワンちゃんが、何となく近寄ってきました。

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ホテルに戻れば部屋は散らかし放題になっていました。翌日はこのホテルを出ることになっていましたので、夕食までの時間ボチボチと荷造りを始めました。 

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夕食のメニューは、野菜と肉のパイ包みでした。午後飲んだてづくりビールが効いていましたが、これはこれで美味しくいただきました。 

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デザートもそれなりに。 

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翌日の朝、この日はすっかりいい天気になっていて、気分爽快で目が覚めました。 

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この日は、出発が09:00とゆっくりでしたので、早朝散歩に出かけました。22ちょっとした高台にある、この町では最も大きいと思われるホテルというよりもロッジの後ろには青空が広がっていて、絶好の登山日和、ハイキング日和のようでした。 

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大きなリュックを背負った登山者が山に向かって行きました。

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仲良く手を繋いで楽しそうなカップルも。

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こちらは、真面目そうなお二人さん。 

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こちらは、かなり賑やかそうなグループ。

早朝からの、様々なスタイルの登山者やハイカーの姿を見ていると、このチャルテンが登山基地の町であることを実感しました。街並みはこじんまりとしているのですが、オシャレっぽく、何よりてづくりビールの美味しかったこと。ドイツ・ミュンヘンで飲んだ生ビール、フランスシャモニーで飲んだワイン、それらに比べてもとても美味しく感じました。そしてアットホームな雰囲気といい隣のご夫婦の幸せそうな顔やウエイトレスさんのはじける笑顔も素敵でした。思い出に残る町となりました。 

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