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2026年6月16日 (火)

パタゴニア物語 ロックオン氷河

2016年2/14(日) 初めての氷河トレッキング、ルートは危険な箇所が多く、慣れないアイゼンを装着しておっかなびっくり歩きましたのでかなり疲れました。もういいかなと思ったのですが、まだまだ終わりませんでした。 

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強い風によって削り取られた山肌の土によって表面が黒くなった氷河です。それでもブルーの色が浮き出ていて、美しい景色なのですが、進むにしても、ましてや近づいたら危ない道です。 

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何とかクレバスの近くに寄ることができる場所から覗き込んだのですが、深い場所は何ともいえない透明感がありながら濃いブルーになっていて、吸い込まれそうでした。 

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足下にばかり気をとられていたのですが、空を見上げると、クラゲのような形の雲が、フワーッと通り過ぎていきました。氷河の表面の冷えた空気が、風向きによって様々な雲を発生させていました。 

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横穴住居のような洞穴があり、その先の向こう側は明るくなっていてトンネル状になっていました。興味津々で眺めていたら、ガイドさんが一声、 レッツゴー! と。

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私たちは、 エェッー! といいながらも、すっかりアドベンチャー気分になって入って行きました。中は、透明感のあるキラキラしたブルーの壁一面で、神秘的なのですが、足下には冷たい水が流れていて、壁もツルツルで手掛かりがなく滑りやすく、バランスをとるのが難しく、短い距離でしたがビッショリと汗をかいてしまいました。 

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全員無事に氷河のトンネルを抜けて、地底から這い上がるような感じで、傾斜のきついスロープを上りました。 

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山肌の土が少ないところで、ガイドさんが綺麗な氷を分けてくれましたので、持参したウィスキーでオンザロックを。氷がプチプチと音を立て、スッキリとした飲み口でした。 

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ガイドさんたちもウィスキーを飲みたいということで、お裾分けしました。かなり度数が強く感じたようでビックリしていました。 

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ヘルメットを被っているグループは、氷河の壁をよじ登るアイスクライミングをしている人たちでした。4050mの氷の壁をよじ登ったり降りたりしていました。 

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船着き場に戻る途中、氷河が音もなく海へと崩落していました。パタゴニアで最大規模の長さ70kmの氷河の先端です。ここでその命を終えていました。 

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16:26 クルージング船が迎えに来ました。上陸(13:25)してから3時間の氷河トレッキングでした。 

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帰りは、朝から上陸していたガイドさんたちやスタッフの皆さんも乗り込みましたので、椅子に座りきれませんでしたが、好天に恵まれ、氷河トレッキングを堪能しましたのでとても賑やかでした。 

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私たちには、添乗員のHitomiさんから五目おにぎり、カリカリ梅、茎ワカメなどの差し入れがあり、とても美味しくいただきました。 

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氷河から流れ出した流氷が漂っていて、すっかり見慣れた光景となりました。それにしても、どの流氷もきれいなブルーなのが不思議でした。 

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陽射しは暖かく、風は心地よく、ダイビングを終えた後のような爽快な気分でした。

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船着き場に着き、お世話になったスタッフの皆さんとお別れでした。

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バスが待っていて、楽しみにしていた氷河トレッキングは事故もなく、無事に終了しました。

氷河の上を歩くという初めての経験は、映画やTVなどで見た例えば南極とはまるで違う世界でした。平坦なところのないクレバスだらけのルート、氷河のトンネルなど、どちらかというと、エベレストの裾野のアイスフォール地帯のようなものでした。気の遠くなるような長い時を経て作られた氷河も、長く続くその先端が絶え間なく海に押し出され、流氷となっていました。一時も留まることのない自然の営みはとても厳かなものでした。 

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