旅の記憶 パタゴニア物語 フィッツロイとロゴ
2016年2/14(日) ツアー12日目は、氷河クルーズと氷河トレッキングの予定でした。先ず、氷河クルーズのベースとなっているビエドマ湖へと向かいました。
登山基地の町、てづくりビールの美味しい町、二連泊したチャルテンを去る日が来ました。新たな専用バスが迎えに来てくれました。
私たちは、快適な道を美しい景色を見ながら出発しました。
チャルテンを取り囲む山の峰は、強い日射しを受けてキラキラ輝いていました。
2日前にここからチャルテンの町に入りました。その時には雲がかかっていましたが、この日は青い空が思いっきり広がっていました。
ここから眺めると、チャルテンの背後にはフィッツロイを頂点とするいくつかの山々が連なっていて、チャルテンをベースとして、いろいろなルートの山登りが楽しめそうでした。
フィッツロイはビーグル号航海の時の船長の名前から付けられ、名峰と謳われていて、アウトドアブランド・パタゴニアのロゴマークのモチーフにもなっています。
そういえば、私が持っているリュック、ダウンジャケット、インナーダウン、防水ジャケットなどはパタゴニアブランドでした。それらは以前から持っていたもので、何となく気に入っていました。そのロゴマークのモチーフとなっている名峰を目の前に見ることができ、感慨深いものがありました。
ホテルをバスで出発する時に小さく見えていたレンズ雲が、風が弱くなったせいでボンヤリと膨らんでしまったような中途半端な形で、飛行船のようにポカリポカリと浮かんでいました。
バスは、再び真っ直ぐ続く気持ちのいい道を青空に向かって進みました。
途中、新しい現地ガイドのカルロスさんが、甘酸っぱい木の実を食べさせてくれました。恰幅のいい、頼れるおじさんという感じのガイドさんでした。
ドライバーのシリーさんはとても陽気で、バスを降りたり乗ったりする度に、知っている片言日本語で語りかけてきました。アルゼンチンの人は底抜けに明るいようです。
バスは、山の中に入って行き、フィッツロイの裏側に回り込みました。チャルテンの町側から見るよりさらに峻険な峰が天に突き出ていました。フィッツロイは標高3375mと決して高い山ではありませんが、エベレスト登頂とほぼ同じ時期の1952年にフランス隊が初登頂したくらい難易度の高い山です。いかにも。
バスは、唐突に、山の中の静かな湖の畔に出ました。
この湖はビエマド湖、広さ約1100km2の巨大な湖です。琵琶湖が670km2ですから琵琶湖の2倍近くの広さです。
湖の畔の桟橋には、クルーズ船がひっそりと待っていました。この湖の先に氷河があります。
クルーズ船の出航まで時間がありましたので、それぞれランチボックスで昼食をとりました。湖面は穏やかでノンビリとした時間でした。
ツアー仲間から、食後のデザートにとチャルテンで勝ったというチェリーの差し入れがありました。とても美味しく、氷河トレッキングに向かう前の静かな一時を過ごしました。
名峰フィッツロイの姿を納得のゆくまで眺めました。
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